NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年1月28日放送の100話で、ヒロインのあさがあさに伝えた言葉とうめの返しが良かったです。
あさがうめに別れを切り出すものの
ヒロイン白岡あさ(波留)は長年の夢であった「加野銀行」設立に向けて忙しい日々を送っています。
あさとあさの旦那さんの白岡新次郎(玉木宏)は、加野屋の大番頭の雁助(山内圭哉)が店を辞める日が近いのであろうと考えていて、昨日の99話の最後に、あさがある決心をしたというナレーションが入っていました。
当ブログの99話の感想記事では、あさがした決心とは、おそらく女中の「うめ(友近)との別れ」だろうと書いていますが、実際にその通りになりました。あさはうめに対して、加野屋を辞めようとしている雁助と一緒に店を出て行っても良い、と涙ながらに話をしています。うめの幸せのことを考えんと堪忍してや、と。
それに対するうめの返答は、多分ですけどあさが思っていたものとは異なりました。私の思いとも異なっていました。うめの返事は「いいえ」です。
「今井の旦那様や奥様のご命令だけで、おあさ様のお側にずっと居させてもろうてる訳ではございまへん」「うめは、貴方様居てるのが幸せなんでございます」
……ということでした。うめの台詞はもう少し続きました。あさは涙を流して聞いてましたね。
なるほど……現時点でうめはあさの元を離れる意思がなさそうです。でも、今日はまだ木曜日ですから、土曜日が終わるまで油断はできません。もう一捻りありそうな気がします。100話の流れからすると、あさとうめの会話を聞いていた雁助は、うめを連れて加野屋を出て行くことを諦めて、独りで出て行くのかなと思っています。
おわりに
早いもので、『あさが来た』も今日で100話に到達したということで、物語は2/3ほど経過したことになりますでしょうか。残り1/3ほど、約2ヶ月しかありませんので、どのように物語をまとめてくるのかにも注目です。
いやいや、あさとうめのシーンはとても良いものでした。友近さんは安定して味わいのある演技をされるので観ていて楽しいです。あさが「ずっと自分のことばっかり考えて、引っ張り回して、 うめの幸せのことなんか考えもせんと、ほんま堪忍してな」とうめに言った台詞はとても良かったですね。あの台詞はうめに対してだけでなく、視聴者に対しても納得させる意味合いがあったように感じられます。
それと、100話は加野屋の中番頭の亀助(三宅弘城)が九州の「加野炭坑」から一時的に戻っていました。妻のふゆ(清原果耶)との間に娘ができたことを嬉しそうに話しています。雁助とのやり取りは相変わらずの面白さでした。亀助がいると明るくなりますね。亀助は、雁助には以前、お嫁さんに逃げられた過去があることを漏らしていましたね。
また、最後には「銀行の神様」こと渋沢栄一が登場していました。演じている役者さんは三宅裕司さんです。朝ドラ受けの生活情報番組『あさイチ』では、司会の有働由美子アナウンサーが、渋沢役が三宅さんだと知って笑っていました。イノッチことV6井ノ原快彦さんが「笑いすぎでしょ〜」と突っ込むくらいに。