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常子と星野がキス。イノッチさんたちはキスシーンを近くで観たかったそうです - 朝ドラ『とと姉ちゃん』134話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年9月6日放送の134話で原稿の再入稿が間に合い、「電気釜」の商品試験を扱った記事が世に出まわりました。

 

 

原稿を1日に再び書き上げ再入稿

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの小橋常子(高畑充希)たち『あなたの暮し出版』社の主婦向け雑誌「あなたの暮し」では、目玉企画になっている「商品試験」の新たな対象として「電気釜」を選んでいます。社員やテスターさんの協力の下でデータが集まり、編集長の「花山伊三次(唐沢寿明)」がデータを元に記事を書いて、印刷所に入稿していました。

ところが、『あなたの暮し出版』社がいつも利用している『桑原印刷所』から常子へ連絡が入り、再入稿がないけど大丈夫かと確認されます。常子は再入稿など寝耳に水で、詳しく事情を聞くと、花山の代理の社員と名乗るものから人目に触れずに「商品試験」の原稿を破棄するように指示されたため、印刷所は花山なら言いかねないと指示通りに原稿を破棄したとのことでした。

常子の下の妹・美子(杉咲花)は最近自分たちに様々な嫌がらせをしてくる『アカバネ電器製造』の仕業ではないかと疑っています。常子は、期限の日曜日まで1日しかないのですが、1日で改めてもう一度商品試験の原稿を書き直すことに決めていて、花山を始め社員に働いてもらっています。

 

 

青葉ちゃんと常子の仲直り

原稿は日曜日の午後に再入稿できました。仕事が一段落ついたところで、 常子と好き合っている、医薬品を扱う『光和医薬品社』に務める星野武蔵(坂口健太郎)と、その子供の大樹(荒井雄斗)くんと青葉(白鳥玉季)ちゃんが編集部にやって来ました。美子がビルの玄関で偶然に会い、編集部まで招き入れたようです。

星野は忙しいところにお邪魔をしたことを謝罪し、青葉ちゃんは「昨日はわがままを言ってごめんなさい」と素直に謝っていました。

実はこの日、常子は星野一家と一緒に動物園へ行く約束をしていました。ところが前述の原稿の一件が発生したために、同佛縁へ行く約束を反故せざるを得なくなり、断りの電話を入れたところ、青葉ちゃんに「おばちゃまの嘘つき!」と言われてしまったのです。それが青葉ちゃんの言う「わがまま」です。

星野と大樹くんと青葉ちゃんは休みを返上して仕事をしている常子のために、3人で1個ずつ「おにぎり」を握ってくれました。「大きいのは私の」とは青葉ちゃん。嫌われてしまったかもと思っていたところに、仲直りのためにわざわざ編集部にまで来てくれ、謝ってもくれているのに、尚且つおにぎりまでこしらえてくれるなんて……。別れ際には「おばちゃま、またね!」と元気よく挨拶をしてくれましたし、何ていい子たちなのでしょう。ほっこりしますね。

 

 

花山が常子を呪縛から解放

星野一家が帰った後、常子は花山から星野とは交際をしているのかとストレートに聞かれています。狼狽える常子は星野とは未だそういう関係ではないと答えました。

常子は花山と雑誌を作ると決めた際に「人生をかけて雑誌を作る」と宣言をしています。そんな宣言をしたにも関わらず、星野と交際などして良いものか悩みを抱いているようです。

それを聞いた花山は常子に、不器用な人間だね、あの言葉が安易な気持ちから出たとは思っていない、常子は社員の親であるという考えをよく体現している、あのときの誓いに縛られることはないのではないか?と言います。仕事は大切だが、常子の後悔のないように生きるべきだと。

常子は他ならぬ仕事のパートナーである花山からこのような言葉をかけてもらい、何か呪縛のようなものから解き放たれた思いがあったかもしれません。これで一気に星野と……とは行かないでしょうけれども。

後日、常子は星野の家に遊びに行き、子供たちが寝静まり常子と星野が2人きりになったとき、縁側でキスをしていましたね……!!

 

 

電気釜の記事で最低評価を受けたアカバネは?

昭和32年5月、「あなたの暮し」第40号が無事発売となりました。電気釜の商品試験の記事は評判を呼び、読者からの反応も良さそうです。

記事の中身を映像で見た限り、アカバネの他には、ハルデン、カンキン、ニッカデン、広海、ヒューガ、チューブ、早苑といったメーカーの電気釜を試験の対象にしたようです。

この中で評価が高いのはハルデンとニッカデンで、例のアカバネは最も評価が低かったようです。記事内で、評価Cの「おすすめできない」の項目に唯一アカバネの名前だけが記載されていました。

当然のことながら、アカバネの社長「赤羽根憲宗 (古田新太)」は怒り心頭です。部下の「村山健太郎(野間口徹)」と「酒井秀樹(矢野聖人)」に手段を選ぶなと更なる徹底的な妨害工作を講ずるよう命令を下していました。

今回初めて明かされたと思いますけど、赤羽根と酒井は親類のようです。叔父(伯父)と甥の間柄。

 

 

おわりに

「あなたの暮し」第40号の販売部数は43万部と『大東京新聞』の記者が言っていたかと思います。国実恒一(石丸幹二)は今回静かでしたけど、ここから動きが活発になるはずです。アカバネの動きも気になりますし……怖いですね。

『とと姉ちゃん』の物語はあと数週間で終わりのはずです。そんな段階でまだ星野とは結婚するかしないかハッキリしておらず、「あなたの暮し」も安泰とはいかず、物語がどのような収束を見せるのか、終盤ドタバタして詰め込みすぎてダメになるパターンしか予想できません。気がかりです。

常子と星野キスシーンについて、朝ドラの次に放送されている生活情報番組『あさイチ』のオープニングトークで、司会のイノッチことV6井ノ原快彦さんと、NHK解説委員である柳澤秀夫さんが、キスシーンをもっと近くで見たったとカメラワークの要望を言っていましたね。わからなくもないですが、朝ドラですし……ね。

 

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