毎週月曜日(日曜深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』が放送されています。
2019年6月10日の放送は第7話「ララァとの出会い」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
- アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
- あらすじ
- 登場人物
- 7話「ララァとの出会い」
- シャアが突然ザクに乗っている不思議
- ミノフスキー博士が亡命した理由
- ザクが登場
- ブグも登場
- ガンキャノン最初期型
- おわりに
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』
2019年4月29日(28日深夜)より、NHK総合にてアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の放送が開始されています。
2019年6月10日の放送は第7話「ララァとの出会い」でした。
あらすじ
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のあらすじです。
“赤い彗星”と呼ばれるジオン公国軍のエースパイロット『シャア・アズナブル』と、彼の妹『セイラ・マス』の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去〜2人の兄妹の流転の物語〜を背景に、サイド3の実権を掌握しジオン公国を統率するザビ家、ランバ・ラルや黒い三連星など「一年戦争」で活躍した数々のジオン軍の名高きエースパイロットたちの若き日の勇姿、戦況を劇的に変えることとなった人型機動兵器「モビルスーツ」の開発秘話、地球連邦軍との軋轢や開戦への道程など、「一年戦争」以前の過去の物語が、映像として初めて描かれていきます。
公式webサイトの「INTRODUCTION 作品概要」のページにはこのように書かれています。
登場人物
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主な登場人物です。
しかし、ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』の登場人物など皆さんの方がよくご存知と思いますから、改めて紹介する必要を感じません。
- メインキャスト
- シャア・アズナブル:池田秀一
- アムロ・レイ:古谷徹
- セイラ・マス:潘めぐみ
- デギン・ソド・ザビ:浦山迅
- ギレン・ザビ:銀河万丈
- ドズル・ザビ:三宅健太
- キシリア・ザビ:渡辺明乃
- ガルマ・ザビ:柿原徹也
公式サイトの「MAINSTAFF & CAST メインスタッフ・キャスト」のページにはこのように書かれています。
1,2話ではキャスバル・レム・ダイクンが「 田中真弓」さん、アルテイシア・ソム・ダイクンが「潘めぐみ」さんが声を演じていました。
上記で紹介していない登場人物も多数存在します。
1話で登場したサスロ・ザビが「藤真秀」さん、ランバ・ラルが「喜山茂雄」さん、クラウレ・ハモンが「沢城みゆき」さん、ジオン・ズム・ダイクンが「津田英三」さん、アストライア・トア・ダイクンが「恒松あゆみ」さん、ジンバ・ラルが「茶風林」さん、クランプが「近藤浩徳」さん、タチが「北沢力」さん、ドノバン・マトグロスが「小形満」さんでした。
2話で登場したローゼルシアが「一城みゆ希」さん。
3話で登場したテアボロ・マスが「巻島康一」さん、ミライ・ヤシマが「藤村歩」さん、シュウ・ヤシマが「牛山茂」さん、ガイアが 「一条和矢」さん、オルテガが「松田健一郎」さん。
4話で登場したマッシュが「土屋トシヒデ」さん、シャア・アズナブルが「関俊彦」さん、ロジェ・アズナブルが「宗矢樹頼」さん、ミシェル・アズナブルが「進藤尚美」さん、リノ・フェルナンデスが「前野智昭」さん、ゼナ・ミアが「茅野愛衣」さん。
5話で登場したトレノフ・Y・ミノフスキーが「坂東尚樹」さん。
6話で登場したテム・レイが「坂口候一」さん、ヨハン・イブラヒム・レビルが「中博史」さんです。
7話で登場したゴップが「楠見尚己」さんです。
7話「ララァとの出会い」
『前夜 赤い彗星』の7話は「ララァとの出会い」でした。
【予告動画を公開】
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) June 3, 2019
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星
第7話「ララァとの出会い」
ララァ!!!https://t.co/zaGiLFQeF7
総合 6/10(月)午前0:35~ [日曜深夜] (関西は同日1:09)#ガンダム
7話の内容は、原作漫画でいうと12巻の最初から138ページまでになりそうです。
原作のままではなく、シーンが端折られているか入れ替えられているかオリジナル要素を入れているかしているようですから、正確なものかはわかりません。
7話の内容を簡単に書きます。
ジオン・ズム・ダイクンの遺児である、エドワウ・マスことキャスバル・レム・ダイクンは、シャア・アズナブルとして「暁の蜂起」を起こし、後に起こるジゾン独立戦争の大きなきっかけを作りました。
シャアは事件の首謀者として責任を取る形で軍を除隊し予備役となり、地球へと向かうことになりました。
地球では、連邦軍の基地開発が進んでいる南米ジャブローへと向かい、そこで不思議な力を持つ少女「ララァ・スン」と出会いました。
一方で、ミノフスキー博士が月で地球連邦に亡命するという情報が入り、彼の弟子で連邦でのモビルスーツ開発を任されているテム・レイは月へと向かいます。
しかし、ジオン軍はその情報をキャッチしており、シャアとランバ・ラル、後に「黒い三連星」と呼ばれることになるガイア、オルテガ、マッシュがモビルスーツに乗って、博士の亡命阻止に動きます。
連邦軍はガンキャノンを12機出撃させ、月面での戦闘が始まりました。
(ジ・オリジン世界では)歴史上初のモビルスーツ戦です。
結果はジオン軍が1機も失わずに12機のガンキャノン隊を全滅させて完勝、ミノフスキー博士も戦闘に巻き込まれて亡くなりました。
この戦闘を「スミス海の戦い」を呼ぶようです。
ミノフスキー博士を失ったものの、スミス海の戦いにおける敗戦に大きな危機感を抱いた連邦軍は、テム・レイ主導のままRX-78の開発を進めることになります。
理解や認識に誤りがあったら申し訳ありません。
シャアが突然ザクに乗っている不思議
7話ではわからない、というか観ていて混乱しました。
皆さんの中にも混乱した方は少なからずいらしたと思います。
といいますのも、7話前半に地球のジャブローにいたシャアが、7話後半になると突然ジオン軍に戻っていて、しかもこれまで登場していない「ザク」に乗っていたのです。
私は原作漫画を読んでいたのでまだ何とか理解が追いついたと思います。
しかし、原作漫画を読んでいない方は果たして急激な展開に付いてこられたのか、はなはだ疑問です。
シャアが地球へ行った理由は?
そもそもどうしてシャアが地球に行ったのかがわかりませんよね。
私もよくわかっていません。
おそらくですけどこの点については理由は特にないのでしょう。
とはいっても理由がないまま訪れた地球で、ララァ・スンという重要な人物と出会い、また工事現場で仕事をすることでモビルワーカーの操縦も覚えられたのですから、彼がこのタイミングで地球へ行ったことは物語上重要な行動でした。
これは「運命の導き」とでも解釈するべきことかもしれません。
ご都合主義とも言いますか。
サイド3に戻った理由は?
シャアが地球からサイド3に戻った理由も私にはよくわかっていません。
ララァの導きと、モビルワーカーの操縦を覚えられたこと、地元のギャング(?)と戦闘をしたことでジャブローに居られなくなったこと、全てのタイミングが合ったということでしょうか。
サイド3に戻る理由ができたというより、地球にいる理由がなくなったと見るべきかもしれません。
原作では確か、地球に行く前の段階でシャアは既にモビルワーカーの操縦を覚えていたような気がします。
会話内容より。
アニメではサイド3では一度もモビルワーカーは動かしていなかったような。
記憶違いかも。
ジオン軍に戻れた理由は?
シャアがジオン軍に戻ることができた理由は何でしょうか?
シャアからドズルに掛け合った、と私は考えています。
前回6話でシャアに除隊の命が下されたときに、軍に戻ることがあったらモビルスーツのパイロットの任に充てて欲しい、とシャアからドズルにお願いをしていました。
それが実行されたと考えて良いと思います。
地球でモビルワーカーの操縦も覚えたとか何とか言ってアピールし、実際に操縦してみせ、ドズルやランバ・ラルを納得させたのだと想像。
シャアが地球を発ってサイド3に戻り、ジオン軍に再編入するシーンは原作にもないはずです。
ドラマがありそうで、個人的にはすごく知りたいエピソードなんですよね、どこかで補完していただけないでしょうか。
ミノフスキー博士が亡命した理由
7話では、サイド3の科学者ミノフスキー博士が地球連邦へと亡命を試みました。
残念ながら試みは失敗し博士は死亡しています。
自らが設計・開発したモビルスーツによる戦闘に巻き込まれて。
アニメ7話では、ジャブロー司令であるゴップ大将がテム・レイに、ミノフスキー博士はジオニック社からアナハイム社に引き抜いたと言っていました。
他には言っていなかったような。
しかし、それはミノフスキー博士が亡命を決めた理由ではないように感じられます。
引き抜きを受け入れる前の段階でジオンを離れる決意があったはずで、その理由は何かが知りたいところです。
原作でもミノフスキー博士亡命の理由は本人の口から出ていなかったようです。
しかしテム・レイは、ジオンのモビルスーツ計画が完全に軌道に乗り博士が必要のないところまできた、と推測していました。
原作ではこの考え方が正解なのでしょう。
ジオンというかジオニック社が、自分なしでもモビルスーツを造ることができる段階に入ったことを、ミノフスキー博士自らが痛感し己の身の危険を感じたこと。
それが原作でのミノフスキー博士の亡命の理由と思います。
近い将来、ジオンが連邦から独立し軍事大国化することがわかり、自分のしでかしたことの大きさに恐怖したこともあるでしょうか。
このままでは自分が設計・開発したモビルスーツにより戦闘の概念が変わり、ジオンが連邦に勝利してしまうから、せめてもの償いとして自分が連邦に寝返り、テム・レイ等と共にザクなどと対等以上に戦えるモビルスーツを開発することができれば、と。
ザクが登場
7話で遂に登場しました。
「ザク」が、「MS-05 ザクⅠ 」が。
月面トワイライトゾーンでの「スミス海の戦い」において、シャアとガイア、オルテガ、マッシュが乗っていたモビルスーツがザクⅠでした。
赤色はもちろんシャア専用のカラーリング。
黒い三連星も同じ機体ですが、黒だったり紫色だったりが彼らのカラーリングですよね。
ドムカラーと言った方がわかりやすいでしょうか。
画像はまた違うカラーリングに見えます。
「スミス海の戦い」では既に、3人が「ジェットストリームアタック」を彷彿とさせる連携を取っている様子が映っていました。
公式webサイトの「MECHANICAL」ページによると、MS-05 ザクⅠは後述するブグが量産化するためにはコストがかかりすぎるため、量産化と実戦配備に向けて再設計された機体とのことです。
性能ではザクⅠよりブグの方が優れていると捉えて良いでしょう。
量産開始直後のMS-05 ザクⅠは、ガイア機とオルテガ機がザク・マシンガン、マッシュ機がザク・バズーカA1型を装備し、さらにMS-04 ブグ用のショートシールドを装着していた。
上記引用部のようにも書かれています。
シャアの機体の色が赤い理由は?
シャアは7話で既に赤いカラーリングが施されたザクⅠに乗っていました。
どうしてこの時点で機体を赤色に塗ったのでしょう?
その理由は、6話のセリフにありそうです。
「赤いな、実に良い色だ」
と、6話で「暁の蜂起」を成功させた後にシャアが一人、地平線から昇る太陽を見ながら言っていました。
このセリフがきっかけになって機体を赤く塗るようになったのでしょう。
赤色をパーソナルカラーにしようと決めたということですね。
ブグも登場
また「ブグ」というモビルスーツも登場しています。
ブグにはランバ・ラルが乗っていました。
画像がブグです。
格好良い。
機体が青色に塗られているのは、ランバ・ラルのパーソナルカラーが青だからでしょう。
グフカラーとも言えます。
YMS-03 ヴァッフで集めたデータをもとに、兵器としての機動性や運動性、生産性などを考慮した設計を行うことで、初の本格的な戦闘にも対応可能な機体としてMS-04 ブグが完成する。
公式webサイト「MECHANICAL」ページには上記引用部のように書かれています。
「ヴァッフ」はアニメ5話で登場していました。
7話にもオレンジ色の機体が映っていましたから、あれもヴァッフかもしれません。
あの機体の発展改良機がブグのようです。
ブグというネーミングは、グフを想起させますね。
名前の由来は「武具」から来ているのでしょうか?
原作では機体名が登場しなかった記憶があります。
後付けですかね。
ガンキャノン最初期型
「スミス海の戦い」でザクⅠやブグと戦った連邦側のモビルスーツは「ガンキャノン」でした。
正式には「RCX-76-02 ガンキャノン最初期型」という名称です。
地球連邦軍が主力兵器として運用していたMBT(メインバトルタンク)RTX-65 ガンタンク初期型の後継機として開発していた機体。
公式webサイト「MECHANICAL」ページには上記引用部のように書かれています。
アニメ2話で登場した「RTX-65 ガンタンク初期型」の後継機が「RCX-76-02 ガンキャノン最初期型」であるとのこと。
そしておそらくは地球連邦軍最初の人型兵器になるでしょう。
このガンキャノン最初期型は手が5本指ではなく、3本指のマニピュレータなんでしたっけ。
RX-77ではない
漫画版の「スミス海」で戦っていたガンキャノンは確か「RX-77」と呼ばれていたはずです。
ところがアニメ版では「RCX-76」ですから、正確には両者は異なる機体でしょう。
アニメ版では「V作戦」で開発されるであろう「RCX-76」の発展型が「RX-77」になるのでしょうか。
その辺りも原作とアニメとでは設定が異なるかもしれません。
おわりに
ということでアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第7話についての感想記事でした。
ジ・オリジンの設定でザクができるまでの物語だけを観てみたいんですよね。
安彦良和さん、お願いします!
ガンプラ HG 機動戦士ガンダム THE ORIGIN MS-04 ブグ(ランバ・ラル機) 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2016/12/03
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (1件) を見る