ディスディスブログ

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朝ドラ『まれ』153話で希と池畑大悟による師弟対決の結果が出ました。ロベール幸枝も登場し採点しています

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NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年9月23日水曜日の放送の153話で、希のコンクールの結果が出ました。

 

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)は、「世界パティシエコンクール」という、最高峰のパティシエコンクールに出場することになりました。と以前書いていたのですが、希が出場しているのは大会の日本代表を決める国別の予選のようでした。しかも予選には希の師匠であるフランス菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナーパティシエ池畑大悟(小日向文世)も出場しており、希を叩きのめしてやると宣戦布告していました。

ちなみに予選は、アントルメ(ホールケーキ)とプチガトー(小さなお菓子)、焼き菓子、ピエスモンテ(飴細工)の4種類の菓子を、会場で5時間30分内に作るルールになっています。 

制作が始まったところで、大悟から会場内のトイレで希の父親・津村徹(大泉洋)に会ったことを伝えられ、激しく動揺する希。4種類の菓子は制限時間内に作り終えましたが、その後にさらに新たなデコレーションを作り始めました。予定にはありません。そのデコレーションは父との思い出の品でした。自分がケーキ作りを志す原点となった、徹の買ってくれたバースデーケーキに乗っていた、魔女姫人形(キッチンウイッチ)です。マジパンですかね。

前回152話で、大悟の口から飛び出した話では、希が子供の頃に食べた思い出のバースデーケーキは、徹から依頼を受けた大悟が頼んで作ったものだそうです。ショートケーキですね。徹がそれをオーダーしたときは、大悟のお店は「マ・シェリ・シュ・シュ」のある横浜の元町・中華街方面とは違う場所に開いていたそうです。後に希が上京して行ったときには既に「マ・シェリ・シュ・シュ」は横浜に映った後で、元あった場所に別のお店が入っていたみたいなことを言っていたかと思います。

疑問に思うのは、希が上京してフランス菓子の修業をするお店を選ぶ段階で、大悟のケーキを食べても子供の頃のことを全く思い出さなかったのはどうして?ということです。あのとき希は片っ端からケーキを買って食べまくっていたかと思いますが、大悟との再会は偶然だった記憶がありますし、前述したように大悟のケーキを食べても子供時代の思い出のショートケーキには結び付けなかったじゃないですか。

希は美的センスがないけど味覚にはたいへん優れているキャラ設定なので、彼女が大悟のケーキを食べたときに、思い出のバースデーケーキを思い出せない訳がないと思うのです。夢を持つことが嫌いで、地道にコツコツが心情だった希が、安定している公務員の職を辞めてまで飛び込んだパティシエの世界、その大元になっている子供の頃に憧れたケーキの味を思い出せないなんてことは……まずないと思うんですよね。物語の展開的にも「あのときのショートケーキを作ったのはこの人だ!」となって弟子入りした方が盛り上がるはずですし。でも私が観ていた限り、当時そういった描写はありませんでした。要は、思い出のバースデーケーキは徹が大悟に依頼したものだった、という思いつきの後付け設定なのでしょう。

コンクールの結果は大悟の優勝に終わりました。希の世界一の夢は今回は叶わず。大会後、大悟が希の作品を食べ、希が大悟の作品を食べているところに、ロベール幸枝(草笛光子)がやって来ました。希のお祖母ちゃんであり、師匠である大悟の師匠なので、希にとっては大師匠となるでしょうか。幸枝さんの希の採点は55点。以前もらった評価より15点も上がっています。大きく成長していたみたいです。

ていうか大悟ほどの人物なら、出場者ではなく審査員の方がよかったですね。代わりにTOKO、矢野陶子(柊子)が大会に出場して、希が彼女を打ち負かす話にした方が視聴者はカタルシスを得られたかもしれません。以前「な〜め〜す〜ぎ〜」と指差された人に勝つという。

 

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