毎週土曜日朝にEテレで放送されている『ノージーのひらめき工房』が面白いです。今更ですけど。
Eテレ『ノージーのひらめき工房』
Eテレで放送されている教養番組『ノージーのひらめき工房』を最近になってようやく視聴しました。これがまたとても面白いです。
「ひらめき」が自分らしい作品をつくる!――工作遊びを通して自分なりのアイディアや美意識を発見する番組です。結果ではなく、発想のプロセスを大事にしています。マニュアルに沿って上手に作れるかどうかは問いません。「見る」「感じる」「考える」「試す」といった過程に寄りそっていきます。
『ノージーのひらめき工房』の番組内容についてはこのように書かれていました。
引用部の説明文からもわかるように、子供たちが工作をする番組で、作った結果が綺麗にできているか恰好良くできているかなどよりも、子どもたちが見て感じて考えて手を動かすことにフォーカスが当てられています。子どもたちのヒラメキを大切にするということですね。
放送時間
『ノージーのひらめき工房』の放送時間は、毎週土曜日の07:30-07:45の15分間です。
毎週月曜日の10:00-10:15と、水曜日の15:45-16:00に再放送があります。本放送を見逃しても2回チャンスがありますし、本放送を観たけどもう一度二度子どもに遊んでもらいたい場合も良いですね。幼稚園や保育園、小学校の図工の授業にも良さそう。
登場人物
『ノージーのひらめき工房』の登場人物です。
まず「ノージー」。太陽のようなヒマワリのような頭部をしたキャラクターです。何かにひらめくと目に星が現れ、自身もひらめきを表しているのでしょう、ひらめきの妖精だそうです。声は「古城望(こじょう・のぞみ)」さん。
次に「クラフトおじさん」です。紙をクシャクシャとしただけの頭に、針金のメガネと目と鼻、口ひげがついているキャラクターです。頭部だけですか、で口をパクパクさせる人形(人形ではない)。ノージーやシナプー(後述)の先生やお父さん(お爺さん?)的な役割です。声は「西脇保(にしわき・たもつ)」さん。
人形操演は「古市次靖」さんと「山田はるか」さんの名前がクレジットにあります。クラフトおじさんを動かしている人でしょう。
そしてある意味で番組の主役は「シナプー」たちです。現在8人いるのでしょうか、ひらめき工房に遊びにくる妖精です。毎回ノージーと一緒に楽しく工作をしています。
シナプーはシナプスが元になった造語と思われます。シナプス - WikipediaのWikipediaを貼っておきましょう。
このシナプーの子どもたちの格好が可愛いですよね。頭に雨粒のように頭に一つ角が伸びている被り物を被っていて、口にはクラフトおじさんのような口ひげが付いています。なぜヒゲ?となりますけど、子どもたちはヒゲをつけると喜びそうですから、しているのかなと受け取っています。全員集合の「ヒゲダンス」的な。
シナプーは皆元気ですけど、「ユマ・キャストン」ちゃんという女の子のはっちゃけっぷりが中でも際立っています。表情も豊かで可愛らしいです。
他、「タノチーミー」というキャラクターもいて、幼稚園や保育所などに出かけて園児たちと工作をしています。中の人は「チーミー」さんという方です。
OPとEDが秀逸
オープニングテーマもエンディングテーマも曲がとても良いです。秀逸。
両タイトルともクレジットに表記されていないです。音楽は前述のチーミーさんと書かれていたので、OPやEDなどの楽曲を手がけているみたいです。
特にEDが素晴らしく、「つぎは きみのばんだよ」と番組を観終わった子どもたちに、さあ手を動かしてみよう、と優しく促す歌詞なのですね。聴いていて優しい気持ちになります。
おわりに
番組の優しい雰囲気はビジュアルにも表れています。衣装もスタジオも番組のOP/EDなども、全体的に少し彩度を落とした色使いをしています。そういう意味で平日に放送されている『シャキーン!』とは対極にあるような番組です。
いや、Eテレの朝7時台は土曜日が侮れない存在になっているどころか一番面白いかもしれません。『デザインあ』から始まって『なりきり! むーにゃん生きもの学園』、『ノージーのひらめき工房』、そして『ピタゴラスイッチ』ですから、私にとってはどれもとても面白い番組で黄金の1時間です。おっさんでも楽しめています。