毎週月曜日(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』が放送されています。
2019年7月1日の放送は第10話「赤いモビルスーツ」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
- アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
- あらすじ
- 登場人物
- 10話「赤いモビルスーツ」
- テキサスコロニーの暴動を描く理由は?
- シャアがルウムを襲った理由
- ザクの動きがカッコいい!
- 次回11話は1ヶ月後!
- おわりに
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
2019年4月29日(28日深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の放送が開始されています。
2019年7月1日の放送は第10話「赤いモビルスーツ」でした。
あらすじ
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のあらすじです。
“赤い彗星”と呼ばれるジオン公国軍のエースパイロット『シャア・アズナブル』と、彼の妹『セイラ・マス』の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去〜2人の兄妹の流転の物語〜を背景に、サイド3の実権を掌握しジオン公国を統率するザビ家、ランバ・ラルや黒い三連星など「一年戦争」で活躍した数々のジオン軍の名高きエースパイロットたちの若き日の勇姿、戦況を劇的に変えることとなった人型機動兵器「モビルスーツ」の開発秘話、地球連邦軍との軋轢や開戦への道程など、「一年戦争」以前の過去の物語が、映像として初めて描かれていきます。
公式webサイトの「INTRODUCTION 作品概要」のページにはこのように書かれています。
登場人物
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主な登場人物です。
しかし、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の登場人物など皆さんの方がよくご存知と思いますから、改めて紹介する必要を感じません。
- メインキャスト
- シャア・アズナブル:池田秀一
- アムロ・レイ:古谷徹
- セイラ・マス:潘めぐみ
- デギン・ソド・ザビ:浦山迅
- ギレン・ザビ:銀河万丈
- ドズル・ザビ:三宅健太
- キシリア・ザビ:渡辺明乃
- ガルマ・ザビ:柿原徹也
公式サイトの「MAINSTAFF & CAST メインスタッフ・キャスト」のページにはこのように書かれています。
1,2話ではキャスバル・レム・ダイクンが「 田中真弓」さん、アルテイシア・ソム・ダイクンが「潘めぐみ」さんが声を演じていました。
上記で紹介していない登場人物も多数存在します。
1話で登場したサスロ・ザビが「藤真秀」さん、ランバ・ラルが「喜山茂雄」さん、クラウレ・ハモンが「沢城みゆき」さん、ジオン・ズム・ダイクンが「津田英三」さん、アストライア・トア・ダイクンが「恒松あゆみ」さん、ジンバ・ラルが「茶風林」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、タチが「北沢力」さん、ドノバン・マトグロスが「小形満」さんでした。
2話で登場したローゼルシアが「一城みゆ希」さん。
3話で登場したテアボロ・マスが「巻島康一」さん、ミライ・ヤシマが「藤村歩」さん、シュウ・ヤシマが「牛山茂」さん、ガイアが 「一条和矢」さん、オルテガが「松田健一郎」さん。
4話で登場したマッシュが「土屋トシヒデ」さん、シャア・アズナブルが「関俊彦」さん、ロジェ・アズナブルが「宗矢樹頼」さん、ミシェル・アズナブルが「進藤尚美」さん、リノ・フェルナンデスが「前野智昭」さん、ゼナ・ミアが「茅野愛衣」さん。
5話で登場したトレノフ・Y・ミノフスキーが「坂東尚樹」さん。
6話で登場したテム・レイが「坂口候一」さん、ヨハン・イブラヒム・レビルが「中博史」さん。
7話で登場したゴップが「楠見尚己」さん。
8話で登場したカイ・シデンが「古川登志夫」さん、ハヤト・コバヤシが「中西英樹」さん、フラウ・ボゥが「福圓美里」さん、ハロが「新井里美」さん。
9話で登場したゼナ・ザビが「茅野愛衣」さん、コンスコンが「竹田雅則」さん、ガルシア・ロメオが「家中宏」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、コズン・グラハムが「丹沢晃之」さん。
10話で登場したドレンが「白熊寛嗣」さん、デニム「大畑伸太郎」さんでした。
10話「赤いモビルスーツ」
『前夜 赤い彗星』の10話は「赤いモビルスーツ」でした。
【予告動画を公開】
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) June 24, 2019
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星
第10話「赤いモビルスーツ」https://t.co/rid9sqVilP
総合 7/1(月)午前0:35~ [日曜深夜] (関西は同日1:09)#ガンダム #THE_ORIGIN
10話の内容は、原作漫画でいうと13巻の128ページから同じく13巻の終わりまでになりそうです。
アニメは原作のままではなく、シーンが端折られているか入れ替えられているかオリジナル要素を入れているかしているようですから、正確なものかはわかりません。
10話の内容を簡単に書きます。
宇宙世紀0079年1月3日、サイド3のムンゾ共和国は「ジオン公国」を名乗り、さらにジオンの総帥となったギレン・ザビが地球連邦政府に対して宣戦布告をしました。
ジオンは「ブリティッシュ作戦」、俗に言うところの「コロニー落とし」を敢行し、地球人口のおよそ半分を奪います。
コロニー落としを受けて、地球連邦軍はレビル大将が大艦隊を率いて、地球を発進しルウムへと向かいました。
ジオン対して圧倒的な数的優位をもって、一気にケリをつける算段です。
一方、セイラ・マス(アルテイシア)が暮らすサイド5「ルウム」のテキサスコロニーにも、戦争の影響が出ていました。
連邦派の立場に立つ住民がジオン派の住人が対立が激化、連邦派の住民が暴徒化してセイラたちの住むマス家の邸宅を襲撃、セイラたちは自ら銃を手に取って応戦します。
その中で、以前から心臓を悪くしていたセイラの養父テアボロ・マスが戦闘のショックから心停止し(?)死亡しました。
銃撃戦が続く中、ルウムの首都バンチ(島)のベイ(湾)部分がジオンによってミサイル攻撃を受けます。
これはシャア・アズナブル率いる部隊が行った模様。
ジオンに避難し、また息子シャアに会おうとルウムを旅立とうとしてたアズナブル夫妻が、今回のジオンの襲撃に巻き込まれて死亡しました。
次回、ルウム戦役がいよいよ本格化します。
理解や認識に誤りがあったら申し訳ありません。
テキサスコロニーの暴動を描く理由は?
10話でセイラの住むテキサスコロニーのジオン派と連邦派の争い、暴徒化に関する一連の出来事をジ・オリジンで描く理由は何でしょうか。
もちろん、後に書くシャアがルウムを襲ったことを描くためでもあるでしょう。
アズナブル夫妻を消す意味もあるでしょう。
しかしもう一方で、メタな発言をするならば、セイラのためでもあるのではないかと個人的には思っています。
セイラは10話時点でサイド5にいます。
しかしファーストの『機動戦士ガンダム』の第1話では、セイラはサイド7にいましたよね。
1話でアムロやフラウ・ボゥ、カイ・シデン、ハヤト・コバヤシらと共にセイラも「ホワイトベース」に乗り込む様子が描かれていたと記憶しています。
ファースト1話はU.C.0079年9月のことです。
ジ・オリジン9話から描かれているルウム戦役は同年1月の出来事ですから、ファースト1話までの8ヶ月の間にセイラがサイド5からサイド7へと移動していなければなりません。
セイラをサイド5からサイド7に移すために、今回の暴動やシャアによる奇襲を描く必要があったのではないか、とも考えられます。
ジ・オリジンはあくまでジ・オリジンであって、ファーストと完全な整合性はないのかもしれませんけど。
シャアがルウムを襲った理由
続きを考えます。
シャアはどうしてルウムを襲撃したのか、その理由についてです。
御前会議
前回9話の、ジオン軍の旗艦「グレート・デギン」で行われた御前会議では、艦隊総司令ドズル・ザビ中将が下記のような作戦内容を説明していました。
先行する連邦軍のティアンム艦隊に対してジオンの全艦隊をあてる。
レビルの本隊に対しては「特別強襲大隊」の2個大隊を用意していて、これを宇宙要塞「ア・バオア・クー」から発してレビル艦隊にあてレビルを撹乱すると言っていたかと思います。
ルウム奇襲
それなのに、10話ではシャアの部隊が一時的に特別強襲大隊を外れてルウムへと赴き、「ミランダ」と言っていたでしょうか、ルウムの首都バンチを中心に各コロニーのベイ部分を奇襲しています。
どうしてか?
陽動作戦
どうやらギレン総帥がわざと連邦側に御前会議の内容をリークさせていて、レビルはリーク情報を真に受けたみたいです。
ギレンとガルマがグレート・デギン(?)のモニターで戦況を見守る中、戦況の解説をしていた側近が「我軍の陽動に乗ったようです」と発言していました。
つまり御前会議の内容はフェイクだということでしょう。
会議内容とは異なり、ジオンはティアンム艦隊に総力をあてていた訳ではなく、その一部(シャア)がルウムを奇襲しました。
リーク情報にない動きを見せたジオンに対して、レビルは自らの戦力の一部をルウムにあてざるを得なくなります。
ルウムにあてた連邦艦隊はワッケインとカニンガムの艦隊と言っていたでしょうか。
陽動作戦を成功させたジオン軍は、4倍あると言われていた連邦軍との戦力差を1:3(原作では元々1:3から1:2)にまで縮めます。
転進
そして実はもう一つ、こちらもというかこちらの方が重要だと思いますが、ジオンは御前会議とは異なる行動を見せていました。
それが両者の砲撃戦が開始された直後のドズルのセリフです。
「応射しつつ散開(旋回?)!」
「転進!」
「ここが勝負どころだぞ、遅れるな!!」
ここです。
ドズルが何を命じているかは11話で明らかになるでしょう。
ザクの動きがカッコいい!
10話はジオンと連邦の艦隊戦が始まっていました。
モビルスーツは戦闘に参加する直前までで、本格的な戦闘参加は次回11話になります。
モビルスーツが動いている様子もまだまだこれからです。
10話では「MS-06S シャア専用ザクⅡ」や三連星の「MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ」、その他の「MS-06C ザクⅡ」が戦闘宙域をめがけ出撃する様子は描かれていました。
がしかし、この出撃シーンだけでも作画がとんでもなくスムースに動いていて、めちゃくちゃ格好良かったです。
特にシャアの出撃シーンは鳥肌が立つレベル。
リミッターを外したMS-06Sに、耐Gの意味合いもあるであろうノーマルスーツも着用せずに、シャアが出撃していく様子が。
モノアイの点灯したときの「ぐぼーん」も登場しました。
ここも良かったです。
ファーストでお馴染み、シャアの部下ドレンやデニムも声だけ? 登場していましたか。
どうしてシャアも高機動型ザクⅡに乗らないのか?
疑問に思う点は、ルウムでのシャアはどうして「MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ」に乗らなかったのか? です。
一週間戦争でのシャアの活躍は、黒い三連星と同等かそれを上回るものがあったはず。
それならば、シャアも黒い三連星と同じ「MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ」を割り当てられて不思議はないと思ってしまいます。
これは推測でしかないのですけど、シャアが高機動型に乗らなかった理由は「ファーストとの整合性」を取るためではないでしょうか。
ファーストでアムロが乗るガンダムと初めて戦ったとき、シャアが乗っていた機体は高機動型ザクⅡではなく脚部がノーマルなザクⅡでした。
今回高機動型に乗ってしまってはズレを生じてしまうため、ジ・オリジンでも高機動型を乗らずにMS-06Sに乗っていたのではないかと考えます。
次回11話は1ヶ月後!
10話のED中、画面に文字情報が表示されました。
「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第11話は、7月29日【28日深夜】に放送します」
【予告動画を公開】
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) July 1, 2019
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星
第11話「ルウム会戦」
※次回は7/29(月)となります。https://t.co/2VtWekbMea
総合 7/29(月)午前0:35~ [日曜深夜] (関西は同日1:10)#ガンダム #THE_ORIGIN
NHKアニメのTwitterアカウント (@nhk_animeworld) にも同様の告知がありました。
1ヶ月はさすがに間隔を空けすぎではありませんか?
おわりに
ということでアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第10話の感想記事でした。
本文にも書いたように続きは1ヶ月後です。
放送を忘れそうですね……。
放送日時を変えてでも放送してしまえば良いのにと思ってしまいますが、それはそれで見逃す方も出てしますでしょうからそうもいかないのでしょう。
にしたってという。
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