ディスディスブログ

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テスター情報を漏えいした犯人は社員の松永でした。身勝手な主張に腹が立ちます - 朝ドラ『とと姉ちゃん』138話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年9月10日放送の138話で、「あなたの暮し」のテスター情報をリークした人物が明らかになりました。

 

 

テスター情報をリークした犯人は誰か?

www.nhk.or.jp

 

ヒロイン「小橋常子(高畑充希)」が社長を務める『あなたの暮し出版』社の主婦向け雑誌「あなたの暮し」は、目玉企画「商品試験」が大受し販売部数40万部を数える人気を博すまでに成長しています。しかし、その商品試験に関して公正性・公平性を疑う記事が全国紙『大東京新聞』に掲載されて、大事に発展しています。

『大東京新聞』の記者である国実恒一(石丸幹二)から呼びだされた常子は、国実に「あなたの雑誌は影響力のある存在なんです」「この雑誌は本当に正しいものかそうでないのか、これは追求されて当然じゃありませんか?」と言われていました。御尤も。

編集部に戻ってきた常子、編集長の花山伊三次(唐沢寿明)が憮然とした態度、経理の水田正平(伊藤淳史)、下の妹の美子(杉咲花)が深刻そうな面持ちでいます。彼らの前には中途採用で『あなたの暮し出版』に入社した社員「松永亨(石田法嗣)」が下を向いて席に座っています。

常子が何があったか事情を聞くと、松永は週刊誌『週刊現実』に「あなたの暮し」のテスター情報を漏洩したのは俺です、と白状します。やはり彼でしたか……。

 

 

松永亨の身勝手な主張

週刊誌に情報漏えいした理由は「お金」です。松永は毎月毎月、月賦で欲しい物を買っていたら首が回らなくなってしまって……と。

誰に頼まれてテスター情報を渡したのか、それは松永もどこの誰だかわからないそうです。ただ協力すれば5万円やると言われたと。松永からもたらされたテスター情報を元にしてテスターに接触して、おそらく金を使って「あなたの暮し」の商品試験は嘘だと証言させたのであろうと、ということでした。

そうして松永は退社しました。退社をするにあたり、自分は編集者になりたくて会社に入ったのに、することと言ったら延々と鉛筆を削ったり、電球が点くか見張ったり、繰り返しご飯を炊いたり、洗濯をしたり、そんなことはもううんざりなんだと捨て台詞を吐き、今日限りで会社を辞めさせて欲しいと言って辞めていきました。

辞めさせて欲しい? 何を言ってのだろうこの男は、と観ていて思いました。会社のテスターの個人情報という、会社が守らなければいけない重要な情報を外部に漏洩したことは重大な守秘義務違反だと思いますので、松永はもう耐えられないとかうんざりとか、そんな身勝手な主張をする立場なり状況なりにいないと思うのですが……どれだけ自分勝手なんだと。事件になっていておかしくない案件ですよね、これは。

 

 

常子が悩み問いかける 

松永の件を受けて、常子は辞めていった松永だけでなく、他の社員全員に自分の信条を押し付け過ぎているのではないか、と悩んでしまいます。

後日、常子は社員を集め、松永と同様に(松永の名前を挙げてはいませんでしたが)、連日商品を試験するためだけに編集者になったのではないという方がいるなら正直に言っていただけませんか? と切り出します。それを知ったら辞めてもらおうということではなく、社内での担当業務を見直したいと伝えます。

最初こそ、社員たちはお互いの顔色を伺うような素振りを見せていましたが、岡緑さんからやりがいを感じるという言葉が発せられると、彼女に応ずるようにして、身が引き締まるとか他にはできない仕事をしているとか商品試験の仕事に誇りを感じているとか、ポジティブな意見が社員の口から飛び交っていました。

不満を抱く社員は一人としていない様子に安心した常子と美子と花山。皆、分かってくれているんですね。

 

 

おわりに

ところが、洗濯機の商品試験を開始してから半年ほど経った昭和33年1月のある日、またもや商品試験に関する記事が大東京新聞に掲載されました。記事には「読者の試験者を脅し、データを偽装している」と書かれていました。

また、電化製品の販売店を対象にしたアンケートを行い、商品試験のやり方に疑問があるかどうかを聞いたところ、「疑問がある」と回答した店は47.2%にも上りました。

というところで今週は終わりです。次週は42週「常子、小さな幸せを大事にする」です。どうやら公開試験を行うことになりそうです。さらに常子の叔父である小橋鉄郎(向井理)が久しぶりに登場するようでした。鉄郎が結婚? という。

 

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