ディスディスブログ

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投石や原稿破棄の件はアカバネの犯行ではない可能性が出てきました。記者・国実は商品試験の公平性を疑っています - 朝ドラ『とと姉ちゃん』133話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年9月5日放送の133話で先週からちらほら顔を見せていた国実恒一 (石丸幹二)の正体が明らかになりました。

 

 

『アカバネ』から妨害工作第4弾?は印刷所への嘘電話

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの小橋常子(高畑充希)は、好き合っている、医薬品を扱う『光和医薬品社』の星野武蔵(坂口健太郎)から誘いを受け、次の日曜日に星野と星野の2人の子供、長男の大樹(荒井雄斗)くんと長女の青葉(白鳥玉季)ちゃんの4人で動物園に行くことになりました。家族のようです。

ところが前日の土曜日になって、常子がいつも利用している『桑原印刷所』から社へ連絡が来て、人目に触れずに「商品試験」の原稿を破棄するように指示されたため、指示された通りにしたと報告が入ります。差し替えの原稿はまだなのかと。寝耳に水の情報に動揺する常子が印刷所に詳しく話を聞くと、編集長の花山伊三次(唐沢寿明)の代理と名乗る社員から連絡が入ったとのこと。印刷所側も花山なら言いかねないと納得してしまったようです。

常子たちは今回もアカバネ電器製造』の仕組んだ妨害工作ではないかと考えているようです。常子は社員に印刷所でのトラブルを伝え、期限までのわずか1日で全ての原稿をもう一度書き直すことを指示しています。

『アカバネ』とは常子が社長を務める『あなたの暮し出版』社から出版されている、主婦向け雑誌「あなたの暮し」の目玉企画「商品試験」で、自社の製品が酷評されたことを恨んでいる会社です。自社で販売している「アイロン」が酷評され、さらに現在進行形で商品試験をしている「電気釜」も自社製品が取り扱われているらしいと情報を得たことから、『あなたの暮し出版』社に手段を選ばない妨害工作の数々を仕掛けています。今回のその一環であろうと思われますが、彼らの仕業という確たる証拠はありません。

 

 

投石と印刷所はアカバネの仕業ではない?

今回の印刷所での原稿破棄の件は、もしかしたら後述する国実が行った可能性がありますね。となると、犯人がまだ明らかになっていない、『あなたの暮し出版』社の社員宅への投石事件も、もしかしたらアカバネの仕業ではない可能性が出てきたように思います。

アカバネの社長「赤羽根憲宗 (古田新太)」と、部下の「村山健太郎(野間口徹)」と「酒井秀樹(矢野聖人)」の3人は、これまで常子たちの編集部に直接乗り込んで幾つかの嫌がらせをしてきました。泣き落とし然り、賄賂然り、喧嘩を売ったこともそうですね。やっていることはどれも褒められたことではないですけど、彼らは彼らなりに正々堂々と常子たちに当たってきていました。

しかし、投石と原稿の件に関しては、アカバネがやって来たことよりも陰湿な行動に感じられますから、アカバネの社員ではない誰かが行った可能性があるのではないかと考えています。国実か、国実が何者かに依頼したか、また別の誰かか。

 

  

おばちゃまの嘘つき!と言われる常子

原稿を改めて書き直すことになった常子は、星野との約束を守れなくなってしまいました。星野の家に電話をかけ、電話に出た星野にその件を伝えると、星野の話す内容や言葉のトーンから大樹くんも青葉ちゃんも察しがついた様子を窺えます。

大樹くんが星野に替わって電話に出ると、彼は動物園にいけなくなった事実を受け入れられたようで、「お仕事なら仕様がないよ」と謝る常子に理解を示していました。ところが、青葉ちゃんは大樹くんのようにはいかず、「おばちゃまの嘘つき!」とへそを曲げてしまい、電話に出てもくれませんでした。

 

 

国実恒一は大東京新聞の記者

先週からちらほらと登場しては、常子や『あなたの暮し出版』の周辺を嗅ぎまわっている男がいましたね。その男は国実恒一(くにざね・こういち)といい、『大東京新聞』なる新聞社の記者をしています。国実は石丸幹二さんが演じています。

国実はいよいよ『あなたの暮し出版』社に乗り込んできて、常子と花山に直接取材を始めようとしていました。常子たちは商品試験の原稿の件でてんやわんやな状態ですから、花山が今は取材を受けられないと断りを入れていましたが、国実は記者らしく簡単には引き下がりません。

国実は、「あなたの暮し」の商品試験は公平性の点から疑わしい、と言っていました。自分たちだけで商品試験の全てを賄っていることから、その閉鎖的な環境で行われている試験によって、公平性や客観性は保たれていないのではないか? ということのようです。

 

 

おわりに

公平に試験が行われていないのでは、と疑いを持っている国実が言いたいことは、実は公平なフリをして商品試験で扱ったいずれかのメーカーからお金をもらっていて、そのメーカーに有利になるような記事を書いているのでは? ということでしょう。広告費をもらっていないなどと言いつつ、実は……という。

国実は、常子たちが商品試験のために募集した一般の主婦のテスターにも取材を行っているようですから、それこそ国実から協力費としてお金をもらって、あることないこと話してしまう人も出てきそうですね。1万人ほど募集があったとか何とか言っていた気がしますので、そういうことをしてしまう人も一定数いそうです。

国実が主張することはわからないでもないです。常子たちが自分たちは公平に試験を行っていると示すためには、皆の前で試験を行う以外にはないかと思います。公開試験ですね。国実が書いた記事によって騒ぎが大きくなることが予想されますから、近々常子たちはこういうことをせざるを得ない状況に追い込まれるのでしょう。

青葉ちゃんのことは……青葉ちゃんが怒ってしまうのも無理はないですけど、怒ったのも常子のことを好きだからこそですから、落ち着けばわかってくれると思います。心配なのは常子の方で、こういう約束を反故する事態が今後も起こらないとも限らないから、やはり星野と結婚することは無理じゃないかと考えてしまう危険があるかなと思います。そんなことを心配していたら何もできない気がしますけど……。

 

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