NHK連続テレビ小説『まれ』の2015年7月23日木曜日の放送の100話で、希が美味しそうなスイーツを作っていました。
ヒロインの紺谷希(土屋太鳳)は、旦那の紺谷圭太(山崎賢人)が倒れたとの報を電話で受け急いで輪島に帰りました。どうやらフランスの有名メーカー、ディニテ、とのコラボレーションで、磁器に漆を塗る陶胎漆器(とうたいしっき)なる製品を作る計画が進行中のようでしたが、圭太の師匠で祖父の弥太郎(中村敦夫)が倒れてしまったため、代わりに圭太が孤軍奮闘している最中、彼も倒れてしまった、ということのようです。
今回はそのディニテのアートディレクターのフランス人(?)の方と、彼の通訳さんの2人が圭太たちの塗師屋「紺谷漆器」を訪れ、商談を進めていました。でもフランスメーカーからすると弥太郎が携わることを前提として計画を進めていた訳で、それが圭太たち他の職人に取って代わることは契約とは異なりますから、契約が破棄されそうになっています。
最後通告を突きつけ帰ろうとする2人を拙いフランス語で引き止めたのが希で、おもてなしのスイーツを振舞っていました。それはミ○ドのフレンチクルーラー的なスイーツでした。名前は「Paris-Brest(パリ・ブレスト)」で、フランスの自転車レースを記念して作られたお菓子で、自転車の車輪の形(ドーナツ型)をしています。「フランスと日本の出会いを記念して作ってみました」と希。
リング状に絞り出したシュー生地を焼き上げたものを真横に切り分け、上下の生地の間にプラリネを加えたアーモンド風味のバタークリームを挟んで完成となる。 - パリ・ブレスト - Wikipedia
パリ・ブレストはこういうお菓子だそうです。リングシューとも。シュー生地を焼いたものなんですね。希が言っていたフランスの自転車レースとは『パリ・ブレスト・パリ』という名前だそう。
前述したように、パリ・ブレストは見たところフレンチクルーラー的なお菓子で、大悟が作るような高級フランス菓子とは異なる、庶民のお菓子的な立ち位置にあるものと想像します。それを選択したところが希らしいと言えば非常に“らしい”です。
アートディレクターさんが、そういう味を好んでくれるか、あるいはそのパリ・ブレストが輪島塗の器に乗って出されていたので、そのフランス菓子と輪島塗との融合みたいなものに触れ、新しい何かを発想してくれる、みたいな流れが来そうです。
一方で、横浜では父親・津村徹(大泉洋)の会社が引き上げていました。業者に備品が全て引き取られていまして、徹さんは泣いていましたねぇ。妻の藍子(常盤貴子)さんも立ち会って。
希たちの住む「天中殺」でバイトをしている二木高志(渡辺大知)は、藍子さんたちのために新居を探してあげていましたが、それも頓挫することになりました。今日は、高志が藍子さんを港の見える丘公園で慰めていて、藍子さんは思わず泣いていましたね。
高志は藍子さんのことがずっと好きだったんですね。たぶん、そうでしょう。高志は以前、池畑美南(中村ゆりか)に、好きな人はいるけど叶わない的なことを言っていたので、それを踏まえるとそうとしか思えないです。
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