ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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朝ドラ『まれ』126話で「Petite sorciere」の商品が変更され、マルジョレーヌが1人の女の子の心に届きました

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NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年8月20日の放送の126話で、希のフランス菓子屋の商品が変わっていました。

 

 

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)はフランス菓子屋「Petite sorciere」(プティトゥ・ソルシエール)を出店しました。開店当初は順調でしたが、2週間もすると閑古鳥が鳴いており、売上は0の日もあったみたいです……父・津村徹(大泉洋)と同じく倒産→自己破産の道を歩むのではないかと不安になっています。

前回125話では、希が修行していた横浜のフランス菓子店『マ・シェリ・シュ・シュ』から、希の先輩である浅井和也(鈴木拓)がヘルプに来てくれていて、その中で希は新しいメニューを作り出すことになります。

開店からの商品展開は4点です。能登産イチゴを使用したイチゴの女王、「Reine des Fraises」(レーヌ・デ・フレーズ)、350円。中島菜を使用した土の人、「Gens de la terre(ジャン・ドゥ・ラ・デール)」、420円。能登栗を使用した能登のモンブランこと「Mont-Blanc de Noto(モンブラン・ドゥ・ノト)」、450円。能登産ブルーベリーを使用した、覚悟の意味の「Resolution(レゾリュシオン)」、380円。この4点です。

これら4点に代わる新商品は、「能登カボチャのプリン」"Pudding au potiron de Noto"、250円。「イチゴのショートケーキ」"Shortcake aux fraises"、300円。「シュークリーム」"Chou a la creme"、180円。そして、希が最も力を入れて作った商品が「マルジョレーヌ」"Gateau Marjolaine"、450円。一般の人に馴染みのある品に変えて、価格も下げました。

マルジョレーヌは、フランスの有名なレストランのオーナーシェフが考えたお菓子、それをアレンジしたケーキだそうです。このマルジョレーヌから火がついてお店が軌道に乗るように、と願っていました。

 

一見シンプルなケーキだが、温かいバターと冷たい生クリームという温度の違う材料を混ぜ合わせるため、高度なテクニックが問われる。この菓子を作れる者は一流の料理人である。

 

と、希の弟の一徹(葉山奨之)が、調べた資料を読んでくれていました。説明乙。

 

 

youtu.be

 

YouTubeにマルジョレーヌを作っている動画がアップロードされていました。めっちゃ美味しそう!

 

辻調理師専門学校: ガトー・マルジョレーヌ

 

また、『辻調理師専門学校』さんのWebサイトにもガトー・マルジョレーヌの作り方のページがありましたので、気になった方は合わせてご覧になってください。

新商品になってからお客さんは少しずつ戻ってきているみたいです。しかしマルジョレーヌは希から薦めてようやく買ってもらえる状態で、お客さんから自発的に注文が入ることはまだないそう。

123話で希の母・津村藍子(常盤貴子)を抱きしめていた、希の幼馴染みで現在バンドをしている二木高志(渡辺大知)は、今回も輪島に戻ってきて、藍子さんを元気づけていました。さすがに今回は抱きしめるどころか近づきもしていませんでしたが。高志の恋は成就するのでしょうか? 藍子さんは徹一筋っぽいし、無理じゃないかと思っていますが、『まれ』の脚本さんの考えは読みづらいので、どちらにも転びそうです。

その高志が藍子さんついでに希の店にも立ち寄り、今回も希にアドバイスを送っていました。高志がバンドでメジャーデビューまで辿りつけた最初の一歩は、「たった一人に届けばいい」という、ただそれだけの思いだったみたいです。だから、希のケーキも誰か一人に届けばいいんじゃないか、と。

そして、希のマルジョレーヌは一人の女の子に届いていました。

 

シンプルに、いちごのショートケーキ(フレーズ・バニーユ)やシュークリーム(シュー・ア・ラ・クレーム)みたいなケーキの方が需要はありそうです。あるいはマドレーヌやブリオッシュのような焼き菓子も良いですね。

 

前回の『まれ』の記事で上記引用文を書いていましたが、ドラマでもそうなりました。以前のラインナップは、単に横浜の、『マ・シェリ・シュ・シュ』のやり方をそのまま能登に持ってきただけでしたから、やはり敷居が高かったのだと思います。

『マ・シェリ・シュ・シュ』が港の見える丘公園の方に店を構えている有名店ということは、ターゲットとなる人は山手の高級地の住んでいる奥様方でしょうし、横浜に観光に来ている、あるいは『マ・シェリ・シュ・シュ』のケーキが目当てで来ている人たちのような、財布に余裕があったり財布の紐が緩んだりしている方のはずです。

『プティトゥ・ソルシエール』(プチ・ソルシエール)では観光客だけでなく、地元・輪島の人たちのおやつとしても購入してもらいたい、と希は思っているのですから、やはり以前のラインナップでは厳しかったです。

ショートケーキやシュークリームでも、能登産の材料を使って、『マ・シェリ・シュ・シュ』仕込みの知識やテクニックで超こだわって作ればいいのではないかと思って、上記引用文のようなことを書きました。ただ、新ラインナップでは商品の単価が下がっていますから、今まで以上に客数や客単価を上げて、売っていかなければいけません。パティシエは希一人で、塗師屋の女将と並行して……ですから、商品数をこれまでより増やしていけるのでしょうか。

そして、売上0から脱したものの、まだ赤字のボーダーラインすれすれの超低空飛行でしたし、来週の予告では希が赤ちゃん、それも双子を産むみたいですから、お店を続けられなくなる可能性が相当高いです。借金どうするのでしょうね。

 

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