2024年7月29日、レッドブルF1は「セルジオ・ペレス」についての重要な会議が行われました。
結果、チームはレッドブルを2024年末まで残留させることを決めたようです。
目次
セルジオ・ペレスの不振
レッドブル所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」は、シーズン序盤の勢いをなくしていて、不振の真っ只中です。
彼がヨーロッパラウンドに入った頃から不調に陥るのはここ数年の恒例です。
今季も例に漏れず、過去5回のグランプリでわずか11ポイントしか獲得していません。
2024年7月6日のイギリスGP予選でも、そして今回ハンガリーでも彼はQ1敗退を喫しています。
ペレスは先日レッドブルと契約延長をしました。
契約は1+1年とされ、最大であと2年チームに在籍します。
チームがそんな彼と新契約を結んだことが時期尚早だったのでは、と厳しい批判にさらされています。
ペレス放出の噂再燃
レッドブルがペレスを早期に放出する可能性があると海外では伝えています。
ドイツ紙Auto Motor und Sportなどはチームとドライバーの契約における「厳格なパフォーマンス条項」に関係していて、放出されるとなった場合代役はビザキャッシュアップRB所属のオーストラリア人「ダニエル・リカルド」が候補になると伝えています。
リザーブドライバーであるニュージーランド人「リアム・ローソン」が近々フィルミングデーで「RB20」を走らせ、これがローソンをレッドブルに起用するためのテストになるのでは、とペレスの解雇に関連付けている報道もありました。
チームメイトのオランダ人「マックス・フェルスタッペン」とのドライバーズポイントが、サマーブレイク突入時に100以上になっていた場合、契約を解除する条項があるのではという報道もあります。
また、先日フィルミングデーにてローソンがレッドブルの今季型「RB20」で走行していて、これがレッドブルのシートを彼に与えるためのテストではないか、との噂も。
VCARBの「角田裕毅」の昇格の噂も、遅ればせながら報じられるようになっています。
レッドブルの会議
ベルギーGP後の2024年7月29日、レッドブルF1の代表である「クリスチャン・ホーナー」とレッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」を交えた重要な会議が行われました。
レッドブルは現在、コンストラクターズタイトル首位の座が脅かされている状況で、慎重に選択肢を検討していました。
ペレス残留へ
話し合いの結果、ペレスは2024年末までチームに残留することに決まった、と海外の複数のメディアが伝えています。
ペレスの代わりにビザキャッシュアップRBのオーストラリア人「ダニエル・リカルド」か、リザーブのニュージーランド人「リアム・ローソン」のどちらかを起用することが検討されていましたが、その可能性もなくなったことを意味しています。
(もちろんVCARBの日本人「角田裕毅」も)
コンストラクターズの危機?
ペレスは過去8レースでわずか28ポイントしか獲得していません。
レッドブルはコンストラクターズのタイトル争いで大きな危機に瀕しています。
彼らを追うマクラーレンは、サマーブレイクに入る時点でわずか42ポイント差にまで迫っています。
数ヶ月前レッドブルと新契約を結んだペレスにとっては、これは嬉しいニュースであり、さらなる安心感をもたらすでしょう。
ペレスは調子を崩していますが、いくつか良い兆候も見られます。
ハンガロリンクの予選でのクラッシュ後、素晴らしいレースペースを見せ、スパ・フランコルシャンでは予選2位を獲得しました。
しかし、中国GP以来、彼は週末を過ごすのに苦労しています。
マクラーレンの脅威が高まり、メルセデスも最近復活を遂げている中、レッドブルがチームタイトルを保持するには、ペレスが最高のパフォーマンスを発揮する必要があります。
同様にドライバーズチャンピオンシップでも、マックス・フェルスタッペンはランド・ノリスに78 ポイント差になっており、ペレスのサポートが必要になるでしょう。
誤役御免。
感想
感想です。
まず今回書いた内容は、公式に発表されている情報ではないことはご留意ください。
にしても、サインツのウィリアムズ移籍もそうですが、こちらも想定し得る最も退屈な結末になりそうですね。
It seems like Perez is staying at Red Bull. If they lose the Constructors' as a result, they have only themselves to blame.
— Joe Saward (@joesaward) 2024年7月29日
ジャーナリストの「ジョー・サワード」さんのポストにあるように、海外のジャーナリストの間でも失望感が広がっているように、私には見えます。
上記サワードさんはレッドブルがコンストラクターズを失ったら、その責任は彼ら自身にあると書いていますね。
つまり彼は、レッドブルはこの決定でコンストを捨てた、と捉えているのでしょう。
私もこのままならコンストラクターズは取れないと思います。
覚悟の上で、それ以上にペレスの背後にあるスポンサー資金がほしいのでしょうね、ホーナーたちは。
それくらい自社エンジン開発に必要な資金が莫大なのでしょう。
でも、この決定が本当だとしたらですけど、正直ホッとしてもいます。
ローソンの昇格なんて理不尽なことが起こらなかっただけで、個人的には満足です。
個人的にレッドブルにもホンダにもフェルスタッペンにもペレスにも特別な感情がないので、彼らが王者から陥落してもノーダメージですし。
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おわりに
ということで、セルジオ・ペレスが2024年シーズン終了までレッドブルに残留決定との報道の感想を書いた記事でした。