毎週土曜日20:15からNHKでドラマバラエティ『トットてれび』が放送されています。2016年4月30日は第1話が放送されました。全7回。
トットてれび
本作『トットてれび』は、テレビジョンと共に歩んできた黒柳徹子さんの半生記で、原作は黒柳徹子さんご本人の著作『トットひとり』や『トットチャンネル』だそうです。
黒柳さんを演じるのは、2008年の朝ドラ『瞳』で橋本純子役、同『おひさま』で筒井育子役を演じた、満島ひかり(みつしま・ひかり)さんです。
物語の舞台は昭和28年(1953年)です。黒柳さんは、NHKがテレビ放送を開始するにあたって専属俳優を募集していることを知り、応募しました。受験では筆記試験と面接をし、どちらも失敗続きでしたがどういう訳か合格でき、エキストラとしてテレビやラジオに出演することになります。しかしながら仕事では失敗続きで厄介者扱いされてしまいます。そんな中、黒柳さんが『ヤン坊ニン坊トン坊』のオーディションでトン坊役を勝ち取り、それが転機となっていく、という1話でした。
『トットてれび』の登場人物
ヒロインの「黒柳徹子」さんは、前述したように満島ひかりさんです。愛称は「トット」。黒柳さんの父はバイオリン奏者の黒柳守綱で吉田栄作さんが演じ、母・黒柳朝は、安田成美さんが演じます。
満島さんが『土曜スタジオパーク』で注目して欲しいと仰っていた「伊集院ディレクター」は濱田岳が演じます。『ヤン坊ニン坊トン坊』で黒柳さんを抜擢したのが大森南朋さん演じる劇作家である飯沢匡(いいざわ・ただす)で、黒柳さんの受験時の面接官で、彼女を励ましていたのが武田鉄矢さん演じるNHK文芸部の大岡龍男プロデューサーです。
大物俳優や作家も登場していました。『男はつらいよ』の「寅さん」役の渥美清を演じるのは中村獅童さん。昭和の大スター森繁久彌を演じるのは、吉田鋼太郎さん。『寺内貫太郎一家』などを手がけた向田邦子を演じるのは、ミムラさん。1話では出てきませんでしたが2話で登場予定の『上を向いて歩こう』が世界的にヒットした坂本九を演じるのは、錦戸亮さん。などなど、今後もっと登場人物は増えていきそうです。
また、ドラマでは百歳の黒柳さんも登場して、黒柳さんご本人が演じます。ナレーターのパンダは、小泉今日子さんです。
笠置シヅ子役はEGO-WRAPPIN'の中納良恵さん
個人的に『トットてれび』で最も楽しみにしていたのが「笠置シヅ子」さんです。笠置シヅ子さんは『東京ブギウギ』を歌っていた方ですね。
その笠置さんを演じたのは「EGO-WRAPPIN'(エゴ・ラッピン)」のヴォーカル、「中納良恵(なかの・よしえ)」さんなんです。1話で早速、中納さんが演じる笠置シヅ子さんが登場していました。
私はEgo-wrappin'の『〜Midnight Dejavu〜 色彩のブルース』が大好きでして、2001年の曲なのですが、今でもよく聴いています。同時期にリリースされた「LOVE PSYCHEDELICO(ラブサイケデリコ)」の『Last Smile』と共に、私の中では2000年当時の神曲です。
いやぁまさかNHKのドラマという形で、中納さんの姿を拝見し、歌声を聴けるとは思いもしなかったです。
おわりに
黒柳さんというと『徹子の部屋』や『ザ・ベストテン』などの司会や、『世界ふしぎ発見!』でレギュラー解答者として長年活躍してきた、まさにテレビ業界のリアルレジェンドです。タモリさんの『笑っていいとも!』では、テレフォンショッキングのコーナーで43分もしゃべっていた伝説もありますね。
テレビだけでなく、自伝となる著作『窓ぎわのトットちゃん』も800万部を超えるベストセラーを記録していて、多方面で活躍されています。『窓ぎわのトットちゃん』は話題になっていた当時母親が買って読んでいて、私も序盤だけ読んだ記憶があります。全て読んではいないような。トットちゃんの小学校時代のことが語られている作品だったかと思います。
2話も観ますけどその後はどうするかは、中納さん目当てで見始めたもので決めていませんでした。どうしましょうか……たぶん観ると思います。