ディスディスブログ

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朝ドラ『まれ』132話で「プチ・ソルシエール」営業再開。新商品はクッサン・ド・リヨンなどでした

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NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年8月29日土曜日の放送の132話で、希のフランス菓子店「プチ・ソルシエール」が営業を再開しました。

 

 

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)と夫の圭太(山崎賢人)の間に、女の子と男の子の双子が生まれました。歩実(あゆみ)ちゃんと匠(たくみ)くんです。

そして今回はいよいよ「プチ・ソルシエール」が再開しました。再開に際し、希は新製品も作っていました。それが「クッサン・ド・リヨン」です。南フランスのお菓子。

希は圭太に、店が軌道に乗って他にもフランス菓子を出せるようになったら、最初にこのクッサン・ド・リヨンを出したいと思っている、と言っていました。

 

リヨンの街で見かける、小さくてカラフルなお菓子、クッサン・ド・リヨンは、チョコレートとシロップで作ったガナッシュをマジパン(アーモンドと砂糖で作るペースト)でくるんだものです。緑・ピンク・紫といった独特な色合いも鮮やかです。

クッサン・ド・リヨン Coussin de Lyon | フランス観光 公式サイト

 

『フランス観光 公式サイト』さんのページに、クッサン・ド・リヨンの紹介がありました。希も言っていましたが、クッサンはクッションのフランス語みたいです。リヨンのクッション。

このお菓子には、人々の健康を祈る、という願いが込められているのだとか。希も「この子(子供)たちと圭太と家族みんなが健康で幸せでありますように」という思いを込めています。

 

www.nhk.or.jp

 

『まれ』の公式Webサイトでも「今週のスイーツ」というページがあり、第22週のスイーツとしてこの「クッサン・ド・リヨン」が紹介されています。詳しい説明は上のリンクからご覧になってください。

 

「プチ・ソルシエール」の営業再開直後はやはり暇……でしたが、突如として遠方からのお客さんが次々に来るようになり、戸惑う希。お客さんに、遠方なのにどうして店を知っているのかと尋ねたところ、あるブログに紹介されていたから買いに来たと答えます。

その客さんが言うには、それは「波多野都(はたの・みやこ)という東京の雑誌の人」が運営しているブログだそうで、さっそく希がノーパソを開いて探してみると、ブログの管理人の欄には以前、店に訪れていた妊婦さん(本上まなみ)の画像が!

波多野さんと同じく妊娠をしていた希が、産休後に店を再開する気概を見せていることを応援する内容が書き込まれており、能登の輪島で食べられる本格的なフランス菓子のお店に興味を持ったブログの読者が続々と店に訪れるようになったということでした。

 

今日のラストではいよいよ2015年4月にまで時間が進んでいます。オープンから7年だそうです。お店は軌道に乗っているようで、商品ラインナップも増えています。「ジャン・ドゥ・ラ・テール」や「レゾリュシオン」、「デパール」、そして「クッサン・ド・リヨン」も商品ケースに並んでいました。クッサン・ド・リヨンの価格は150円でした。さすがに1個の値段ではないですよね? 結構小さいので。

それと! 歩実ちゃんと匠くんが大きく成長していました。小学生です。

来週は世界一のパティシエを目指すのでしょうか? 徹(大泉洋)も登場していましたね。さすがにまだ輪島には戻ってこないでしょうけれども、最終週かその前辺りに戻ってきて藍子さん(常盤貴子)とよりを戻すのだと思います。

 

news.livedoor.com

 

『まれ』について妊娠と出産に関する描写に非難があるみたいです。計画がなさすぎという点は確かにそうですね。

元々、希は徹を反面教師にして夢を見ないで現実を見て着実に歩む子という設定があったのですが、実際にはせっかく公務員になっても直ぐに辞めて横浜にパティシエ修行をしたり、池畑大輔(柳楽優弥)から見初められ自分も告白したと思ったら圭太に鞍替えするし、パティシエ修行もフランス行きという大きなチャンスが目の前にあったのに結局はそれを断って修行を中断して能登に戻って女将業を始めるし、女将業を始めたと思ったらやっぱりお店をやりたくなってお店を開くし、返済計画もろくに示さず店を始め、商品展開も横浜の高級路線をそのまま輪島に持ってきてお客さんの総スカンを食らうし、店を始めたと思ったら妊娠しているし……ということで、ここまでの出来事を並べてみると、希の人生は一貫して行き当たりばったりで、どちらかと言うと徹に近い性質な女性です。

 

www.nhk.or.jp

 

希は定期的に人生設計の計画書?もドラマ内で登場していましたが、よく見てみると綿密な計画書というよりは夢見がちな人の妄想的なものです。なので、自分の行き当たりばったりさに気づいていないのは希本人と脚本家の方くらいなもので、希が決して「地道にコツコツ」な人でないことは明らかです。

それよりも私が気になったのは別にあります。お客さんの依頼を受けてケーキを作った、ケーキを作っている途中で歩実ちゃんが熱を出した、というところです。希も圭太も自己嫌悪にかられていたみたいですけど、決して育児を放棄していた訳ではなく圭太がいた中での発熱ですから、特に罪悪感を覚えることではないと思います。病気はどんなに気をつけていても発症するときは発症しますからね。仕方ないです。

ここで大切なのは、仕事と育児をどのように両立させるか、どこかで折り合いをつけるかを夫婦や家族、周囲の人たちと築き上げ乗り越えていく様子をドラマで見せることであって、希たちが自己嫌悪で落ち込む様子を見せることではないと思うのです。

結局はお客さんのケーキはどうしたんでしたっけ? 希はお客さんにはケーキを作れる精神状態ではなかったですから、依頼はキャンセルされたのだと思いますが、仕事としては一度受けた依頼を当日?にキャンセルしたのでしょうから、そうだとすればそれは希という人間の、プチ・ソルシエールの店の沽券に関わる問題です。店はまだ軌道に乗っていないどころか、赤字のボーダーラインギリギリのところで推移していた状況でしたから、あの失態は店の終わりを意味するかもしれない大きな出来事だったはずです。

でもドラマで描かれたのは騒動から7ヶ月が経過していて、お客さんが希の家に来てお客さんの方から無理をさせてゴメンね、と謝っているところだけでした。そうではないでしょう、と。お客さんに言わせるまでの経緯も丁寧に描いてください、と。それが育児をしつつ女将もしつつ店の営業もする女性の姿を描くというものではないのですか、と思うわけです。

 

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