ディスディスブログ

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律の母・和子は「空の巣症候群」?鈴愛はユーコとすんなり仲直りしてスクールペンをもらってカケアミを完成させました - 朝ドラ『半分、青い。』39話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月16日放送の39話でついに鈴愛と律が東京で再会しました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第7週「謝りたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年5月14日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第7週「謝りたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町です。

時代は1989年(平成元年)から1990年(平成2年)になりました。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真店」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も鈴愛たちの小学生時代ほどではないですけど、ちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

第6週から鈴愛がこのティンカーベルの「メシアシ」として働いています。

メシアシとは飯アシスタントの略で、ご飯を作るなど雑用をするだけに雇われたアシスタントのことです。

鈴愛本人は普通のアシスタントとして雇われていると思っていて、今雑用をしているのはいつかペンを持たせてもらう前の下積み段階だからだと思っているようです。

 

 

ユーコと毒親

38話で鈴愛は若手アシスタントのユーコと大喧嘩をしました。

耳が聞こえないことを理由に、意識的無意識的に色々な人に甘えてきたし甘やかされてきた、というユーコの指摘は鈴愛には痛かったのですね。

意図したものかは別として、これまで「マグマ大使の笛」で律を読んでいたことも、ティンカーベルで同じ若手アシのボクテに頼ってしまうのも、ある意味でユーコの言うとおりだったのです。図星。

そのとおりではあるものの、黙って聞いている鈴愛でもありませんから、言いたいことだけ言うなと喧嘩をしてしまったのでした。

 

39話は喧嘩の翌日でしょうか、スタジオでは鈴愛とユーコは仲直りをしていました。

案外呆気なかったです。

朝、スタジオに鈴愛が行くと既にユーコが居て、どこかに電話をかけていました。

ユーコは敬語で話していたのですが、相手は実家の母親だったようです。

母親相手に敬語、そこから感じ取れることが幾つかありますね。

 

「できれば何も話したくない」という母親と、ユーコは何を話していたのでしょう?

電話をした理由は「そろそろ半袖着たいし」でした。

鈴愛は母親と上手くいっていない=継母なのかと思っていましたが、ユーコはそれを聞くと鼻で笑うように「あなたの頭ってお花畑なんだね」と嫌味を言っていました。

今回は取っ組み合いの喧嘩にはいたらず。

 

ナレーションによると、ユーコは家は東京の世田谷だそうで、いわゆる「お嬢様」でした。

親と上手くいっていない理由は「毒親」だからのようです。

 

毒親(どくおや、英:toxic parents)とは、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。学術用語ではない。母の場合は毒母(どくはは、どくぼ)、毒ママ(どくママ)[1]、父の場合は毒父(どくちち、どくふ)[2]等と称されている。

- 毒親 - Wikipedia

毒親のWikipediaにはこのように書かれています。

とまぁ上手くいっていないことはよく分かりました。

 

 

ユーコと仲直り

同じ日か別の日かわかりませんが、鈴愛は秋風羽織に指示され船の資料写真を撮ってきました。

ところが鈴愛が撮ってきたものは、秋風の要望した「フォルムの美しいクルージング船『ホワイエ』」ではなく、「海賊船『アドベンチャースカル号』」でした。海賊船。

秋風はご立腹で鈴愛に怒鳴りましたが、菱本さんのナイスなフォローにより事なきを得……ていたかはわからないですが、撮り直しに行くことはなく済みそうでした。

 

「このピンクの海賊船・アドベンチャースカル号は、若い女性に大変人気があります」「(え、そうなの?)はい。よって、登場人物はこれに乗ってデートというのも考えようによっては今を捉えていると言いますか」

という菱本さんのナイスフォローでした。

 

でも実は、鈴愛はホワイエが港に停泊していないとわかった段階で、スタジオに確認の電話をかけていました。

菱本は仕事で電話をしていたため応対できず、ユーコが代わりに鈴愛に「え、ピンクの海賊船来た? それすごいレアな奴だ。女子皆好き。それでいいよ、それが」と言って撮影を許可していたのですね。

鈴愛はユーコの言葉を真に受けて、海賊船を撮って帰ってきたことで秋風の怒りを買ってしまったのでした。

しかし、鈴愛は怒られても一切言い訳をせず、ユーコの「ユ」の字も出さずにいたことで、ユーコの気持ちは傾いたようです。

 

後に、鈴愛が秋風から受けていた仕事「カケアミ」の本番原稿に着手しようとしたときに、普段鈴愛が使っていた「丸ペン」ではなく「スクールペン」の方が線を引くのには良いから、と自分の持っていたスクールペンを1本、鈴愛にプレゼントしていました。

海賊船の件の罪滅ぼしと、喧嘩をしたことの謝罪の意味が含まれていたと思われます。

 

「私さ、人からあまり優しくされたことないから、優しくするのも慣れてないんだ。でも、やってみると意外と気持ちよかったりして……」

「昨日、喧嘩ごめんね。なんか、やっかんじゃった……」

 

それで2人は仲直りをし、距離もずいぶんと縮まったようでした。

鈴愛とユーコは同い年で、しかも同期?みたいですから、ユーコは自分のことを「さん付け」しなくていいと言い、呼び捨てで呼び合う仲になっています。

 

 

ペン「スクールペン」とは?

tachikawa-net.jp

 

『立川ピン製作所』さんのスクールペンのページを拝見したところ、「線の強弱がなく、細めの均一な線がかけるペン先です」と書かれていました。

 

タチカワ 新ペン先 スクールG ブラック 線幅0.2?0.5mm

こちらがスクールペンのようです。

ユーコも「『スクールペン』ってのがあるの。線が安定する」と言っていて、鈴愛が描いてみたら実際真っ直ぐに線が引けるようでした。

丸ペンやGペンは線の強弱は付けやすいですけど、一定の太さの線を引くには技術が必要であって、安定させたいのであればスクールペンを使った方が容易いということでしょうか。

Gペンや丸ペンはペン先が広がる、スクールペンは広がらないということ?

 

 

カケアミを描くポイント

「たかがカケアミ、されどカケアミ。基本、フリーハンドで平行線が描ければ誰でもできる、と言われているカケアミ」

「皆さんもやってみて。ポイントは白紙をバランス良く線で埋めること。奥が深い」「

「これで漫画家としてのセンスがあるかないかまで見抜けると言われています」

とナレーションで言われていました。

私も、カケアミという単語を知らずに漫画を見ながら真似をしたことがありますけど、確かにそれでどこまで埋めるのか、グラデーションを付ける具合を含めて、人によって違いが生まれそうな感じはしますね。

私はボールペンや鉛筆でしかやったことがないですから、インクを付けたペンでとなると難易度は跳ね上がりそうです。

 

 

和子さんは空の巣症候群

50歳前からのココカラ手帖 (Sanctuary books)

 

鈴愛の幼馴染みの律は、「セイホク大学」に通うために上京してマンションで一人暮らしを始めました。

 

空の巣症候群(からのすしょうこうぐん、Empty nest syndrome)は、子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの女性が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である[1]。子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこのように呼ばれる[2][3]。

- 空の巣症候群 - Wikipedia

空の巣症候群のWikipediaにはこのように書かれています。

その律の母親・和子さんは今、この空の巣症候群のようなものにかかっているようで、岐阜の梟町で淋しい気持ちに苛まれていて元気がありません。

同じような境遇の晴子さんと2人で寂しさを共有しています。

私は子どもがいないのであれですが、20年近くもずっと一緒にいた我が子が巣立つことは、それは頼もしいことではあるのでしょうけれど、親にとって子はいつまでも子だと言うように、寂しいものでもあるのですね。

子の親離れと親の子離れ。

 

 

鈴愛と律の再会

徹夜でカケアミを完成させた鈴愛は、秋風に見てもらうために部屋に呼びに行きましたが、部屋にはいませんでした。

菱本さんがネームで外出したのではないかと言うので、地図?をもらってその先に行くと、そこは「喫茶おもいで」でした。

「おもいで」は律が同じマンションに住む、友だちの「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」に誘われて行ってナポリタンを貯めていた場所です。

そのとき、「おもいで」には女の子とデートに来ていた律もいて、そこに鈴愛が入ってきました。

久しぶりの再会ですが……バツが悪い。

 

 

おわりに

ちなみに律は、大学で弓道を始めています。朝井も律に付き合っています。

やはり大学で運命の人「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と再会することになりそうです。

そして鈴愛は朝井に惚れられると。

 

ユーコはもっと根が深いものがあって、しばらく引きずるかと思っていましたけど、すんなりと仲が良くなっていました。

私は陰険なイジメのシーンなどを見ると、自分のことのように心が痛くなってしまい見られない性格・性質の持ち主です。

イジメシーンなどは見ないか、見るとしても音声を消して見ています。

ですから、今回すんなり仲直りをしたことは若干拍子抜けをしつつも、かなりありがたかったです。

ホッとしました。

 

鈴愛と秋風の距離感も縮まった、というか鈴愛が秋風の扱い方を理解し始めた感もあって、徐々に鈴愛のペースになりそうですね。

 

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