ディスディスブログ

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茜がクラスメイトに比良から告白されたと勘違いさせてしまったことが怖いです - アニメ『月がきれい』4話「通り雨」の感想

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2017年4月7日金曜日00:00(木曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『月がきれい』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

アニメ『月がきれい』 

tsukigakirei.jp

 

2017年4月28日の放送は第4話「通り雨」でした。

『月がきれい』のサブタイトルはここまでのところ全て過去の日本文学のタイトルを使っています。今回は私は初め全くわからなかったです。

ネットで検索したところ、「宮本百合子(みやもと・ゆりこ)」さんの名前がヒットしました。私は「通り雨」を含めて宮本さんの作品は一度も読んだことがありません。

宮本さんの作品をサブタイトルのモチーフに使ったかどうかはわからないです。他の小説家の作品の可能性もあるでしょう。

 

 

 

4話「通り雨」

前回、本作の主人公で高校3年生の文芸部部長の「安曇小太郎(あずみ・こたろう)」が神社で、本作ヒロインでクラスメイト、陸上部の「水野茜(みずの・あかね)」に告白をしていました。茜の返事は……? というところで終わっています。

4話冒頭で、神社での小太郎の告白に対する茜の返事がありました。返事の内容は「付き合うってよくわかんないし。ちょっと待って、返事」でした。

これまでLINEでは楽しく話せても、リアルではまともに話せなかった2人ですから、小太郎は気持ちが盛り上がっていたから良いとしても、茜にとっては唐突な出来事で……これは致し方ないです。

 

 

京都へ修学旅行

4話は修学旅行です。行き先は京都。告白から修学旅行当日までは少し日数があったみたいですけど、茜曰く「ほとんど話せていない」そうです。

今回の放送を観て個人的に驚いたことは、出発前の集合時に先生方が生徒のスマホを取り上げていたことです。

私が学生時代にはスマホどころか携帯電話すらありませんでしたから、現在の修学旅行がどのようなルールになっているのかわかっていなかったです。基本的にはどの学校でもスマホなどは取り上げるのでしょうか?

緊急連絡の手段になり得る訳ですから、自由行動がある修学旅行ではむしろスマホは持たせた方が良いのでは? と思ってしまいました。実際のところどうなのでしょうね。

小太郎たちはポテトチップスの袋にスマホを入れて封をしてやり過ごしていました。他にも下着の中に忍ばせていた子もいましたか。まぁ色々な手を使って抜け道を探すものですよね。

 

 

自由行動

小太郎と茜はそれぞれ男同士・女同士で固まって行動をしていて、やはり2人きりになる隙きはないようでした。周りにもお互いのことは黙っていましたから、友だちの前でも大っぴらに行動できないのですね。

何とか隙きを見つけた小太郎がLINEで茜と会話でき、自由行動の話を切り出せました。一緒に過ごす約束すらできてなかったのです。

「よかったら明日土井丸百貨店前に12時」と打ち込んだところで、スマホが先生に見つかってしまい、取り上げられてしました。ギリギリ送信できています。

その前に親友の「山科ろまん」と「小笠原大地」にバレそうになってしまったので、慌てて部屋から出て廊下でLINEをしていたのが不味かったです。

 

 

雨の中待ちぼうけ

小太郎にそんなことが起こっているとは知らない茜は会話が唐突に切れてしまったことに戸惑っています。

小太郎は何を言いたかったのかがはっきりとはわかっていません。先ほどの投稿では時間と場所を指定してはいるものの、「一緒に過ごそう」という肝心要の言葉が欠けているのですね。

直後に茜は「え、どういうこと?」と返事をしているのですが、前述のとおり、そのときには既に先生にスマホを没収されていますから、小太郎が返事を返すことはなくなっています。

小太郎から自由行動を誘われているのだろうけど決定的な言葉がないし、約束できていないし、その後も何も言ってくれないため、どうしたら良いのかわからない茜。でもあの言葉が気になって気になって仕方がなく、待ち合わせ場所へと駆けます。

待ち合わせ場所のデパートに着いても小太郎の姿はありません。「土井丸百貨店、着いた」「どこ?」とLINEをしても返事がありません。さらにしばらく待っていると雨が降ってきました。

付き合ってもいない、告白の返事もしていない、LINEのやり取りでも約束を交わしたわけでもない、そんな小太郎が本当に来るのか……と茜は考えています。それでも待つということは……?

 

 

千夏の察しの良さが小太郎と茜を救う?

一方、小太郎はスマホが取り上げられているため連絡手段がなくなっています。

小太郎もデパートへと向かいましたが百貨店前には茜の姿はありませんでした。茜もそのまま動かずに入れば良いものの、小太郎を探すために動いてしまったようです。すれ違う2人。

雨に濡れながらも茜の姿を探す小太郎は、茜の親友の2人「西尾千夏」と「滝沢葵」が並んで歩いているところを見つけます。

千夏は小太郎を友だちだと思っているため、彼のことを「ハネテル君」と呼んでいます。一方で小太郎はあまり千夏とは話せないです。照れ屋さん。小太郎も親友に茜のことは話していないですけど、茜も小太郎のことはまだ千夏たちに話していません。

自分から女性に話しかけることを得意とはしていない小太郎ですけど、意を決して千夏に話しかけて、スマホを貸して欲しいとお願いしていました。千夏は理由も聞かずに快諾してスマホを貸してくれましたが、小太郎は茜とLINEのやり取りはできても電話の番号を知らないのです。

千夏に茜とのことを現段階ではまだ言えないし……で、泣く泣く借りたスマホを千夏に返そうとします。が、しかしそこは千夏が察してくれて、茜に電話を繋いでくれました。GJ

 

 

茜の嫉妬と千夏が察しをつけた理由

その前日に布石がありました。茜と千夏がお土産屋に立ち寄って部活のお土産を一緒に選んでいて、そこへ小太郎がやって来て、それを見つけた千夏が話しかけたのです。

前回も千夏が離れた場所を歩いていた小太郎に大きな声で呼びかけていて、そのときに茜にハネテル君と友だちになったんだ、と言って茜を驚かせています。困惑と言った方が良いでしょうか。

そして今回も2人が仲良さそうに話しているところを見て、茜は嫉妬をして店の奥へ行ってしまったのです。

後述する茜の「千夏と仲良いよね」発言はそれらがあったからですし、千夏は店の奥へ行ってしまった茜と、茜に連絡を取りたがっている小太郎を見て、ピンときたようでした。

千夏は小太郎のことを好きになって三角関係に発展するのかと前回思ったのですが、今回の千夏の言動を見るに、今の彼女にはそのつもりはなさそうに感じられます。

 

 

喧嘩別れするかと思いきや?

ようやく連絡を取れ、お寺(?)で落ち合った小太郎と茜でしたが、茜は怒っています。待ち合わせは勝手に決めるし、行ったらいないし、雨は降るし、連絡は取れないし、携帯はつながらないし、千夏の携帯で連絡してくるし……と。

「何で千夏の携帯? 仲良いよね……なんか」「なんか……なんでもない。わかんない、わかんないけど、全然話せないし」「もっとしゃべりたい、安曇くんと……」

嫉妬の嵐で怒り狂い怒って帰ってしまうのではないかと、喧嘩別れになってしまうのではないかと、告白の返事は次回以降に持ち越してしまうのではないかと私を思わせておいて、最後に「もっとしゃべりたい」ときましたよ。

小太郎は顔を赤らめて「それって……返事?」と聞くと、茜は「……うん」と答えました。

見上げると雨があがり青空が顔をのぞかせています。まさに雨降って地固まるです。

 

 

おわりに

こうして2人は付き合うことになったようでした。良かった良かった。

ただ問題は、茜が夜、クラスの友だちと恋バナをしているとき告白されたと白状していて、その友だちは陸上部部長の「比良拓海」だと思いこんでいることです。茜は訂正しようとしたのですが、良いタイミング(悪いタイミングか?)でクラスの男子が茜たちの部屋に遠征してきてしまい、訂正できなかったのです。

これは修学旅行中か後に問題になりそうなんですよね……。怖い。女の子たちがクラスメイトに有りもしないこと(茜と比良のこと)を言いふらしてしまうのではないかと。

それと気になっていることは、小太郎と茜がこんな早い段階で付き合ってしまったということです。これは良くない流れだろうなと思わせます。別れるのか、別れそうになるのか、大きな修羅場が7,8話辺りで来そうです。怖い。

 

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