NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年7月25日土曜日の放送の102話で、希が能登から横浜に戻ってきました。
旦那の紺谷圭太(山崎賢人)のいる輪島に戻っていたヒロインの紺谷希(土屋太鳳)は横浜に戻ってきました。心待ちにしていた「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナーパティシエである池畑大悟(小日向文世)ですが、いざ希が戻ってきたことを報告すると素っ気ない素振りをして見せています。どんだけツンデレなんだ。
大悟はフランスに行く決意を改めて希に問いました。それに対して希はそれを断る……というか、「マ・シェリ・シュ・シュ」を辞めて能登に戻ると言い出しました。パティシエも辞めて圭太の方を手伝いたい、能登の方が落ち着いたらまた戻って修行をしたい、と。
大悟が言うには、フランスへ行って来いと言ったのは若いうちでないと感性は身につかないからで、一旦修行をやめてしまるということはパティシエ人生を棒に振るということになる……ということでした。大悟は希に「ロールケーキを作れ。それまでは閉店だ」と卒業試験(?)を突きつけてきました。ロールケーキといえば、希が大悟と初めて会った「ロールケーキ甲子園」です。
甲子園で大悟に食べてもらったロールケーキは、能登の食材で作った能登のロールケーキ、今回、希が作ったのは大悟に教えてもらったこと全てを注ぎ込んだ「横浜ロールケーキ」でした。大悟はさっそく、ケーキにフォークを入れ、口にし、口から出てきた言葉……「不味い」。というところで今週は終わりです。
次週予告で池畑大輔(柳楽優弥)が言ってたと思いますが「怒ってるんじゃなくて、泣きたいんだよ 、あの人は」という台詞が、今の大悟の全てを表しているなぁと感じられました。大悟は、希の父・津村徹(大泉洋)に対して「輪島職人なんかとの結婚を何で許した?」と言っていましたが、こういうことになるのは結果が見えていたことですから、怒りたくなる気持ちもよく分かります。
でも次週予告を見る限り、輪島では嫁姑戦争的なものになりそうな気配がしますから、女将さんには困っていない気がするのですが……。姑はもちろん圭太の母です。大悟の言うとおり、今はフランスへ修行しに行くのが最善策なように思います。フランス修行を込みで圭太は希と遠距離結婚をしていたはずですし、実際にフランス修行を後押ししていましたし、圭太のご両親や祖父の弥太郎(中村敦夫)だってそういうことまで考えて結婚を承知したのだと思っていたのですが……。
希が能登に戻る理由みたいなものが見えてこないです。う〜む。