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山崎順慶との決勝で怒りに任せず指していた零に成長を感じました。「ひなた」と零は結婚して欲しいです - アニメ『3月のライオン』31話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2017年12月9日の放送は31話(第2シリーズ9話) 「Chapter.62 王国①」「Chapter.63 王国②」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

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アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年12月9日の放送は第31話 「Chapter.62 王国①」「Chapter.63 王国②」でした。

 

 

第31話 「Chapter.62 王国①」「Chapter.63 王国②」(第2シリーズ第9話)

主人公「桐山零(きりやま・れい)」は、日頃世話になっている川本家へお邪魔して夕飯をご馳走になっていました。そこで零は次女「ひなた」が翌日から京都へ2泊3日の修学旅行に行くと聞きます。

「ひなた」は珍しく食事を残していて、長女の「あかり」が心配すると、どうやらお腹が痛いようです。零は「ひなた」が手で抑えている箇所を見てお腹でも「胃」ではないかと指摘します。今の食卓を片付け「ひなた」を横にさせます。

 

「ひなた」は現在クラスの「高城めぐみ(たかぎ・めぐみ)」たちからイジメを受けています。修学旅行が楽しいはずがありません。一番厳しいのが自由行動の時間。旅行の前日から胃が痛くなるほどのストレスを感じているのです。前日だから、かもしれませんが。

「あかり」は無理に旅行に行かなくて良いと言ってあげるのですが、「ひなた」は行かなきゃいけない、行かなかったら必ず後悔すると思うから、と固い決意を見せるのです。「旅行に行かない=イジメに負けた」ことになるという意味でしょう。その言葉にハッとする零。

 

 

山崎順慶のご尊顔

その零がプロ棋士として現在挑んでいるタイトルは「新人戦」です。零は準決勝で「東のイライラ王子」あるいは「ハッチ」こと「蜂谷すばる(はちや・すばる)」を破って決勝へと駒を進めました。

もう一つの山では、4期連続で新人王となっていて今回優勝すれば「永世新人王」になる(のでしたっけ?)「山崎順慶(やまざき・じゅんけい)」なる人物が、零のことを「心友」「ライバル」と呼ぶ「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ)」を破って勝ち上がりました。

二海堂は千日手で取り直した上の1分将棋で彼が魂を絞り出して打った138手で力尽きたと、前回、零は棋譜を見て知っています。内心腸が煮えくり返るほどの怒りを覚えているはずです。

山崎はこれまで名前だけで映像が出てこなかったと思いますが、今回新人戦の決勝戦でその姿が露わになっています。スキンヘッドで眉毛もない、ガタイがしっかりした人物です。一見すると意図的な(かどうか確証はありませんがわざとだと思います)千日手をするようには見えない堂々とした雰囲気です。

山崎のCVは「安元洋貴(やすもと・ひろき)」さんが担当しています。

 

 

新人戦決勝

新人戦の決勝は山崎の地元なのでしょうか、大阪で行われました。奇しくも「ひなた」の修学旅行の自由行動の日と同じ日、しかも京都に近い大阪……です。

零は決勝戦で山崎と指しながらも「どうして?」という言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡っています。二海堂戦の棋譜を見る限り、山崎は卑怯な手を使って二海堂を棄権に追い込むなんてことをせずとも、十分に戦える棋力があると感じていたからです。

「自分の読みの弱さを克服せずに、他人に背負わせることが正しいと言うのなら、僕の答えはただ一つ。『ふざけるな』」怒りに満ちています。

決勝で山崎はガチガチに固めて長期戦に持ち込んできました。長期戦に持ち込み零がミスをするのをじっと待つ、いやらしい戦い方です。痺れを切らした零は、あえて山崎の作戦に乗ってガンガン攻めて、それでもミスをしないで叩きのめしてやろうとします……。

 

……が、一手を指そうとした直前に、かつて二海堂から言われた言葉を思い出します。「カッコつけんな桐山あああ!!本当に勝ちたいんなら粘れ!攻めるだけじゃなくちゃんと守れ!」「聞いているか桐山。もっと自分の将棋を、自分を大切にしてくれ!」「潔いのと投げやりなのは似ているけど違うんだ!」

二海堂のかつての言葉を思い出して冷静になった零。指そうとした攻めの一手を止めて、指し直しました。私にはそれがどういう手かわからないですが、おそらく攻守のバランスを取る手を選んだのでしょう。

「僕はいつもこうだ。自分のことでいっぱいいっぱいで、自分以外の人の優しさとか強さとか寂しさとか全然……。本当にいつも気づけなくて……悔しくて……情けなくて……」

新人戦決勝は零が山崎を下して優勝しました。二海堂も執事の花岡さんと2人でネット観戦をしており、零の優勝を喜んでいます。

 

 

ひなたと鴨川

決勝戦を勝った零は、「島田開(しまだ・かい)」の研究会で一緒になっている(んでしたっけ?記憶が定かでないですが)「重田盛夫(しげた・もりお)」から島田が愛用している精神性の胃痛によく効く薬をもらって、その足で大阪から京都へと向かいました。

 

「ひなた」は自由行動の時間で独りでいるはずで、もっともきつい時間を過ごしているはずだからです。零は自分がそうしていたように、独りになるときは決して笑いが聞こえる場所なんかに居ないと気づき、「ひなた」が泣きたくなるといつも川に行く、京都の場合は「鴨川(かもがわ)」になるのでしょうか、そこにいるはずだと踏んで行ってみると、やはり居たのです。

鴨川と思われる川のほとりで独り体育座りをしている「ひなた」にそっと近づく零。「ひなた」は零に気がつくと大層驚き、どうして何でと聞くと零は「胃が痛いっていってからどうしてるかなと思って……」などと顔を真赤にして答えます。 

 

「ひなた」はそんな零の心遣いを感じ取ったのでしょう、零に抱きついて大泣きしていました……人目を憚らず。

 

 

おわりに

先週も泣きましたが今週も泣きました……零が決勝戦で二海堂の言葉を思い出していたところと「ひなた」が零に抱きついたところで。もうこんなん卑怯ですよ、泣かないでいられるはずがない。もう零と「ひなた」は結婚すればいいのに、年齢的に法律に違反しないところまでいったら、と思います。

山崎はおそらく零と二海堂という才能ある若手に嫉妬しているのだと思います。特に二海堂への戦い方はそれが起因していると感じられます。他者を嫉妬したり羨んだりするのではなく、自分を磨く方向に真摯に取り組めば強くなる人なのでしょうね。

決勝で零が感情に任せて指していたら、仮に結果が同じになったとしても、山崎はその後も変わらない可能性があったでしょう。今回のように零が指したことで、負けた山崎は何か変わるきっかけを得てもらえれば良いですね。そうなることを私は望んでいます。たぶん二海堂もそう思うでしょう。

 

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