ディスディスブログ

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だけの!『プレバト!!』2022年3月24日放送の俳句「セルフレジ」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年3月24日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「セルフレジ」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時から20時までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「中田喜子」さん、「立川志らく」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年3月24日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「セルフレジ」です。

 

「セルフレジ」は季語ではないでしょう。

今回は作り手が自分で俳句に合った季語を探す必要があります。

 

この回は「八嶋智人」さんと「酒井美紀」さん、「鈴木福」さん、「マヂカルラブリー・村上」さん、「山之内すず」さんが出演していました。

レギュラー陣では永世名人の「梅沢富美男」さんと「東国原英夫」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの、順位戦の結果です。

5位が鈴木福さん(才能なし、30点)、4位が山之内さん(凡人、45点)、3位が酒井さん(凡人、47点)、2位が八嶋さん(凡人、55点)、1位がマヂカルラブリー村上さん(才能あり、70点)でした。

 

気になった句はなし

順位戦で個人的に気になった句は1位の村上さんです。

 

句は、韮を手にセルフレジに並び、家に帰って鍋を食べるのも独りであることが詠まれていました。

 

季語は「韮(にら)」。

春の季語です。

 

才能ありの70点。

先生から文語の活用でこっちかなと指摘はあったものの、内容そのものは褒められていました。

 

原句上五から中七に句またがりで「手に持って」とありました。

通常だと「手に」とあれば持っているのだから「持って」と詠まなくてよいです。

しかし今回はこの「持って」が捨て石効果を持っているから必要な言葉だと先生は鑑賞していました。

よい判断だったと。

 

原句中七「つれなし」とあります。

セルフレジが「つれない」とするならば、原句中七のうち「つれなし」がセルフレジに掛かるため、本来なら「つれなきセルフレジ」となります。

セルフレジがつれないとした場合、「つれなし」を下五「セルフレジ」の直前に持ってきたのはよい判断だったとのことです。

つれなし(き)がここにあるから、その前にある「持って」が捨て石として機能しているのだということでした。

 

これは説明を聞いても難しかったです。

話の内容は理解できても、説明なしに私にこれを鑑賞できるかと言われるとできないだろうなという意味で。

俳句の理解、鑑賞の力が足りていないのでしょうね。

ただ、持つとあえて詠むことで手に握るニラの感覚が増す効果はあるだろうなとは感じました。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である東国原英夫さんと梅沢富美男さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

東さんは50句まで残り17句です。

梅沢さんは50句まで残り9句です。

 

東国原英夫さん

まずは東さんから。

 

句は、自動精算機の中で処理が直ちに行われることと、春祭を取り合わせた内容でした。

 

自動精算機に慣れておらず、画面は電子決済の情報で溢れていて、音声も聞こえてくる、自動精算機の中でまるで春祭が催されているようだと思ったのだそうです。

 

季語は「春祭」。

 

結果は「ボツ!」。

一言は「企み過ぎ!」。

 

自動精算機の「なかで」と原句にはあり、これが完全に説明であると。

自動精算機の処理がお祭りのようだと詠むことも無理があるようです。

比喩が強引だと。

 

添削は「なかで」を削除し下五を「春吐く音」としていました。

小銭、釣り銭の音がチャリチャリしてきて、それが春の吐く音だよとした。

これで精一杯のようでしたね。

 

確かに今回は説明がないと理解が難しい句になってしまいました。

「なかで」は説明だとバッサリ仰られましたけど、先生の鑑賞がない段階であれを説明だと判断できる力は、私にはなかったです。

「で」は気になったものの。

 

梅沢富美男さん

次は梅沢さんです。

 

句は、セルフレジだけあるコンビニと季語「花曇」を取り合わせた内容でした。

 

セルフレジは難しくて、使っているうちに気分が落ち込んでくる。

そのお気持ちを季語に託しているとのことです。

 

季語は「花曇」。

桜の咲いている時期の曇り空のこと。

どんよりとした曇りではなく明るい曇りのことだそう。

 

結果は「掲載決定!」。

一言は「力を抜く勇気」。

 

12音に5音の季語を取り合わせたシンプルな構成でしたが、これがよかったようです。

淡々と書いているだけ、企んでいないのがよかったと。

12音は「セルフレジだけのコンビニ」で、中でも「だけの」が効いてたとの判断でした。

「だけ」という言葉で、作者のセルフレジに対する小さな困惑が表れているからです。

それが花曇の小さな憂鬱と響いているそうです。

 

さらに、セルフレジ、コンビニという人工物・無機物に対して、季語の桜という自然物・有機物との対比も効いているとのことでした。

 

東さんは梅沢さんの句の簡単な構成が気になっていたようです。

それがよかったとの先生のご判断でしたが。

東さんと同様に、私も結果を見る前は句がシンプルすぎるかなと見ていました。

目立つ欠点もないけれどもと。

先生の鑑賞を聞くとなるほどと合点がいくのですが。

まだまだ鑑賞の力が足りていないようです。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年3月24日放送の俳句コーナーのお題「おもちゃ屋さんの雛人形」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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