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風太が京都を出た理由は何でしょうか?リリコは藤吉を奪おうとするのかも気になります - 朝ドラ『わろてんか』51話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年11月29日放送の51話は落語「堪忍袋」の話が出てきました。風太の行動の不審です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第9週「女のかんにん袋」

www.nhk.or.jp

 

2017年11月27日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第9週「女のかんにん袋」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は48話終盤から大正3年(1914年)に移っています。本作のヒロイン「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は、「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と結婚をして北村姓「北村てん」となり、「隼也(じゅんや、しゅんや?)」という名前の男の子もいます。

現在「てん」は大阪・天神にある寄席小屋「風鳥亭(ふうちょうてい)」の「御寮人さん(ごりょんさん)」として家事と育児と仕事で忙しい毎日を贈っています。先代の御寮人さん「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」は48話でアメリカへと旅立ちました。何やらやりたいことがあるそうで、何をしているのかは後々わかるのでしょう。

現在は夫婦と、「てん」の実家「藤岡屋」の女中であった「トキ(演:徳永えり)」、元席主の「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」、藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」や「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」、「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」、「アサリ(演:前野朋哉)」は芸人として舞台に出つつも小屋での仕事もこなしてくれています。

 

 

寄席小屋2店目出店へ

現在の「風鳥亭」は盛況のようで、「てん」たちは大忙しです。席主(亭主)の藤吉は元僧侶の太夫元(芸能事務所のようなもの)「寺ギン(てら・ぎん、演:兵動大樹)」からの取り分を、これまでの4分よりも多くもらえるようにしたいのですが交渉の力関係は未だ寺ギンの方が上らしく、別の手として店舗を増やすことを考えています。

これには「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」の入れ知恵があったかと思います。「てん」は「風鳥亭」だけでも手一杯なのにこれ以上は難しいと思いながらも、籐吉を止めることはしません。「風鳥亭」は従業員を増やしていますが……啄子さんが居てくれればと思わずにいられません。

隼也の初節句のために兜を買ってくる約束をしても、藤吉は新しい寄席小屋のことで頭がいっぱいのようで、度々忘れてしまいます。家庭を顧みない夫に「てん」は不満を募らせています。

 

 

風太が大阪に居座る

「てん」の従兄で藤岡屋の手代であった「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が49話だったでしょうか、「風鳥亭」を訪れていてそれ以来、理由を説明することなく51話現在も大阪に居座っています。

藤吉が兜をなかなか買ってこない、夜遅く酔っ払って帰ってくる、酔いが回ったのか「てん」が用意した夕飯を食卓から落とすなどの行為を目の当たりにして、堪忍袋の緒が切れたのか、風太は怒鳴っていました。相変わらずこの2人は反りが合わないです。

トキや「リリコ(演:広瀬アリス)」は、なかなか京都に帰らないし滞在の理由も帰らない理由もはっきりと言わない風太を訝しんでいます。

風太はどうして京都を出てきたのでしょうか? 「藤岡屋」を辞めたのだと思いますけど、何が起こったのでしょう? 結婚はできないものの、好きな「てん」のために一生支えて行こうと思っているのでしょうか。トキとデキそうですけどね。

その風太は51話で、事もあろうか寺ギンに気に入られていて、彼の家に厄介になっていることが明らかになりました。経緯は定かではありません。

 

 

リリコが女義太夫を辞めた?

50話ラストでリリコが「風鳥亭」に客として訪れていました。リリコは傾奇者のような派手な和装ではなく洋装の出で立ち。髪型も日本髪ではありません。

51話でリリコは藤吉たちに女義太夫で大阪に戻ってきたと言います。「人気が出たらあちこちから焼き餅を妬かれた。大阪の訛りが気に入らないといじめられたり、師匠にもえらい不義理をしたから、二度と高座で義太夫を語られない」と。女義太夫を辞めて、しばらくは大阪でのんびりすると、長屋暮らしに戻るつもりです。

藤吉はそんなリリコに「風鳥亭」で「隼也」の世話をしてもらうことにしました。「てん」には何も話さずに一方的に決めています……新たな火種。

 

 

落語「堪忍袋」

このように今週に入ってからの藤吉は「てん」と話をつけずに自分勝手にどんどんと物事を決めていっています。寄席小屋を広げることとリリコのこと。それに加えて、隼也(と自分)もほっぽらかしにしていると「てん」は感じています。藤吉本人は家族のためにと頑張っているつもりなのでしょうけど……。

「てん」がリリコに愚痴を話したところ、リリコは落語の「堪忍袋(かんにんぶくろ)」の話をし始めました。喧嘩が絶えない夫婦が面と向かって愚痴を言えない代わりに、袋に色んな不満をぶちまける話です。王様の耳はロバの耳的な。「てん」に巾着を手渡してあんたもやったら良いと勧めるリリコ、トキも乗り気です。「てん」はリリコの勧めるままに巾着袋に不満をぶち撒けていました。

 

六が袋をひったくった拍子に袋の緒が切れ、中から「喧嘩」がいっぺんに飛び出してきた。

堪忍袋 - Wikipedia

堪忍袋のWikipediaにはこのように書かれています。引用はオチの部分ですね。まさに堪忍袋の緒が切れたと。

 

 

おわりに

「てん」の堪忍袋の緒が切れるまでそう時間はかからないと思われます。これまで「てん」たちは夫婦喧嘩らしい喧嘩をしたことがないと思いますので、どのような描写になるのか気になります。その間隙を縫ってリリコが藤吉に迫るのか……? 風太が出てきた理由も気になりますね。

トキと風太とリリコが大阪に出てきた(戻ってきた)ことで、物語の役者がようやく揃った感じがします。ここからの盛り上がりに期待したいです。

 

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