Eテレ『NHK 俳句』2021年度10月度から、月の第2週の選者さんが変更されました。
鴇田智哉さんから阪西敦子へと。
10月10日に阪西さんの初回放送がありました。
目次
Eテレ『NHK俳句』
『NHK俳句』についてです。
全国からお寄せいただいた投稿句の中から優れた作品を各週の選者が選び紹介。毎回、魅力的なゲストを招き楽しく俳句を学ぶ番組。第一週の選者は片山由美子。テーマは「見直し『俳句の常識』」。第二週の選者は鴇田智哉。テーマは「『句のひとみ』になって読む」。第三週の選者は岸本尚毅。テーマは「俳句と想像力」。第四週の選者は櫂未知子。テーマは「俳句、二歩目へ」
公式webサイトには上記引用部のように書かれています。
第2週の選者が変更される
2021年9月15日の放送で、月の第2週の選者「鴇田智哉」さんが番組を担当されるのが、今回で最後であることが報告されました。
あわせて新しい第2週の選者は「阪西敦子」さんであることも明らかにされています。
9月度の放送を最後に担当を終えることは、確か8月度の放送でも告知されていたかと思います。
選者変更については以前当ブログで記事にしています。
上にリンクを貼った記事がそれです。
あわせてご覧になってください。
阪西さん初回放送の感想
2021年10月10日にその阪西敦子さんが選者を務めた初回の放送がありました。
兼題は「新酒」。
視聴した感想を書きます。
と言っても大したことは書けませんけど。
雰囲気がよい
まず最初に感じたことは「雰囲気がよい」です。
笑顔の朗らかな方で、観ていてホッとさせられます。
年度の途中からの参加ということもあり、ご本人は相当に緊張なさったはずですけど、それを感じさせない落ち着いた話しぶりでした。
声のトーンや話し方もよい塩梅です。
鴇田さんは緊張しいなのですかね。
その緊張が観ているこちらにも伝わってきて、観ていて息苦しさすら覚えていました。
それは鴇田さんが真面目な方であることの裏返しかもしれません。
真面目すぎるといいますか。
俳人は当然俳句を詠むことが本文でしょうから、スタジオでのトーク力が問われる場面の方が稀でしょうし、仕方ないことと思います。
ただ、その鴇田さんとの対比で捉えても、阪西さんのほんわかした雰囲気は私にとって救いでした。
日曜日の朝っぱらに観る番組で緊張したくはありませんので。
鑑賞が的確
こちらの方が大事でしょうか。
俳句の鑑賞が的確と感じられました。
当たり前と言えば当たり前ですか。
しかし、長年『NHK俳句』を観ていると、選者さんの中には正直申し上げて鑑賞が甘いとか鑑賞が違うとか、私にはそう思える方がそこそこいらっしゃいます。
説明が曖昧かつ感覚的すぎて、視聴者にその意図が伝わらないと思える方も。
誰とは申しませんが。
単に私と価値観が異なるだけかもしれません。
その点、阪西さんの鑑賞は的確で、言いたいことも私にはしっかりと伝わりました。
聞いていてわかりやすかったですし、納得できるものでした。
私は先生の価値観や考え方に共感できるだけかもしれません。
おわりに
ということでEテレ『NHK俳句』の第2週の選者さん「阪西敦子」さんが2021年10月10日の放送で初出演されたこととその感想を書いた記事でした。