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ユニコーンvs.シナンジュがファースト2話におけるガンダムvs.シャアザクのオマージュでした - アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』5話「激突・赤い彗星」の感想

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毎週日曜日07:00より、テレビ朝日にてアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』が放送されています。

 

www.gundam-unicorn.net

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

2016年5月1日の放送は第5話「激突・赤い彗星」です。

 

 

5話「激突・赤い彗星」

地球連邦軍「ロンドベル隊」の強襲揚陸艦「ネェル・アーガマ」への攻撃を始めたフル・フロンタル率いるネオ・ジオン残党軍「袖付き」に対して、連邦軍の特殊作戦群「エコーズ」の920隊指令「ダグザ・マックール」中佐が、ヒロインのオードリー・バーンを人質にとって攻撃の中止を要求します。ダグザはオードリーをジオンの姫「ミネバ・ラオ・ザビ」だと主張しています。

オードリーがミネバだという確たる証拠がないことと、フロンタルが交換条件に出した「ラプラスの箱」に関する全てを欲した要求をネェル・アーガマ側が拒んだことから、フロンタルはネェル・アーガマを沈めようとします。そこへアナハイム社のアルベルトがオードリー救出のため出撃したがっている主人公バナージ・リンクスを手助けしたことで、「ガンダムユニコーン」が出撃します。

ユニコーンは、フロンタルの乗るサイコミュ搭載モビルスーツ「シナンジュ」と対峙、途中デストロイモードへモードチェンジをして戦闘を続けていましたが、ユニコーンが袖付きのマリーダ・クルスが操る「クシャトリヤ」の不意打ちを食らい、拿捕されてしまいました。

捕らえられたバナージは、袖付きの拠点である資源衛星「パラオ」に連行され、そこでフル・フロンタルと対面することになります。

 

 

ユニコーンvs.シナンジュがオマージュ祭り

5話で行われたガンダムユニコーンとシナンジュの戦闘は、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の2話「ガンダム破壊命令」における、ガンダムとシャアザクの初戦闘シーンをオマージュしたものになっていました。

 

 

例えば上記Twitterの画像右にある、ユニコーンが両手でビールライフルビームマグナムを構えて撃つシーンは、アムロ・レイがガンダムでしていた構えとまるで同じでした。また、画像右のシナンジュの左足でユニコーンの腹部を蹴られるシーンも、ガンダムがシャアザクに同じように蹴られていましたね。

名前はわからないですけど、アンジェロ・ザウパー の乗るギラ・ズールの左隣にいたギラ・ズールは、ユニコーンのビームマグナムがかすっただけで撃沈していました。こちらもスレンダーが乗るザクがガンダムのビームライフル一撃で撃沈した様子をオマージュしているのでしょう。

このときにアンジェロはユニコーンからのプレッシャーに負けてユニコーンへ射撃をするのですが、射撃をした後で「大佐の戦闘を汚してしまった……私に撃たせたなあああ!」とキレるところが、観ていて毎回面白いです。いや、君が勝手にビビって撃っただけなのにどうしてバナージのせいにするん?という。

また、バナージの射撃を避けつつ、フロンタルが「当たらなければどうということはない」という台詞も、ガンダム2話でシャアがスレンダーに言った台詞ですね。他にも私の気づかなかったシーンがあったかもしれません。まさにオマージュ祭りでした。

ユニコーンガンダムの銃は、ファーストガンダムの「ビームライフル」ではなく、「ビームマグナムだそうです。知りませんでした。

 

 

おわりに

個人的に2話「ガンダム破壊命令」はガンダムの中でも大好きな回の一つでして、アムロが初心者とは言えモビルスーツ性能では圧倒的に負けているザクであれほど動けることから、シャアの凄さが伝わってきます。今見るとシャアの凄さよりもガンダムの凄さの方が強く感じられそうですけど、子供の頃の私に「シャアかっけえ!!」と思わせるには十分な演出でした。

気になるのはフル・フロンタルは「また敵となるか……ガンダム!!」と言ったことです。「また」ですからね、やはりフロンタルはシャアなのか?と思わせる台詞です。

しかし、3話だったと思いますがフロンタルが「過ちを気に病むことはない。ただ認めて次の糧にすればいい。それが大人の特権だ」とスベロア・ジンネマンに言った台詞は、ファーストガンダムにおけるシャアの名台詞の一つ「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを」とは逆を言っている気がしなくもありません。

「大人」と「若さ」、「過ちを認める」と「過ちを認めたくない」、この対比がフロンタルとシャアとは別人物と捉えるか、あるいは様々な人生経験を経て大人になったシャアだからこそ出てくる台詞なのか、いずれ明らかになるようなならないような。初見の方は心に留めておくと良いかもしれません。

 

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