『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年5月11日の放送に俳句コーナーがありました。
この日は俳句「浜田杯」が開催されています。
MCを務める浜田雅功さんが60歳の誕生日を迎えた記念の大会だそう。
お題はもちろん「浜田雅功」さん。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時から20時までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
俳句「浜田杯」
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年5月11日の放送でも扱われました。
今回「浜田杯」が開催されました。
冒頭でもお伝えしたように、MCの浜田さんが60歳のバースデイということで、記念の放送です。
はまちゃんが還暦ですか。
おめでとうございます。
無論、浜田さんは季語ではありません。
季語を入れて、17音を目指して浜田さんの句を作るということになります。
出場者
出場者です。
敬称略で失礼します。
- 犬山紙子
- 梅沢富美男
- 皆藤愛子
- 勝村政信
- 北山宏光 (Kis-My-Ft2)
- こがけん
- 春風亭昇吉
- 千賀健永 (Kis-My-Ft2)
- 武田鉄矢
- 立川志らく
- 千原ジュニア
- 中田喜子
- パックン
- 馬場典子
- 藤本敏史 (FUJIWARA)
- 的場浩司
- 村上健志(フルーツポンチ)
- 森口瑤子
- 森迫永依
- 横尾渉 (Kis-My-Ft2)
以上20名で争います。
結果
「浜田杯」の結果です。
こちらも敬称略で失礼します。
- 梅沢富美男
- 村上健志
- 皆藤愛子
- 千賀健永
- 的場浩司
- 森口瑤子
- 勝村政信
- 横尾渉
- 千原ジュニア
- 藤本敏史
- 立川志らく
- 中田喜子
- 犬山紙子
- 馬場典子
- 春風亭昇吉
- 武田鉄矢
- こがけん
- 森迫永依
- 北山宏光
- パックン
以上のとおりです。
感想
「浜田杯」を視聴しての感想です。
全体の感想
今回よい句が多かったと思います。
先日開催された春光戦より個人的にはよいなと思う句が多かった印象です。
ジュニアさんとフジモンさんが9,10位と振るわなかったものの、特にジュニアさんの句の出来はさすが永世名人で、見ごたえのある内容でした。
評価のポイントは俳句としての出来不出来はもちろんのこと、他に「季語が生きているか」、「季語が浜田さんらしいか」でしたか。
他にもあったかもしれませんけど、それがジュニアさんフジモンさんが下位、といっても20人中9,10位ですけど、に沈んだ理由に挙げられていました。
確かにフジモンさんの句は、浜田さんでなくても成立しそうな内容でしたからわかります。
でも、ジュニアさんは浜田さんと全くわからないほどではなかったので、観ていて微妙な気持ちになりました。
さすがに1,2位とは言わないですけど、4,5位を争うくらいにはあったように思え、ちょっと厳しすぎる順位付けではないかと。
優勝:梅沢富美男
1位、優勝は梅沢さんでした。
なんでも4年8ヶ月ぶりの大会優勝とのこと。
『プレバト!!』で浜田さんの還暦を祝うには最もふさわしい方が優勝した感もあります。
私が『プレバト!!』を継続視聴するようになってから、梅沢さんが大会を優勝しているところを初めて拝見しました。
比較的最近見始めているので。
実際にあったエピソードを詠まれたのだったはずです。
コロッケを100個という数詞が効いていました。
季語は「夏シャツ」、浜田さんはアメカジがお好きという共通認識がありますので、コロッケ100個という豪快さとお金も持っている感じがあり、また下五「下げて来る」にもふらっと楽屋見舞いに来た感じが、浜田さんを想像しやすくできている、という評価だったでしょうか。
2位との差は挨拶句であるかないかの差と、夏井先生は仰っていたかと思います。
よい句と思いました。
1位かどうかは人それぞれの判断になるでしょうけど、個人的には俳句の出来では1位ではないです。
でも今回は接待ですから、挨拶句としては梅沢さんが一番出来がよかったとも感じられます。
句に何か指摘するとすれば、「下げる」は「提げる」の方がよいよかったかなくらいでしょう。
2位:村上健志
2位はフルポン村上さんでした。
衣装を脱ぎながら出前表を見ているという句でしたね。
季語は扇風機、そして衣装ということで楽屋の風景を描かれているとわかるので、そこから芸能関係の人と想像がつくし、脱ぎながら出前表を見ているのでせっかちそうな性格も描かれています。
浜田さんと明確にはわからないものの、それを匂わせる感じは伝わってきます。
句の出来は素晴らしいなと感じます。
先生は1,2位の句は、3位以下とは明確に線引きがあるようなご発言をなさっていました。
それは浜田さんを詠むという意味で、おっしゃることがよくわかる内容でした。
3位:皆藤愛子
3位は皆藤さんでした。
浜田さんのヒット曲「WOW WAR TONIGHT」を持ち出して、作中主体の学生時代の夏期講座との組み合わせを詠まれていました。
浜田さんらしい季語選択かという点で、評価が伸びなかったのでしょうか。
挨拶句というより、作者自身の浜田さん関連のエピソードに終わっているからという。
こちらも俳句としての出来はとてもよかったと思います。
皆藤さんと的場さんは、通常の大会だったらもっと上位だっただろうと思わせる出来でした。
ただ今回はやはり接待ですのでその点でということなのでしょう。
4位:千賀健永
4位はキスマイ千賀さんでした。
ピンマイクを数え切れないほどつけてきた、今は還暦の初夏であるよという句でした。
ピンマイクで芸能関係、それも幾度目かあることからテレビの売れっ子とわかるし、還暦ということで芸歴も長いとわかる、浜田さんと結びつけやすくなっている句ですね。
ただ冒頭で「嗚呼」とされていた原句から添削が入り、嗚呼はいらないと削除されていました。
添削ありなのに4位ということで、なければより上位を狙えたもったいない句だったみたいです。
千賀さん的にはそここそが言いたいことだったようでしたが。
個人的にも嗚呼は余分に感じられ、添削句の方がすっきりとしています。
嗚呼のような主張というか感慨は、読者が好きに感じ取ればよい部分と思うので。
5位:的場浩司
5位は的場さんです。
ドラマ『ADブギ』の撮影で、ロケ撮影を観に来た観客から殴られた浜田さんが切れて襲いかかろうとしたところを、的場さんが身を挺して止めたという内容でしたか。
句またがりをした上に「や」で切れをつくって場面展開して、白雨という夕立を表す季語を使って描写をする、テクニカルですし情緒も出ています。
梅沢さんも褒めていましたが、本当、的場さんしか作れない浜田さんとのエピソードで、とてもよい句でした。
6位:森口瑤子
6位は森口瑤子さんでした。
本当は優しいことと、青山椒との取り合わせでした。
こちらもとてもよい句でした。
青山椒はピリッと辛いけど清涼感があり、他の料理に合わせると引き立たせる、それが『プレバト!!』の司会の浜田さんをよく表しているように思います。
こちらの句でも6位、レベルが高いというか、レベルよりも浜田さんらしさがもう一歩二歩足りなかったのでしょう。
句そのものの出来は順位より上と個人的には感じます。
7位以下
7位と8位はちょっと物足りなさを覚えました。
よい句とは思いますけど、う〜ん。
9,10位は先ほど触れましたので、こちらにはあまり書きません。
それでも、ジュニアさんの句は浜田さんのエピソードを詠まれていますし、もっと上でよかったと思うのですが、やっぱりちょっと厳しい判定と思います。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2023年5月11日放送の俳句コーナー「浜田杯」を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。