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みね子の同僚「青天目澄子」は松本穂香さんが演じます。『あさが来た』の吉岡里帆さんポジション? - 朝ドラ『ひよっこ』24話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年4月29日放送の第24話は、みね子たちがいよいよ上の駅に着きました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第4週「旅立ちのとき」

www.nhk.or.jp

 

2017年4月24日月曜日の放送から『ひよっこ』の第4週「旅立ちのとき」が始まっています。物語は「東京オリンピック」の年、昭和39年(1964年)が舞台です。

本作のヒロイン「谷田部みね子(有村架純)」の父「谷田部実(沢村一樹)」が東京へ出稼ぎに出たまま行方不明になっています。家への仕送りも滞っており、農協からの借金を返済できていません。そのため、みね子は父の代わりとして家族のために東京へ働きに出ることを決意しました。

実は最後に奥茨城に帰ってきたときに、正月に戻ると言っていました。みね子たちはその言葉を信じて大晦日の最終バスまで待っていましたが、とうとう実は帰って来ませんでした。宣言していた昭和40年(1965年)の正月を実抜きで迎えることになり、いよいよみね子の東京行きは現実味を帯びます。

みね子は高校の担任教師「田神学(津田寛治)」に就職の相談をしました。しかし年を明けた段階で新年度の働き手を募集している会社はまずありません。高度成長期ですから仕事の先はあるにはあるのですが、田神としては大切な教え子を劣悪な環境に置かせる訳にはいかないので、就職先が絞られているのです。

田神はこれまで世話になってきた会社一社一社と連絡を取り、欠員募集があるかを確認しています。そのうちの一社がみね子の幼馴染みで親友である「助川時子(佐久間由衣)」が就職を予定している、東京の向島にあるトランジスタラジオ工場「向島電機」です。

田神は向島電機の担当「永井愛子(和久井映見)」と連絡を取りましたが、初めは永井から欠員はないと返事が返ってきました。ところが後日、その永井から急遽空きができたと連絡が入り、みね子の就職が決まりました。

 

 

奥茨城との別れ

23話はみね子が家族とお別れをした回でした。谷田部家に母「美代子(木村佳乃)」と祖父「谷田部茂(古谷一行)」、妹「ちよ子(宮原和)」、弟「進(高橋來)」を残してみね子は旅立ちました。

その前日の晩、みね子は美代子のお布団に入って一緒に寝ていました。こういうことをするのも人生で最後かもしれません。みね子は美代子の胸に顔を埋め、美代子はそんな娘の額にキスをするのでした。

翌朝、みね子は一緒に上京をする幼馴染みの時子「角谷三男(泉澤祐希)」と共に3人でそれぞれの家族にお別れをしました。家族は駅まで見送りはせず奥茨城村のバス停でお別れです。上野駅への集団就職列車は中学校を卒業したばかりの、高校生のみね子たちより年下の子もいますから、そういった子たちの面倒を見る役目も彼女たちは担っているようです。

 

 

24話からの登場人物

24話から登場した人物がいました。「青天目澄子(なばため・すみこ)」です。

澄子は福島県の出身で、みね子たちと同じ集団就職列車に乗っていました。同じ車両の通路を挟んで反対側の席に一人で座っていたところを、みね子が見つけて自分たちの席へと誘ったことがきっかけで知り合いになっています。

さらに澄子はみね子と時子と同じ「向島電機」に就職するそうです。同期の同僚になります。偶然とは恐ろしいものですね。

澄子は中学校を卒業したばかりの女の子ですから、みね子たちより3歳ほど年下になります。

 

青天目澄子を演じるのは「松本穂香(まつもと・ほのか)」さんです。松本さんは1997年2月生まれの20歳の俳優さんです。

実際に有村架純さんと佐久間由衣さんより年下なのですね。ドラマでは、実年齢では年下なのにドラマの役では年上というケースもよく見られますけど。

澄子はみね子たちとはまた少し違った訛りがありました。訛りがより強そうですし。福島県は磐城(いわき)の小名浜(おなはま)と言っていましたか。

 

 

愛子さん大丈夫?

上の駅に着いたみね子たち4人。集団就職をする子どもたちは上野駅内の一角に集められ、会社からの迎えが来たらその人と一緒に職場へと移動をする流れになっていました。

三男へは日本橋の米屋から、店主でしょうか「安部善三(斉藤暁)」が迎えに来て、三男はみね子たちより早く場を立ち去っています。しばしの別れです。

三男との別れ際に「三男、負けるな! 負けたら嫌いになるからね!」と時子は言っていましたね。じゃあ今は好きなのかと思った人はおそらく私だけではないでしょう。

その後しばらくしてようやく「向島電機」から愛子さんが、みね子たち3人を迎えに来ました。

ところが、何かの手違いか、愛子さんが持ってきた会社の名簿(?)にはみね子の名前がありません。迎えに来たのは時子と澄子の2人だと行っていて、引率に来ていた田神先生とみね子たちを大いに困惑させました。

奥茨城の皆とお別れをして、長時間列車に揺られて上野まで来て、不安の中待っていたのに、まさか奥茨城に帰されてしまうの? と不安に苛まれるみね子でした。年下の澄子に気遣われる始末です。

愛子さんと田神先生が会社と連絡を取った結果、会社側の手違いがあったことが確認されたのでしょう、みね子も無事に引き取られていきました。愛子さんは以前も「やらかし」をしているので、これからも一度や二度ではない頻度でやらかすのでしょうね……。

 

 

おわりに

東京の地へ降り立ったみね子は「何だか皆もの凄く急いでいて、怒っているみたいで……怖いです」と東京人への感想を心で呟いていました。地方から東京へやって来るとそういう印象を持つ方が多いみたいですよね。テレビのトーク番組などで何度か聞いたことがあります。無機質な感じを受けるのかもしれません。

前回のみね子と美代子がお布団で一緒に寝るシーンは見ているこちらも気恥ずかしくなる、でも親子の温かさと切なさをよく描写していた名シーンであったと思います。バスで見送るシーンでは、ちよ子と進がいつまでもバスを追いかけていて、これもまた涙を誘いました。PSPのゲーム『ぼくのなつやすみ4』のラストシーンのようです。

また24話では、環境が大きく変わるときの不安感がよく表されていたように感じました。私は環境が変わることが非常に苦手でして、そのときの感覚が甦るようで、観ていて怖かったです。ワクワク感なんて微塵も感じないです……。

松本穂香さん演じる青田目澄子は、同じく朝ドラ『あさが来た』で「田村宜」役を演じていた「吉岡里帆(よしおか・りほ)」さんにどことなくキャラが被っているようなきがしています。メガネっ娘だからでしょうか。

次週は第5週「乙女たち、ご安全に!」です。その澄子やみね子がやらかすのでしょうね。いや、愛子さんがもっとやらかすでしょうか。

 

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