F1の2024年シーズン、2024年7月26日から第14戦「ベルギーGP」が開催されています。
2024年7月28日日曜日は決勝が行われました。
結果と感想を書いています。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)とビザ・キャッシュアップ・RBは、2023年までそれぞれアルファロメオとアルファタウリのチーム名で参加していました。
第14戦ベルギーGP
F1は2024年7月26日金曜日から第16戦ベルギーGPが開催されます。
舞台はベルギーはリエージュ州にある「スパ・フランコルシャン」。
アップデート
アップデート情報です。
- メルセデス:ディフューザー、フロアエッジ、ビームウィング、フロントウィング、ヘイロー
- フェラーリ:フロントウィング、リアウィング
- マクラーレン:リアウィング、ビームウィング、リアコーナー
- アルピーヌ:フロントウィング、コーク/エンジンカバー、リアコーナー、ビームウィング、リアウィング、ミラー
- ビザキャッシュアップRB:リアコーナー、ビームウィング、リアウィング
- キックザウバー:ミラー、フロアフェンス、フロントウィング、リアウィング、ビームウィング
- ハース:リアウィング、ビームウィング
上記のとおり。
見落としがあるかもしれません。
タイヤコンパウンド
使用されるタイヤコンパウンドについて。
A brand new track surface at Spa-Francorchamps. Read the preview of the #BelgianGP here 👇https://t.co/V116OKEWeD pic.twitter.com/gykGA4M6uc
— Pirelli Motorsport (@pirellisport) 2024年7月23日
今回使用されるタイヤコンパウンドは上記のとおり。
C2〜C4とのこと。
C2がハード、C3がミディアム、C4がソフトタイヤ。
決勝
2024年7月28日はベルギーGPの決勝が行われます。
結果です。
RACE CLASSIFICATION (LAP 44/44)
— Formula 1 (@F1) 2024年7月28日
Look at the gap between the top three! 😅#F1 #BelgianGP pic.twitter.com/7DHzJf76xe
F1の公式Xアカウント (@F1) のポストのとおり。
BREAKING: #BelgianGP winner George Russell has been disqualified from the race for an underweight car #F1 pic.twitter.com/SfEgH61NzG
— Formula 1 (@F1) 2024年7月28日
ところが、レース後にトップでチェッカーを受けたメルセデスの「ジョージ・ラッセル」のマシンが最低重量を下回っていたことが判明し、失格処分となりました。
1.5kgほど下回っていたそうですね。
Lewis Hamilton inherits the #BelgianGP victory following George Russell's disqualification#F1 pic.twitter.com/HIJxfqnum2
— Formula 1 (@F1) 2024年7月28日
よってレースで2位だったメルセデスの「ルイス・ハミルトン」に優勝の判定がくだされています。
感想
2024年F1第14戦ベルギーGP決勝の感想です。
優勝
優勝はメルセデスの「ルイス・ハミルトン」でした。
上に書いたように、レースを先頭でゴールしたのはチームメイトのラッセルでした。
ところがレース後にマシンの最低重量を下回っていることが判明して、失格処分となりました。
Thirty-four laps on one set of tyres! 🤯#F1 #BelgianGP @GeorgeRussell63 pic.twitter.com/d7ujawqQ6h
— Formula 1 (@F1) 2024年7月28日
ラッセルは、ハンガリーGPで「角田裕毅」が見せたように、1ストップ作戦を敢行し、成し遂げたように見えました。
ただ、それも最低重量を下回った原因となっているのでしょう。
F1のマシンは元々、グラム単位、いや、もっとギリギリのところを攻めてマシンを作ってきているはずです。
さらにラッセルはワンストップを選択したことで、他のドライバー以上にタイヤを酷使していたことは想像に難くないですから、そこで下回ってしまったのかなと想像します。
タイヤだけで1.5kg下回ることはないかもしれないので、他の要素も絡んでいたことも想像されますが。
なので仕方ないと言えば仕方ないですが、ルールはルールですから、可哀想ですが。
レッドブル
レッドブル。
Plenty of battles in Spa 🇧🇪
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) 2024年7月28日
Max worked his way up to P5 from P11, while Checo finished in P8 with the fastest lap 🙌
Result 🏁: RUS, HAM, PIA, LEC, Max 🫶, NOR, SAI, Checo 🫶, ALO, OCO#F1 || #BelgianGP pic.twitter.com/EKJ3qXdeWA
「マックス・フェルスタッペン」が5位、「セルジオ・ペレス」が8位。
上述したラッセルの件で1つずつ順位が繰り上がっています。
ペレスはフロントロウからのスタートでしたが、レース結果はトップ4の最下位、終わってみれば定位置にいました。
サマーブレイクまでにフェルスタッペンに対して100ポイント差以内に収めることが求められていると言われているペレス、彼のクビはほぼ切られたと見ていいのではと思います。
今回マクラーレン勢がそこまで速くなかったこともあり、コンストラクターズランキングでレッドブルがまだ首位にいますが、このままでは近いうちに逆転されそうです。
ペレスの他のドライバーへの交代を、サマーブレイクまで待っている時点で手遅れ感がありますが。
VCARB
ビザキャッシュアップRB。
Solid drive from both boys today, so close to the points 🤏 pic.twitter.com/BPFNypgk5X
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) 2024年7月28日
「ダニエル・リカルド」が11位、「角田裕毅」が17位でした。
ラッセルの失格により、順位が1つずつくり上がって、リカルドが10位、1ポイントを獲得しています。
レースで11位に下がったこと、オコンに対して無力だったことをどう評価されるか。
今回だけでなくリカルドはレース終盤で戦えずに下がることがとても多く、タイヤ管理ができていないことに、物足りなさを個人的には覚えます。
角田としてはノーチャンスでしたね。
週末ずっとペースがありませんでした。
フロアに問題があるとも言われていましたが、レースでもペースが上がらなかったので解決しないままだったのでしょう。
レースではラジオでブレーキのバランスの悪さを訴える場面があったように思いますので、フロアとブレーキと複数の問題を抱えながらの走行になっていた様子。
予選まで速かったセクター1での速さまで、レースでは失われていましたから、もう一度書きますがノーチャンスでした。
サマーブレイクで、ペレスの今後についてレッドブル首脳が話し合うとされています。
クビになれば当然、その空いたシートを誰が埋めるかという話になり、ヘルムート・マルコがいうには「ジュニアチーム」であるVCARBのリカルドと角田がその代替候補になります。
リザーブのリアム・ローソンも、なぜか2人と同レベルで扱われていますが。
彼らにとっても重要な夏休みになりそうです。
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おわりに
ということで、F1の2024年第14戦ベルギーGP決勝の感想を書いた記事でした。