毎週日曜日22:30より、TOKYO MXにてアニメ『この素晴らしい世界に祝福を！』が放送されています。
以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
ついに今夜からTVアニメ放送開始です！TOKYO MXでは25：05から！（予定） そわそわしてきました…こんな時は頼れる兄貴、荒くれ者の出番！？ #このすば pic.twitter.com/JFE2bIMaNq
— TVアニメ『このすば』公式ツイッター (@konosubaanime) 2016, 1月 13
2016年1月14日の放送は第1話「この自称女神と異世界転生を！」でした。
イントロダクション
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真（カズマ）の人生は、交通事故（！？）によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。
「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない？
1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」
RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ！めざせ勇者！
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難関は、なんと生活費の工面だった！
さらに、トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、カズマの受難は続く。
そして、そんなある日、カズマ達パーティはついに魔王軍に目をつけられてしまいーーー！？
平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち！？
というイントロダクションです。作者は暁なつめさんで、イラストは三嶋くろねさん。KADOKAWAの『角川スニーカー文庫』、既刊8巻とスピンオフ作品が3巻あるようです。ライトノベル。
私は本作を全く知りませんでした。読んだこともないですし、タイトルを見聞きしたこともないです。
こちらは『この素晴らしい世界に祝福を！』のWeb版のページみたいです。スペインオフの小説はこちらから読むことができます。
1話「この自称女神と異世界転生を！」
まずは登場人物からです。本作の主人公は、ゲーム好きの引きこもりで転生して異世界へ行った佐藤和真（カズマ）、CVは福島潤さん。ステータスは幸運が非常に高い以外は至って普通です。職業は冒険者で、パーティでの役割はトラブル解決。
ヒロインは、カズマを異世界へ送り込んだけどうっかり自分も行ってしまったアクア、CV雨宮天さん。職業はアークプリースト（上級職）で、パーティでの役割は回復魔法です。性格と口がよろしくないです。ステータスは知力が平均より低く、運が最低レベルなこと以外は全ての数値が平均値を大幅に上回っているそう。知力が低くてもプリーストになれるんですね。
他にはギルドの受付をしているルナ、CV原紗友里さんも重要なのでしょうか。1話で登場したキャラはこのくらいです。モブは結構出てきました。
公式WebサイトのCHARACTERページを見る限り、あと2名がカズマたちのパーティに入るみたいです。一人は、「紅魔族」の中でも天才といわれている魔法使いのめぐみん、CV高橋李依さん。爆発系最上級クラス魔法「爆裂魔法」の使い手だそう。職業はアークウィザード（上級職）で、パーティでの役割は攻撃魔法です。もう一人は、身を挺して守るのが得意な女騎士のダクネス、CV茅野愛衣さん。職業はクルセイダー（上級職）で、パーティでの役割は防御です。クルセイダー (Crusader) とは「十字軍」の意味ですね。
カズマとアクア、めぐみん、ダクネスの4人でパーティを組むことになりそうです。メインのヒロインはアクアだけど、まぐみんとダクネスもヒロイン扱いなのでしょうか。ハー○ム的な。
1話の内容は概ね以下のようになっています。カズマは引きこもり（アクア曰く「引きニート」）をしていましたが、ゲームを購入するために外出をしたところで不慮の事故に遭って死んでしまいました。トラックに轢かれそうになった女性を助けようとしたのですが、カズマがトラックと思い込んでいた車は実際にはトラクターで、トラクターは女の子の手前で止まることになっていたそうです。それと、カズマの死因は轢かれたことではなく、轢かれそうになったことでショックを受け、心臓が止まって死んでしまったようです。ショック死というやつですね。
死後の世界へ行って女神アクアと出会い、アクアから天国へ行くか、魔王軍に追いやられた異世界へ転生するかの選択を迫られたカズマは、異世界へ行くことを選択します。カズマは何か一つ好きなものを持っていける特権を与えられ、選んだものは自分の死因を散々笑っていたアクアでした……という話です。
しばらくは冒険者ギルドに加入したものの、冒険はせず労働者として金策に励んでいて（といっても稼いだお金はほぼ飲み代に消えていたみたいですが）、しばらくしたところこのままではいけないと気付き、討伐クエストに行こうとなっていました。
おわりに
他人が轢かれそうになったところを助けるために自分（主人公）が死んでしまうことといい、たった一つの願いに叶えてくれる女神そのものを指定することといい、RPGに出てくるような異世界へ行ってRPGに出てくるような街でRPGのように振る舞う感じといい、全体的にどこか既視感のあるストーリー展開でした。
ジャンルとしてはギャグになろうかと思いますけど、全体的にスベリ気味に感じられました……死因を笑うシーンはギャグだとしても笑えなかったです。ストーリーも意外な展開はほぼなく、予想のし易い、いわゆるテンプレ展開だったかと。
カズマたちの異世界での目的は魔王を倒すことです。通常ならレベル上げなどをしたり装備を整えたりしてから倒しに行くことになるのでしょうけれども、カズマの運ステが異様に高いのなら何とでもなってしまうのかもしれないですね。運が高いならそもそもあんな死に方をしないのではないかとも思いますけど……。
