【F1】ベルギーGPのセルジオ・ペレスにヘルムート・マルコは満足せず【2024】

セルジオ（ペレス）には2位から良い結果を得るチャンスがあったが、残念ながらそうはならなかった。

特に最終スティントでは完全に崩れ、1分48秒台のラップタイムを記録した。

予選では非常にポジティブに見えたものは、残念ながらレースでは実現しなかった。

我々にとって、2025年の一般的な状況についてすでに議論しているような状況だ。

何人かのドライバーがいて、コンセプトがある。だが、もちろんセルジオにとってはすべての結果が重要であり、2番グリッドから8位というのは確かに我々が期待していたものではない。

とのこと。

誤役御免。

感想

感想です。

今回は予選はよかったですから、それだけに余計に決勝のパフォーマンス不足が目立ってしまいましたね。

今回彼がレースで求められていたことは、スタートでトップに立ち後ろをコントロールしてフェルスタッペンが上がってくるのを待つことだったと想像します。

最悪ポールのルクレールに逃げられたとしても、フェラーリは現状タイトル争いの脅威になり得ていないので、メルセデスとマクラーレン勢を抑える役割があったでしょう。

しかし実際にはルクレールだけでなくハミルトンにまでスタート後に抜かれ、その後さしたる抵抗もできずずるずると順位を落としてしまいました。

2位だったのに、終わってみればトップ4（8台）の中で最下位。

これでいいレースだったとは誰も言えないと思います。

2024年7月29日にも、レッドブルの首脳陣が集まって会合を開き、ペレスの処遇を決めると噂されています。

コンストラクターズ争いで戦えないことが改めて証明されてしまいましたから、普通の感覚なら解雇になると思います。

ただ、10月にペレスの準地元であるアメリカや地元のメキシコGPを控えているこのタイミングで彼を解雇をすることができるのか、ペレスの背後にいるアメリカ大陸の大企業たちがそれを受け入れられるか、そして2026年からパートナーになる『フォード』が彼の解雇を容認するのか、という問題との兼ね合いになるのだろうと想像しています。

そしてこのことは、レッドブルの大株主であるタイの「ユーウィッタヤー家」とオーストリアの「マテシッツ家」のせめぎ合いでもあります。

ペレス解雇→角田裕毅昇格となれば、ヘルムート・マルコのいるオーストリア側が力を取り戻した。

ペレス続投や解雇→リカルド昇格となれば、クリスチャン・ホーナーとその支援者であるタイ側がまだ力を持っていると捉えていいでしょう。

ある意味タイトル争い以上に興味を集めそうなこの会合ですが、いつ行われ、いつ結果が発表されるか、それは現時点で私はつかめていません。

結果を知ることが怖いような楽しみなような。

DAZN