ディスディスブログ

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「美濃権太」って誰?鈴愛と律の喧嘩はどちらの意見も正しいように思います - 朝ドラ『半分、青い。』47話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月25日放送の47話で美濃権太のことで鈴愛と律が喧嘩をしていました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第8週「助けたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年5月21日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第8週「助けたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京で、時代は1990年(平成2年)です。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町の梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

 

鈴愛は1990年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

第6週から鈴愛がこのティンカーベルの雑用係「メシアシ」として働いていましたが、第7週で秋風のネーム原稿をゴミと間違えて捨ててしまい、秋風の逆鱗に触れ解雇されました。

 

律は、上京後住んでいるマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。

 

 

律と菱本の急接近?

秋風羽織は、5年前に癌を患っていて、手術をして回復をしたものの、もしかしたら再発をしたのではないかと、秘書の菱本さんは考えています。

律に慰められている菱本を鈴愛が目の当たりにして「ふぎょぎょ」となりましたが、菱本が秋風の置き手紙を見せて鈴愛の誤解を解こうとしています。

律は鈴愛とはそういう間柄ではないと否定していましたが、菱本さんの耳に届いているかはよくわかりません。

鈴愛は律と菱本の急接近(に見えたこと)に驚き、何のためにこの場に来たのかを忘れましたが、秋風の少し旅に出るという手紙を見て、目的を思い出しました。

その直前に母・晴子から、岐阜東美濃梟町梟商店街にある鈴愛の実家「つくし食堂」に秋風が来ている、と電話で報告を受けていたことを伝えようとしたのでした。

その晴子さんは、律の母・和子さんたちふくろう商店街の面々に、秋風が見せに来てじいちゃんの五平餅を食べているなどと言いふらしていて、噂はまたたく間に広がっています。

鈴愛の口は羽根より軽い、これは母譲りだったということ。

 

 

秋風を救おう

秋風が最近、サイン会を開きたいと言っていたり、新規の仕事をキャンセルしたり、鈴愛を迎えに来たり、鈴愛たちに漫画を教えたり、そういうことをしている理由は、ガンの再発がわかって死に支度をしているからではないか、菱本さんはそう考えています。

先生はまだ生きとる、何とかなるかもしれん、と秋風に生きていて欲しいと願う鈴愛、ボクテやユーコにも秋風の病気の話をし、皆でガンのことを調べて勉強し、秋風を救うためのことなら何でもしようと早速動き始めました。

アシスタントでお金を出し合って、ガンに関連した書籍を買おうとか、そういうことをするなら国会図書館などへ行って調べた方が手っ取り早いんじゃないかとか。

当時はスマホはもちろんパソコンも一般家庭に普及していない時代ですからね。インターネットで検索をかけて……とはいかないのです。

 

 

秋風と菱本の関係が明らかに?

鈴愛が秋風と菱本の関係、2人はどういう間柄なのかが気になり、ボクテとユーコに聞いていました。

事情通のボクテが言ったところではこうです。

 

あまり男っ気もなく優秀な成績でお茶の水女子大を(首席で)卒業し、難関を勝ち抜いて出版大手「散英社(さんえいしゃ、モデルは集英社?)」に入社します。

その美貌で一瞬は注目されるも、その性格とラブリーすぎるファッションが男たちを遠ざけました。

そんな菱本でしたが、あるときやっと恋に落ちます。

御年27歳、遅すぎるデビューです。

 

(このときのBGMは『金曜日の妻たちへ』のテーマソング「恋に落ちて」。小林明子さん)

 

そしてその相手は寄りにもよって妻子持ちです。

世に言う「不倫」という奴でございます。

土曜の夜と日曜のあなたが欲しい奴です。

妻子持ちの相手は編集長でした。

そしてその密やかな恋が明るみになると同時に、自分の出世のために手のひらを返しました。

不倫相手はクズ中のクズ、キングオブクズだったのです。

会社に居づらくなった菱本を救ったのが、その頃菱本が担当していた中堅漫画家の秋風羽織だったという訳です。

その後、秋風は押しも押されもせぬ巨匠漫画家となる訳ですが、秋風が売れたのはやはり菱本のマネージメント能力によるところも大きい、と言われています。

 

いつだって不倫は主婦の憧れです

 

というナレーションがありました。

朝から失言、とも。

今の御時世やばいですね、これは……。

でもまぁ芸能界でもそういう話題は事欠かないくらい出てきますから、言う通りなのでしょう。

ナレーションでは相手の男性をキングオブクズと言っていましたけど、結婚している相手とそういうことをしている菱本さんも結構なクズではないかと思うので、お互い様ではなかろうかという印象です。

 

 

あまり時間がない

東京に帰ってきた秋風、菱本さんに「さるぼぼ」の土産を手渡します。

菱本さんはさるぼぼを抱えながら、病気が再発したのかと尋ねます。

「黙っていて済まなかった。だが菱本くん、私にはプランがある。私の名作たちはこの世に残るだろう。ただそれだけで足りない。私は私自身を残したい。だから弟子を取ろうと思った」

「漫画というものを真に理解するのは漫画を描かんとする者だ」

「妻も持たず家庭も持たず、仕事一本でやってきたが、私は私を、作品以外で残したいんだ。私亡き後も、彼らのテクニックとなって残るとすれば、こんなに嬉しいことはない」

「とにかくあまりもう時間がない。協力してくれ」

死を覚悟しているようでした……。

 

 

鈴愛と律の喧嘩

鈴愛と律が初めてというくらい、喧嘩をしました。

原因は秋風の病気です。

鈴愛はボクテたちと一緒にガンについて調べるだけでなく、実家に連絡をして秋風のガンのことを伝えて、身体に良いものを送らせようとしていました。

それを知った律は鈴愛を制するのです。

何でそんなべらべらしゃべるのか、秋風先生が他人に知られることを望んでいるのか、了承を得てやっているのかと。

しかし、鈴愛はそれを理解できませんし納得できません。

自分が「ムンプス難聴」により左耳を失聴したときも、律を始め家族以外の皆にも情報をオープンにして、皆に支えられた経験があるものですから、秋風も同じように病気のことを隠さず皆に知らせて、皆で彼を支えようとしているのです。

律は人に知られたくないことくらい誰だってあるだろう、話してしまうことで人を傷つけてしまうことを考えたことがないのかと言うのですが、鈴愛にはないのでしょう、わからないのですね。

 

 

美濃権太

秋風は無駄な税金は1円も支払いたくない人間なので、何でも領収書をもらっています。

菱本さんはそこに着眼し、ガンを診察した形跡がないかを調べたのですが、一つも見つかりませんでした。

最近だと歯科医の領収書がありました。

領収書に書かれた名前は「美濃権太(みの・ごんた)」とあります。

どうやら秋風羽織の本名は「美濃権太」だそう……。

菱本さんの他、鈴愛と律はもちろんのこと、ボクテもユーコも秋風の本名を知らなかったようで驚いていました。

 

 

おわりに

今回の律と鈴愛の喧嘩に関して、私はよくわからないです。

律も間違っていないと思いますし、鈴愛も間違っていないと思います。

正解なんてないことかもしれないけれど、秋風の意見を聞いてから動いた方が良かったかもしれません。

難聴だって大変なことかもしれないですけど、ガンは発見や対処が遅れれば生命に直結する病気ですし、律が言うとおり秋風は世間に名の知られた存在ですから、よりデリケートに捉えた方が良いでしょう。

自分が過去と照らし合わせて動く、自分が生きてもらいたいから動く、それだけでは人によっては一方通行で身勝手な言動に映りそうです。

皆が皆、自分と同じ価値観ではないので。

そういう意味では律の言う方が正しいように感じられます。

ただ、できるだけ多くの人から情報やサポートを募ってできる限りのことをする、その方が解決が早いケースも少なからずあるでしょう。

そういう意味では鈴愛の言っていることも決して間違っていないとも感じられます。

難しい。

 

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