ディスディスブログ

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ノーライフキング「リッチ」のウィズが登場して、カズマはドレインタッチを教えてもらいました - アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』の感想

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毎週木曜日25:05(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』が放送されています。

 

konosuba.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

2016年3月3日の放送は第8話「この冬を越せない俺達に愛の手を!」でした。

 

イントロダクション 

ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。
「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない?
1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」
RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難関は、なんと生活費の工面だった!
さらに、トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、カズマの受難は続く。
そして、そんなある日、カズマ達パーティはついに魔王軍に目をつけられてしまいーーー!?
平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

 

というイントロダクションです。作者は暁なつめさんで、イラストは三嶋くろねさん。KADOKAWAの『角川スニーカー文庫』、既刊8巻とスピンオフ作品が3巻あるようです。ライトノベル。

 

sneakerbunko.jp

 

こちらは『この素晴らしい世界に祝福を!』のWeb版のページみたいです。スペインオフの小説はこちらから読むことができます。

 

8話「この冬を越せない俺達に愛の手を!」

主人公のゲーム好きの引きこもりの「佐藤和真(カズマ)」が、転生して異世界へ行くことになりました。異世界へ道連れにした女神「アクア」、紅魔族の魔法使い「めぐみん」、騎士の「ダクネス」の4人パーティです。

3人の職業は、カズマが運ステだけが高い冒険者、アクアが回復魔法役のアークプリースト(上級職)、めぐみんが攻撃魔法役のアークウィザード(上級職)、ダクネスはクルセイダー(上級職)です。上級職ではありますが、アクアは宴会芸スキルの習得に余念がないですし、めぐみんは爆裂魔法の「エクスプロージョン」だけを1日1発しか放つことができませんし、ダクネスはどえむです。カズマは盗賊系スキル「スティール」を習得しています。

前回7話では、カズマが冬将軍にくびちょんぱされ二度目のタヒを体験しています。

 

リッチの「ウィズ」

 

今回、カズマたちのいる街のマジックアイテム屋の店主「ウィズ」が登場しています。女性。新キャラクターでしょうか? カズマたちは馴染みがある様子でしたけど、私には見覚えがないです。忘れているだけかも……と、OPを見てみると一瞬だけウィズが映っていました。

 

アクセルの街でマジックアイテム屋を営む店主。平和主義者。働く気は誰よりあるのに、詳細皆無。そしてその正体は……
職業: マジックアイテム屋の店主 兼 アークウィザード(上級職)

 

公式サイトのキャラクターページによるとウィズはこのような人です。CV堀江由衣さん。人と書きましたが、ウィズは「リッチ」だそう。

 

こう見えて、普通の人間でなくリッチー、「ノーライフキング」と呼ばれるアンデッドの王だ。ウィズはリッチーなのに優しい子で、毎夜さまよう魂を天に返してあげていた。色々あって、俺達はその仕事を代わりに引き受けて、彼女を見逃してあげることにしたんだが……

 

と、カズマは説明台詞を長々と吐いていました。やはりカットされたエピソードがあって、そこに登場した人物のようです。1,2話分を丸々カットしたのでしょう。てか冬将軍のエピソードをやるくらいならウィズのそのエピソードを放送していただきたかったです……。

さらに、ウィズはもっと凄い秘密がありまして、何と彼女は「魔王軍の幹部」だそうです。魔王軍の幹部がどうして初級冒険者が集う街「アクセル」にいるのか? が気になりますが、それについてウィズは具体的には何も言っていませんでした。やるべきことがあるんです、とは言っていましたが。「魔王城を護る結界の維持のために頼まれたんです。もちろん今まで人に危害を加えたことなんてないですし、私を倒したところで、そもそも賞金もかかっていませんから」と自分を倒そうとしているアクアに怯えながら言っています。

ちなみに魔法軍の幹部は8人いて、幹部全員を倒すことで結界が破れて魔王の居城に行くことができるシステムのようです。だったら今ここでウィズを倒そうとアクアは言っていますけど、カズマは今魔王城に行けたとしても倒せない、と今ウィズを倒すことはしない選択をしています。

 

リッチとは?

本来は単に古代英語で「死体」を意味する言葉だった。作品上は生前強力な魔法使いや王だった人物のアンデッドと見なされる例が多い。小説ではCAスミスの『魔術師の帝国』に登場する不死の魔術師がリッチの初出とされ、その他、『蛮勇コナン』に登場する魔術師やコナンに剣を授ける古代王の屍もリッチとされる。

アンデッド - Wikipedia

 

アンデッドのWikipediaにはこのように書かれています。このすばでは「リッチー」と伸ばしていましたが、「リッチ」でもどちらでも問題ないのでしょう。たぶん。

リッチと聞いて思い出すのが、漫画「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」に出てきたエデ・イーでしたっけ、あれです。私が読んでいたのは『週刊少年ジャンプ』で連載されていた当時ですから、物語の序盤だと思います。既刊27巻だそうで、まだ連載されているのですね……今知りました。驚きです。

それと、スーパーファミコンのゲーム『タクティクスオウガ』に出てくるクラスの一つがリッチでした。TOは私の最も好きなゲームの一つで、SFCだけでなくPS版も何周もプレイしましたし、GBAの外伝もプレイしました。運命の輪はハードを持っていないので未プレイです。でももう何年もプレイしていませんから忘れている部分も大いにあります。

TOのリッチは、能力が一定以上に育った魔法使い系列のユニットが、アイテム「死者の指輪」を装備した状態でタヒぬことが、手に入れられる条件だったはずです。リッチになると、神聖魔法と竜言語魔法の他は何でも使えるようになり、パラメータもとても高く、防御補正も優秀です。私は物語序盤で仲間に加わる一般兵からウィザードを育てて、転生させるようにしていました。顔つきのキャラをリッチ化させるのは憚られるものがありましたし。

TOのリッチは、他のアンデッドのユニットであるスケルトンやゴーストとは異なり、HPが0になっても復活しません。その代わりといっては何ですが回復魔法が普通に効いたはずです。使い勝手が良いです。

 

ドレインタッチ

カズマは、ポイントに余裕ができたから何かスキルを教えてくれないか、とウィズに頼んでいました。女神のアクアは仲間がアンデッドのスキルを習得することに猛反対していましたが、リッチのスキルなんてそう覚えられないから、覚えたら結構な戦力になるんじゃないかというカズマの意図があります。カズマはパーティの火力不足に悩んでいました。

ウィズはそんなカズマにスキル「ドレインタッチ」を教えることにしました。相手の体力や魔力を吸い取ったり、逆に相手に分け与えたりするスキルだそうです。カズマは「使い方によっては俺達のパーティの火力不足を補うことができるかも」と考え教えてもらうことにします。

 

おわりに

今回カズマたちは、ある貴族の別荘だった洋館に棲まう悪霊を除霊して欲しい、という要請をギルドから受けています。除霊の報酬は屋敷に住んでい良いとのことで、馬小屋生活をしているカズマにとって、これ以上ない報酬です。アクアは女神でアークプリーストですから除霊は得意分野です。

実際に夜中にたくさんの人形が現れてカズマたちを困らせていましたが、何とか解決をし……たのでしょうか? よくわからなかったですけど除霊できたようで、ギルドから臨時報酬が出ることになりました。

しかし、その悪霊が集まってくる理由は、ウィズと初めて会ったときに、ウィズの代わりに仕事を引き受けたアクアが墓地に巨大な結界を張ったため、行き場をなくした霊が洋館に行くしかなくなっていた、ということでした。何というマッチポンプ……マッチポンプとは自作自演ですね。

自作自演で報酬をもらうわけにはいかないのでカズマは受け取りを遠慮することに……。しかしながら、大家さんから洋館には住むことは許されたので、カズマたちにもようやくまともな家ができました。めでたしめでたし、と。

感想としては、やはりカズマとウィズが知り合ったエピソードは扱って欲しかったです。ウィズに教えてもらった「ドレインタッチ」のスキルは今後の冒険に活かされるのでしょうし、そのためにスキルを習得するエピソードも放送しておかないと、視聴者が置いてけぼりすぎるから、今回の放送をしたのだと思われます。でも、それなら出会うところも扱うべきではなかろうかと思います。小姑のいけずを耐え忍ぶ嫁的な、アクアとウィズのやり取りは視聴者受けしそうなエピソードですし。

 

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