ディスディスブログ

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屈指の面白さ!アニメ『ダンジョン飯』15話『ドライアド/コカトリス』の感想

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hテレビアニメ『ダンジョン飯』は、2024年4月11日に第15話『ドライアド/コカトリス』が放送されました。

視聴した感想をあれこれ書いています。

 

以下、ネタバレ要素を含みますので、バレても構わない方のみ下にスクロールしてください。

 

目次

 

アニメ『ダンジョン飯』

2024年1月4日よりテレビアニメ『ダンジョン飯』の放送がスタートしています。

 

第1話 水炊き/タルト

delicious-in-dungeon.com

 

ダンジョン飯。 それは、"食う"か"食われる"か―――

ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!

命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。

再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。

妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。

「食糧は、迷宮内で自給自足する!」

スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!

襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!

 

番組説明は上記引用部のように書かれています。

 

登場人物

登場人物。

原作未読な上にアニメも6話から観始めているので、よくわかっていません。

 

冒険者はライオスとマルシル、チルチャック、センシの4人で構成されたパーティがメインの登場人物のようです。

後にファリンも一時的に加わりました。

 

ライオスは種族が「トールマン」、職業は戦士か騎士。

マルシルは種族がエルフかハーフエルフと思われ、職業は魔術師。

チルチャックは種族が「ハーフフット」と言っていて、いわゆる「小人族」と思われ、職業はシーフ(盗賊)でしょうか。

センシは種族がドワーフ、職業は戦士でしょう。

ファリンはライオスの実妹なのでトールマン、職業は魔術師。

 

6話からの印象のみで書いていますので認識を間違えているかもしれません。

 

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)

 

15話『ドライアド/コカトリス』

2024年4月11日はTVアニメ『ダンジョン飯』15話『ドライアド/コカトリス』が放送されました。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

以降ネタバレ要素がありますので、大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。

 

予告動画

公式X (Twitter) による予告動画です。

 

 

公式X (Twitter) アカウント「ダンジョン飯」アニメ公式 (@dun_meshi_anime) による告知ポストです。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

視聴した感想

アニメ『ダンジョン飯』15話『ドライアド/コカトリス』を視聴した感想です。

 

6話から見始める

アニメを6話から観始めています。

1〜5話は観ていませんし、原作も未読です。

ですからあくまで6話以降の内容から得られた情報を頼りに書いていて、理解・読解を間違えて書いている可能性は大いにあります。

ご了承ください。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

ライオスパーティへ

14話では「カブルー」と「シュロー」の2つパーティについての物語でした。

2隊は今後、ライオスと連携を取るのでしょう。

そのためにも今のうちに彼らのプロフィールの、輪郭を濃くする必要があった、設定補強のパートになっていました。

 

15話は再びライオスパーティに話を戻しています。

やっぱりライオスたちのほんわかが好きです、私は。

 

地上に戻る

13話で地上に戻る決断を下したライオスたち。

 

マルシルの魔力が枯渇していること、戦力的にも「狂乱の魔術師シスル」と戦うためには足りていないこと、調味料が足りていないこと(これはセンシの優しさから出た言葉ですが)などが理由です。

ファリンがどうなるか、どうなっているのかわからない現状、実兄であるライオス、親友であるマルシルはそのまま先に進みたい気持ちはあります。

ありますけど、これ以上の無理は、犠牲者を増やすことにつながりかねません。

チルチャックやセンシの提案があり、ライオスは苦渋の決断を下したということでした。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

ダンジョン変容

しかし、地上に戻るにしても、徒歩で戻ることになります。

食糧が足りていない現状、地上に戻る行程も十分に危険です。

しかも、ダンジョンは往きとは姿を変えている様子。

それは当然シスルの仕業。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

ドライアド

ライオス一行が今回遭遇したモンスターの一種は「ドライアド」でした。

土の精霊でしたっけ。

 

ドライアドと戦闘になります。

マルシルは魔力切れのため戦力にならず、物理オンリーの戦いになります。

 

 

面白かったのが、物理オンリーのバトルになった弊害が、すぐにしっかりと反映されている点です。

剣でドライアドの身体を傷つけると、傷から「花粉」が出てきて、ライオスたちが「花粉症」になってしまう。

これが面白かった、ファタジー世界の冒険もので花粉症という発想がなかったので、なるほどそう来たかと。

 

 

 

そして、ドライアドを倒した後、「ドライアドの実」という名の「人面果実」を器にしたドライアド料理も斬新でした。

実を前にしたマルシルの顔ったら。

以前より彼女の魔物料理への抵抗がなくなってきているような。

それがいいことなのかどうか。

 

というか、人面果実の顔が『ベルセルク』の「ベヘリット」みたいでしたね。

 

ライオスも魔◯を?

ライオスが防御の魔術を、マルシルから教わっていました。

必要性をマルシルが感じて。

 

ライオスパーティが現在抱えている問題がありそうです。

マルシルが魔力不足であること。

魔力不足に陥ったそもそもの原因として、ファリンがいないこともあり、回復や補助といったバフ要因がパーティに足りていないこと。

カブルーも14話で、4人は無茶的なことを言っていましたよね、確か。

 

それをマルシルも感じて、ライオスに防御魔法を教えようということになりました。

これは案外理にかなっている感じがします。

ファリンは魔術師として、マルシルが驚くほど優秀な人みたいですから、その兄であるライオスも実は魔術師の素養があるどころか、素養が高い可能性は十分でしょう。

ライオスはアタッカーよりタンク(盾役)寄りに見えますから、タンクがバフを使うのはよい役割分担と思えます。

 

そして、手ほどきを受けたライオスは早速、マルシルの耳の治療を成功させました。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

チルチャックの考え

しかし、チルチャックはマルシルとライオスの考えには反対です。

パーティリーダーは魔術より社交術や人をつなぎ止める術を身に着けて欲しいと思っているからです。

 

これもよくわかります。

魔術師よりも戦士や騎士がリーダーがパーティに向いている理由も、そういうところでしょう。

魔術師が上に立っている組織は怖さがあります。

腹の底では何を考えているかわからないですから。

優れた魔術師ほど、相手は警戒するでしょう。

しかし戦士、騎士であれば尚さら、相手は魔術師よりはずっと信頼してくれそうです。

偏見ですが。

 

新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)

そういうことを『ロードス島戦記』で読んだ気がします。

スレインでしたっけ、彼がそういうことを言っていたような淡い記憶。

 

っていうかライオスがパーティリーダーだったのですね。

観ているかぎりそう思えたのですけど、私が観始めた6話以降ではっきりとそれとわかるセリフがなかったので、あるいは見逃していたので、確信を持てていませんでした。

 

 

エルフが敬遠されている理由?

チルチャックのセリフに気になるものがありました。

 

「黒魔術に関する品物に関わっただけでエルフにらちされ、二度と帰って来なかった同族が多い」

 

このことがエルフが敬遠されている(?)理由なのかもしれません。

特にハーフフットから。

 

チルチャックの「品物に関わった」の意味も気になりますね。

「盗んだ」の意味に受け取れます。

 

となると、どっちもどっち感が強そうですし、いがみ合う原因の一つになっていそうです。

重要なことかもしれないので備忘録。

 

ダンジョンの構造のヒント?

マルシルとチルチャックの会話は続きます。

マルシルが今、彼らが潜っている「ダンジョンの構造」について話していました。

 

膨大な力と時間を必要とする魔術を補助するのが「座標の魔術」。

この迷宮はあちこち異次元とつながっていて(6話の絵画など?)、それで魔物を召喚したり迷宮を作り出したりしていると。

そしてファリンの蘇生も、迷宮の一部を書き換えて「この肉体もダンジョンの一部」ということにしたと。

 

これ結構重要なセリフであり設定ですよね。

ダンジョンの一部となったファリンをライオスが救ったとして、ファリンは地上に出られるのでしょうか?

 

何だかそんなことまでできるマルシルが怖くなってきました。

最終的にライオスの敵になることはないでしょうか。

 

ダンジョン変動の法則性

チルチャックはダンジョンが変動することに何か「法則性」がないかを探っています。

人というかエルフというか、知性をもった物が意図的に変化をさせているならば、そこには何らかの法則があると捉えるのは自然なことかもしれません。

それが魔法であっても。

 

コカトリス

法則を探るチルチャックたち、そこで「コカトリス」に遭遇してしまいます。

 

 

コカトリスというと雄鶏みたいな見た目で、相手を石化させることで有名なモンスターです。

『ダンジョン飯』でもそのイメージを踏襲して、雄鶏と蛇が合体したような、雄鶏の上半身に(下半身は?)尻尾が蛇なビジュアルでした。

 

私は観ていない回に、どうやらライオスたちは「バジリスク」と戦ったことがある様子。

同じく石化させるモンスターですよね、バジリスク。

ライオスたちはバジリスクとの戦いを参考に、コカトリスと戦うことに。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

マルシルが!

しかしコカトリスは「バジリスクの数段やばい」のだそう(チルチャック談)。

バジリスクを教訓にしたものの、大して活かせず。

でも何とかコカトリスを倒せました。

 

倒せたのはいいですが、問題はマルシルです。

マルシルがコカトリスに噛まれ石化してしまいました。

 

解除するまで、石化したマルシルをどうするか。

しかも置いておくにはマルシルが不安定な姿勢で固まっています。

下手をしたら折れたり割れたりしてしまうかも。

 

そこでセンシは考えつきます。

マルシル(石)を「漬物石」にすることを。

 

漬物石にする発想は全く持っていなかったです。

思わず笑ってしまいました。

っていうか漬物が存在するのですね、あの世界には。

 

石化状態は治りました。

4日間でしたっけ、あれこれ試した末に。

ライオスの呪い解除が効いたのかは曖昧。

 

石化は呪いみたいなもので、自然治癒すると言っていましたよね。

それも私には新鮮な感覚でした。

魔法で解除するしかないものと思い込んでいたので。

それでも危険は危険ですよね、固まっている間に壊されたら終わりですから。

 

実際に、漬物石としてマルシル(石)を運ぶときに「まつ毛」が取れたと、ライオスが小さな声で言っていました。

石化が解けた後のマルシルの顔をよく見ると、左の眉(というか目の輪郭線)が薄く描かれていました。

細かいところがしっかり描かれていて、これも面白かったです。

 

第15話 ドライアド/コカトリス

 

逼迫しているのに

15話は『ダンジョン飯』の面白さがよく伝わる回でした。

ライオスパーティは今逼迫している状況です。

全滅と隣り合わせにあります。

しかしそんな状況下でも、マルシルの爆発を背後にした登場シーンとか、漬物石とか、笑いをぶっ込むことを忘れない。

ここに『ダンジョン飯』の魅力がありますし、作者「九井諒子」さんの漫画家としての凄みがあるように感じています。

 

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おわりに

ということでTVアニメ『ダンジョン飯』15話『ドライアド/コカトリス』を視聴した感想を書いた記事でした。