前ハースのチーム代表「ギュンター・シュタイナー」が、「セルジオ・ペレス」のレッドブルF1との契約更新の可能性が高まっていることに、疑問を呈していると報じられています。
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セルジオ・ペレス
レッドブル所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」は、2024年いっぱいでチームとの契約を満了します。
第8戦モナコGPでは、Q1敗退、決勝でも0周リタイアを喫しています。
ここ数年、ペレスはヨーロッパラウンドに入る頃から調子を落とす傾向があり、今年も同じ流れにあるのではと言われています。
レッドブルの顧問「ヘルムート・マルコ」は最近、ペレスと契約更新をするかどうかについて、夏休み前までに明確な結論を得たいと言っています。
その一方で、カナダGP前にレッドブルがペレスとの契約更新を発表するのでは、とも報じられています。
シュタイナーが疑問を呈する
ハースF1の元チーム代表である「ギュンター・シュタイナー」が、The Red Flags podcastにて、ペレスがレッドブルの契約更新しようとしていることに疑問を呈しているようです。
もちろんチェコ(ペレスの愛称)は悪いドライバーではなく、他のドライバーがただ近づいているだけだ。
それ(レッドブルはすぐにドライバーを首にすること)は私が時々自分自身に尋ねる質問の一つだ。なぜ他のドライバーにチャンスを与えないのかってね。
角田(裕毅)は素晴らしい仕事をしている、RBチームでも素晴らしい仕事をしていると思う。
ペレスは来年契約を更新したようだが、(カルロス・)サインツのようなオプションもある。
(アレクサンダー・)アルボンも候補だったが、彼はウィリアムズと契約したため、今は明らかに候補にはない。
しかし、それはそのうちの一つだ。よくわからない。
おそらく支配的なマシンを持たなくなったことで、その態度は変わるだろう。
なぜなら、他の2チームにはカルロスと(シャルル・)ルクレールがいるし、マクラーレンにはモンテカルロで2位になった(オスカー・)ピアストリと(ランド・)ノリスがいるから、2人のドライバーがポイントを獲得する必要があるからで、彼に質問する必要はないよ。
だからレッドブルの考え方に何かが変わるかもしれないが、カルロスを除いては何も(動きが?)なく、もう選択肢は多くないと思う。
と語っています。
レッドブルは衰退するか?
また、レッドブルはこのまま衰退するだろうかという質問に対して、シュタイナーは以下のように答えています。
レッドブルの衰退とは言わない。他チームの追い上げだと思うからだ。
レッドブルが遅くなったり、悪くなったりしているのではなく、他チームが追いついているだけだ。
レッドブルは今、はっきりと挑戦を受けているため、より多くのリスクを負わなければならず、より緊張し、より多くのミスを犯している。
人生全般に言えることだが、追い詰められているときはミスを犯しやすくなるものだ。
でも、違うことをしている(? 訳わからず)ときや、全てが上手くいっているときは、たとえ間違っていたとしても、それでもいいんだ。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
しかし話し言葉の訳は難しいです。
その場のニュアンスをつかむことでもあるので。
シュタイナーの主張は、ただ一つの物事を角度を変えて見ただけで、言葉の問題でしかないのではという感じです。
他チームが追い上げていることは、追い上げられている側の衰退を意味すると思います。
どうしてかというと、F1のレースは相対的な速さを競うものだからです。
もちろんシーズンはまだまだ先が長いので、互いにアップデートを繰り返していき、その中で逆転したりされたりもするでしょう。
あくまでモナコGP終了時点では、マクラーレンとフェラーリ、特にマクラーレンに追いつかれたか追い抜かれたかしたと思われます。
ほぼ互角のマシンにおいては、ペレスはどうしてもライバルに比べて見劣りしてしまい、レッドブルはチーム戦にもちこまれると不利でしょう。
これはシュタイナーの言うとおりかなと思いますし、メディアでもネットでも同じようなことがたくさん言われていますね。
レッドブルは本当にペレスと契約更新をするのか。
考えを改めて、サインツや角田、リカルドを起用するのか。
なかなか興味深い展開になってきたなと思います。
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おわりに
ということで、ギュンター・シュタイナーがセルジオ・ペレスのレッドブル残留に疑問を呈する報道について感想を書いた記事でした。