毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。
以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
【まもなく】このあと24:55から、フジテレビ"ノイタミナ"ほかにて第四話放送です。お楽しみに!! https://t.co/OCl4XtMaVB #僕街 pic.twitter.com/wKfASFudi9
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2016年1月29日の放送は第4話「達成」です。
イントロダクション
漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?
コミック版の公式Webサイトもありました。
私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。
『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
リバイバルとは?
リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。
4話「達成」
リバイバル(再上映)して18年前、昭和63年の北海道に戻ってきた主人公の「藤沼悟(ふじぬま・さとる)」は、後に発生する連続児童誘拐数人事件の被害者の1人であり、悟の小学校のクラスメイト「雛月加代(ひなづき・かよ)」を救うことで、何者かに数された悟の母「藤沼佐知子(ふじぬま・さちこ)」を救えると考えているようです。3話で悟は、加代が失踪した「Xデー」が自分たちの誕生日3月2日の前日3月1日だと設定しています。
4話では、悟は何とかXデーに加代を独りにさせないように、あれこれ考え行動しています。加代を科学センターに連れていくこと、放課後に加代を独りにさせないこと、誕生日を一緒に過ごそうと、ケンヤやオサム、カズ、ヒロミといったクラスの友達と母の佐和子さんにも協力してもらっています。誕生日を皆で過ごすことはもちろん大切ですけど、加代を独りにさせないで誘拐事件を起こさせないことが悟の一番の狙いです。
悟は何とかして加代を独りにさせまいと行動をした結果、加代と無事に11歳の誕生日を迎えることができました。歴史を変えることに成功した、事件を回避できたと喜ぶ悟でしたが……しかし……という。
世界線の収束
『僕だけがいない街』のようなタイムリープやタイムスリップものの物語を観ると、どうしても『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)が頭をよぎってしまいます。
シュタゲには「世界線」という概念が存在しています。これはパラレルワールドと捉えても差し支えないかと思いますが、その世界線には収束点があり、全ての世界線はそこへ繋がっているというものだったはずです。
アトラクタフィールドと呼ばれる大きな世界線(α世界線、β世界線など)があり、一つのアトラクタフィールドも数多の世界線から成り立っています。一つのアトラクタフィールドにある限り、どの世界線にいても一つの決まった収束に向かうようにできていて、複数のアトラクタフィールドも大きな収束点に向かうようにできています。そんな解釈を私は持っていますけど、合っているかはわかりません。
今回の『僕だけがいない街』4話のラストで、加代が学校に来なかった事実は、まさにシュタゲの世界線の収束と同じことを指しているように感じられました。つまり、悟がどんなに頑張って加代を守ったとしても、根本的な部分を解決させない限りは、同じ結果に収束してしまう、ということです。
同じ結果とは「加代が誘拐され数害されること」です。Xデーが早まったり伸びたりするだけで。
おわりに
4話のラストでは誘拐が確定してはいなかったと思います。加代が学校には来なかったと悟(大人ver.)の台詞が入って、視聴者にそう思わせて終わっています。でもこれは彼女が誘拐されたと考えて間違いないでしょう。
誘拐されたとして、4話でわかったことは、犯人は加代が公園に独りでいたことから誘拐したのではないかもしれない、ということです。
4話では、当初、加代が事件に遭う日時に彼女は公園に一人ではいなかったのに、結果的には同じように攫われてしまった(と思われる)ことを考えると、彼女があの日あの時間あの場所に一人でいたことよりも、対象が「加代であること」がより重要であるように感じられます。
と考えると、犯人は事件当日現場でたまたま加代のことを見つけたのではなく、以前から彼女のことを知っていた人物である可能性が高くなってきます。まぁ、犯人は担任教師の八代学だと思います。
また、18年後の2006年5月現在、確定死刑囚となっている白鳥潤は……やはり犯人とは違いますよねぇ。今のところ確たる根拠はないですけど。
3話で八代とケンヤの2人が学校の教員室で何やら話していたのは何だったのでしょうか? ケンヤが八代に加代の誕生日を聞いていたのかもしれないですね。
それにしても雛月加代の声優さんは悠木碧さんですか、良いですね。とても合っています。