毎週月曜日(日曜深夜)00時10分より、NHK総合にてアニメ『映像研には手を出すな!』が放送されています。
2020年1月6日の放送は第1話「最強の世界!」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
アニメ『映像研には手を出すな!』
2020年1月6日(5日深夜)より、NHK総合にてアニメ『映像研には手を出すな!』の放送が始まっています。
2020年1月6日の放送は第1話「最強の世界!」でした。
あらすじ
アニメ『映像研には手を出すな!』のあらすじです。
高校1年生の浅草みどりは、アニメーションは「設定が命」と力説するほどのアニメ好き。
スケッチブックに様々なアイディアを描き貯めながらも、
1人では行動できないとアニメ制作への一歩を踏み出せずにいた。
そんな浅草の才能に、プロデューサー気質の金森さやかはいち早く気づいていた。
さらに、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、実はアニメーター志望であることが判明し、
3人は脳内にある「最強の世界」を表現すべく映像研を設立することに……
公式webサイトの「STORY」ページには上記のように書かれています。
原作は漫画
本作の原作は漫画だそうです。
作者は「大童澄瞳」さん。
お名前の読みは「おおわら・すみと」さんだそうです。
本作は小学館『月刊!スピリッツ』にて連載中。
既刊4巻。
私は原作未読です。
2020年夏に実写映画化もされるみたいですね。
登場人物
『映像研には手を出すな!』の主な登場人物です。
- メインキャスト
- 浅草みどり(あさくさ・みどり):伊藤沙莉
- 金森さやか(かなもり・さやか):田村睦心
- 水崎ツバメ(みずさき・ツバメ):松岡美里
メインは上記の3人のようです。
1話では他にも何人も登場しましたが、この3人が中心に描かれていたように見えました。
3人は「芝浜高校」の1年生。
全員女子高生です。
中でも浅草さんがメインでしょうか。
アニメが大好きで、イメージボードに自らが考えた設定を描きまくっています。
自分が考えた街などの設定で冒険することを夢見ています。
人物画は苦手。
人が多い場所(人付き合い?)も苦手。
金森さんは浅草さんと同級生。
アニメに疎いですけど、浅草さんには興味があるようです。
お金になることが大好き。
浅草さんにお金の匂いでも感じ取ったのでしょうか?
1話を観た限りではプロデューサー的な立ち位置が適任でした。
水崎さんはカリスマ読者モデルで、学校内でも有名人。
両親が俳優で、親からは自分も俳優になることを望まれています。
しかし水崎さん自身はアニメが好きでアニメーターになりたい様子。
アニメ研究会に入会することは親から禁じられています。
演劇部は良い。
1話「最強の世界!」
『映像研には手を出すな!』の1話は「最強の世界!」でした。
📢放送まであと10分!!📢
— TVアニメ「映像研には手を出すな!」 (@Eizouken_anime) 2020年1月5日
『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界」が、いよいよ放送!
浅草たち3人娘の活躍を、とくとご覧ぜよ!
📺NHK総合:24:10~
※関西地方は、24:45~#映像研 #eizouken_anime pic.twitter.com/evQJDcnwY2
1話についてです。
浅草さんと金森さんがつるんでいるところで、家の使用人に追われている水崎さんと出会っています。
浅草さんと水崎さんはどちらもアニメ制作に興味があることを知り、またお互いがお互いの苦手とする分野を補完するパートの描写を得意としていることも知ります。
意気投合した浅草さんと水崎さんは、お互いが持っていた絵を組み合わせて即興で作品制作を始めます。
そこまで気が合うのなら手を組んでアニメを作れば良いのですが、浅草さんは1人では行動できなかったり、水崎さんはアニメを親に禁止されていたりと言い訳をし始めます。
うじうじしている2人に対して業を煮やした金森さんが一喝、背中を押し、3人で映像研を立ち上げようとする。
というところまでが1話だったかと思います。
感想
『映像研には手を出すな!』の1話「最強の世界!」を観た感想です。
一言で言えば面白かったです。
25分があっという間に過ぎていきました。
最終話まで継続視聴しようと思える作品です。
近ごろは観たいアニメがなかなか見つからず、1作品も観ないクールが続いていました。
なので映画を除くアニメ作品を観ること自体がずいぶん久しぶりです。
バクマン。のアニメ版か?
番組の予告、そして1話を観ていて感じたことは、「『映像研には手を出すな!』の内容は『バクマン。』のアニメバージョンかな?」ということです。
1話を観終わった今も、その認識で間違っていないと思っています。
『バクマン。』はプロの漫画家に憧れる男の子2人が、手を組んで漫画を制作して雑誌に投稿、実際にプロになってテッペン取ったる! という内容でしたよね。
過去にはNHKでアニメが放送されました。
『映像研には手を出すな!』は『バクマン。』の内容を、漫画ではなくアニメに置き換えたものという感じがします。
「マンガ制作マンガ」と「アニメ制作アニメ」という、業界のメタを描く意味では共通しているのかなと。
ジブリ感・宮崎駿感
本作からは「ジブリ」と言いますか、「宮崎駿」さんの影響が色濃く出ているように感じられました。
おそらくこの感覚は多くの方が感じ取ったことでしょう。
例えば、1話冒頭の浅草さんが子どもの頃「芝浜団地」に引っ越しをしたときの、自動車の後部座席に座っている様子が、『千と千尋の神隠し』の冒頭を彷彿とさせる描写でした。
浅草さんが子どもの頃に一人でパソコンで観ていたアニメ映画も、高校に入学した浅草さんが金森さんと一緒にアニ研の新入部員の勧誘ために上映したと思われるアニメ映画も、ほぼ『未来少年コナン』でした。
タイトルは『残され島のコナン』でしたっけ。
「コナン」ではなく「コナソ」だったかもしれません。
3人で最強の世界を冒険している、つまり妄想をしているときに乗って操縦していた航空機も、『天空の城ラピュタ』で「ドーラ」たちが乗っていた「フラップター」に似ているトンボ型の乗り物でした。
アニメ好きな日本人であれば宮崎さんの影響を受けていない人なんていない、くらいな大人物ですからね。
シャフトやボンズ、トリガー感も
映像に関して言うと、『ジブリ』の他のアニメ制作会社の影響も本作には感じられました。
例えば、OPからは『シャフト』の『物語シリーズ』や、あるいは『ボンズ』の『コンクリート・レボルティオ』っぽさを感じました。
劇中、芝浜高校校舎の雑多な雰囲気や金森さんの表情からは『トリガー』の『キルラキル』っぽさを感じました。
それらを真似したとか、それが良い悪いとか、そういうことを言っているのではないです。
私が想起したというただそれだけのこと。
伊藤沙莉さんが良い
浅草さんのCVは俳優の「伊藤沙莉(いとう・さいり)」さんが担当しています。
伊藤さんは声優初挑戦なのでしょうか。
正直に言うと、伊藤さんの演技は若干の棒読み感がありました。
ありましたけど、彼女の独特なハスキーボイスと棒読み感がかえって、浅草さんのビジュアルとキャラクターにマッチしていたように感じられ、個人的にはとても良かったです。
浅草さんは少年っぽさが強めというか何というか、そういう子です。
彼女の少年ぽさが声に出ていたと感じます。
伊藤さんをキャストした方もすごいです。
OP・EDが良い
本作のOPとEDが良い曲でした。
特にOPが映像込みで妙に脳に残ります。
「Easy Breezy」
OPは「Easy Breezy」です。
- 「Easy Breezy」
- 作詞:Rachel, Mamiko
- 作曲:ryo takahashi, Rachel, Mamiko
- 編曲:pistachio studio
- 歌:chelmico
OPの作詞作曲編曲歌の各担当です。
「chelmico」は「チェルミコ」と読むようです。
「Rachel」さんと「Mamiko」さんから成るラップ・デュオとのこと。
「名前のない青」
EDもなかなか良い曲でした。
タイトルは「名前のない青」です。
- 「名前のない青」
- 作詞:和泉りゅーしん
- 作曲:和泉りゅーしん
- 歌:神様、僕は気づいてしまった
「神様、僕は気づいてしまった」は「どこのだれか」さんと「東野へいと」さん、「和泉りゅーしん」さん、「蓮」さんから成るロックバンドとのこと。
OP/EDのどちらも私は知らない方々でした。
おわりに
ということでアニメ『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界!」の感想記事でした。
原作を読んでみたくなりますね。
4巻ならまだ間に合いそうです。