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鈴愛とユーコの喧嘩!ユーコが鈴愛を気に食わない理由は嫉妬でしょうか? - 朝ドラ『半分、青い。』38話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月15日放送の38話で鈴愛とユーコの女の闘いが勃発していました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第7週「謝りたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年5月14日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第7週「謝りたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町です。

時代は1989年(平成元年)から1990年(平成2年)になりました。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真店」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も鈴愛たちの小学生時代ほどではないですけど、ちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

第6週から鈴愛がこのティンカーベルの「メシアシ」として働いています。

メシアシとは飯アシスタントの略で、ご飯を作るなど雑用をするだけに雇われたアシスタントのことです。

鈴愛本人は普通のアシスタントとして雇われていると思っていて、今雑用をしているのはいつかペンを持たせてもらう前の下積み段階だからだと思っているようです。

 

 

ナポリタンと犬

律は、同じ「セイホク大学」の1年生で同じマンションに住む、友だちの「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」の紹介で岐阜の梟商店街にあった「喫茶ともしび」にそっくりな「喫茶おもいで」へご飯を食べに行きました。

 

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先客に秋風羽織も来ていて、秋風のすぐ後ろのテーブルに律と朝井が座って、「ナポリタン」を注文していました。

律はクリームソーダも頼んでいた様子。

出てきたナポリタンは、鉄板?の上にスクランブルエッグ的な卵が敷かれ、そのうえにナポリタンが乗っているタイプでした。

東京ではちょっと珍しいタイプかもしれないです。

いわゆる昔ながらの純喫茶に出てくるナポリタンは、そういう鉄板や卵などが使われないごくベーシックなものの印象があるので。

そこで朝井がいかに自分がモテているかなどを話していました。

その様子に耳を傾けていたのは秋風で、手元にあったスプーンをかざして、その反射を利用して律の顔を見てみようとしたり、2人の会話をメモったりしています。

漫画のネタにしようとしているのでしょう。

 

また、律が高校の受験日に交通事故に遭った犬を見つけて、それが理由で受験できなかったそのエピソード、実は朝井も絡んでいたようです。

律は犬を助けようとして病院に連れて行っていましたが、律の前に車に轢かれた犬を見つけて歩道まで運びマフラーをかけてやったのが朝井だったのでした。

できすぎエピソードでちょっとあれですけど、まぁ……。

 

ちなみに、この時点で秋風は律のことを律だと気がついていませんし、律も秋風に気がついていません。

ていうか秋風は人の名前も顔もすぐに忘れる人みたいですから、かつて鈴愛と一度会っていたことを覚えているか怪しいでしょうし、例え律の顔を見てもすぐには思い出せないでしょう。

五平餅と言えば思い出すかも知れません。

いや、五平餅と一緒にいた『ベニスに死す』のタジオだと言わなければ思い出せないかも知れません。

 

 

鈴愛とユーコの喧嘩

一方、秋風のアシスタントとして生きるか死ぬかの瀬戸際にいる鈴愛は、秋風から原稿1コマの「カケアミ」を依頼されています。

カケアミとは背景や陰影を付けるときにに使う「#」のような格子状に描く模様です。

メシアシをしながらもボクテに教わるなどして毎日のようにカケアミの練習をして、上達をしていっています。

ボクテや、ベテランアシの「中野(演:河井克夫)」と「野方(演:猫田直)」からも上手く描けていると一定の評価を得るまで至っているようです。

が、1人、ユーコだけは相変わらず鈴愛に一切関わらないようにしています。

 

ある晩、ユーコが珍しく鈴愛に話しかけてきました。

その前に下宿に鈴愛の母・晴子さんから電話がかかってきて、鈴愛がおらずユーコが電話に出て応対をしていたので、その報告をしたことがきっかけです。

カケアミの練習をしている鈴愛にユーコは、これはチャンスではなく秋風が鈴愛を辞めさせる引導を渡すための口実作りだと言います。

実際はどうかわからないけど、自分なら前者ではなく後者だと思う、前者と受け取れる鈴愛は「お気楽だよねぇ」と嫌味たらしく言い放ちます。

 

「いつだって誰かが自分を助けてくれると思ってる」

「何とかなる、人が支えてくれると思ってまず手を挙げる」

『私、できます!』

「そしてその場で一番、押されると弱そうなボクテを味方につける」

「ちょっと可愛いから、恵まれて育ってきたんだね?」

「この世界でやってける気ぃしないけど」

 

鈴愛は「恵まれてない」と反論します。

左耳が聞こえないし、小学校のときにいじめられたりもしたと。

しかしそれに対してユーコは……

 

「だから余計、甘やかされたんじゃない?」

 

そういって場から去ろうとするユーコ、それを見た鈴愛が「言いたいことだけ言ってくな!!」と言って、最近話題のアメフトよろしく、背後からユーコを突き飛ばしました。

そこからはキャットファイト……でしたが、喧嘩の途中から様子を窺っていたボクテによってすぐに止められています。

 

部屋に戻った鈴愛、ユーコに痛いところを突かれたと感じています。

身に覚えがあるから。

そして、いつも持っていたキャンバスのショルダーバッグから「マグマ大使の笛」を取り出して、それを吹いて律の助けを求めます。

でもそれこそが恵まれて育ってきた証拠ですし、甘やかされたことの証拠でもあるのです……。

 

 

おわりに

夜中にマグマ大使の笛を吹いていたこともそうですけど、鈴愛はちょっと空気を読めないところがあります。

それは家族、律や菜生やブッチャーといった友だち、商店街の人たちの理解があって成り立っていたことであって、今の鈴愛はそういった子どもの頃から自分を知っている理解者が一人もいない世界に飛び込んでいます。

それを今回、誰より鈴愛が痛切に感じたのではないでしょうか。

 

翻ってユーコのことを考えると、親からも心配の電話がかかってこないみたいですし、仕事でもボクテたちと仲良くする様子は見られないですし、親や周囲から愛情を受けて育ってこなかったのだろうと思います。

ユーコは家族から愛されていて、ボクテを始めとした周囲とすぐに仲良くなっている鈴愛が眩しいのですね。

羨ましいから突っかかってしまうのでしょう。

 

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