ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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『ザ・カセットテープ・ミュージック』第4回「深淵なる井上陽水の名曲特集」もやっぱり面白い。少年時代へのマキタさんのコメントに共感しまくりでした

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2019年1月13日日曜日22:30から『tvk(テレビ神奈川)』にて放送されている音楽トーク番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』、2019年2月3日の放送では「井上陽水」さんを扱っていました。

 

目次

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tvk『ザ・カセットテープ・ミュージック』

2019年1月13日日曜日22:30より『tvk(テレビ神奈川)』にて音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』の放送が始まりました。

 

「カセットテープ」のリバイバルブームがきている昨今。

昔懐かしのカセットテープが流れる、珠玉の『80年代歌謡曲』を聴きながら、夜な夜なトークを繰り広げていく、夜更かし好きなオトナたちのための音楽トーク

録画データの番組説明にはこのように書かれていました。

tvkの放送時間は毎週日曜日22:30から23:00までです。

 

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元々は2017年に『BS12 トゥエルビ』で放送されていた番組で、tvkが放送の権利を買って2019年から放送している、ということになるのでしょうか。

 

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の番組MCは、俳優・ミュージシャン・お笑い芸人(?)の「マキタスポーツ」さんと、音楽評論家・野球評論家の「スージー鈴木」さんのお二人です。

 

第4回「深淵なる井上陽水の名曲特集」

2019年2月3日の放送は第4回「深淵なる井上陽水の名曲特集」でした。

 

dysdis.hatenablog.com

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これまで『ザ・カセットテープ・ミュージック』では第1回と第2回で「サザンオールスターズ」を、第3回では「松田聖子」さんを扱ってきました。

1〜3回まではスージーさんのチョイスでしたが、今回の井上陽水さんは番組初となるマキタさんチョイスで番組が進行していきました。

 

チョイスは松田聖子さんのときと同じく、A面3曲とB面3曲のトータル6曲のおすすめ曲が紹介されています。

A面が陽水さんが制作と歌いもした曲、B面が陽水さんが制作に参加したり他の歌手に提供したりした曲という分け方をしていたでしょうか。

 

紹介された井上陽水の6曲

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の第4回「深淵なる井上陽水の名曲特集」で紹介された6+1曲です。

 

  1. 長い坂の絵のフレーム (1998) 
  2. いっそセレナーデ (1984) 
  3. 少年時代 (1990) 
  4. 飾りじゃないのよ涙は(中森明菜) (1984) 
  5. ワインレッドの心(安全地帯) (1983) 
  6. 帰れない二人 (1973) 
  7. 東へ西へ (1972) 

 

以上の6曲でした。

 

1曲目『長い坂の絵のフレーム』は、私は知らない曲でした。

3曲目の『少年時代』のおじさんが、それからまた時代が経ってから人生を振り返っている曲として聴くと味わいがあるとか仰っていました。なるほど。

 

2曲目の『いっそセレナーデ』と3曲目『少年時代』は、80年代90年代がど真ん中の人にとっては説明不要な曲ですね。

いっそ〜の「Am11」のコードの話が興味深かった。

 

4曲目の『飾りじゃないのよ涙は』は、1984年11月にリリースされた、「中森明菜」さんの10枚目のシングル曲です。

後に陽水さんも歌っていたと記憶しています。

 

5曲目の『ワインレッドの心』は、1983年11月にリリースされた、安全地帯の4枚目のシングルです。

作詞が陽水さん、作曲が安全地帯のヴォーカル・ギターの「玉置浩二」さん。

 

6曲目『帰れない二人』は知らない曲でした。

陽水さんの4曲目のシングル「心もよう」のB面だそう。

 

7曲目『東へ西へ』は、1972年12月にリリースされた、陽水さんの2枚目のアルバム『陽水II センチメンタル』の一曲。

番組の終盤、「マキタスポーツ 今日の一曲」としてマキタさんが弾き語りをしていた曲です。

 

『少年時代』について

私は陽水さんの曲で一つ選ぶとしたら『少年時代』を選びます。

 

少年時代

1990年9月21日にリリースされた29枚目のシングル曲です。

 

発売当初はオリコンの週間シングルチャートでも最高20位程度だったが、発売から1年経った1991年にソニーのハンディカムCCD-TR105のCM曲に採用され、最高4位まで上り詰めた。

 

- 少年時代 (井上陽水の曲) - Wikipedia

少年時代 (井上陽水の曲) のWikipediaにはこのように書かれています。

確かに、私が『少年時代』を知ったきっかけも、引用部分にある「SONY(ソニー)」のCMだったと思います。

 

ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇

また、私がゲームの中で1,2を争うほど好きなPS2『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』でも『少年時代』はテーマソングとして採用されています。

 

会いたい

ゲームで曲を歌っているのは、陽水さんではなく「沢田知可子(さわだ・ちかこ)」さんでした。

沢田知可子さんの『会いたい』は、私が大好きな曲の一つです。

発売当時よく聴きましたねぇ。懐かしい。

 

この『ぼくなつ2』はゲームの内容も神がかり的な面白さがあるのですが、主題歌に『少年時代』を採用してくださったこと、このことが神ゲーをより一層神に仕立て上げているように思います。

 

1975年(昭和50年)の8月、伊豆の「富戸(ふと)」がモデルの架空の街「富海(ふみ)」で民宿を経営している叔母夫婦の家に預けられた「ボク」。

ボクくんは、毎日のように虫取り網を手に街中を駆け回って、富海に住む人たちの人生に触れ、楽しい想いや淋しい想い、ちょっと辛い想いをするのですね。

 

あれから何十年も経って大人になったボクくんが、あの夏の日を振り返っているというゲームです。

そういう物語の年代や舞台、内容に『少年時代』がピッタリなのですねぇ。

 

マキタさんの慧眼

マキタさんの『少年時代』を語る言葉がまた印象的なものでした。

 

「普通のいいおじさんですよ、って感じでこの曲は始まってるわけ」

「イントロだけ聴いてると『ラジオ体操第一〜』みたいな感じじゃないですか」

「決まった時間に置きてさ、みんなラジオ体操してみたいなさ、規則性とか清く正しくみたいなことが全部詰まってんだけど」

「で、途中でね、『あれあれ?』みたいな」

「油断できない」

「しかもこれ、歌ってる内容っていうのが、おじさんが少年時代を思い浮かべながら、例えば、寝てるときに少年時代のことを思い浮かべたりとかして、でももうあの頃には戻れないっていうか」

「例えば『諦観』とか『諦め』みたいなものとかな? 何かそういうものとかがふと襲ってくる感じとか……」

おじさん わかるんだよ!!

 

という発言内容でした。

ほんの少し端折っている部分があります。

 

いや、本当にそうなのですよね。

視点はあくまで大人になった、おっさんになった自分が過去を回想する感じにならないとこの『少年時代』は本当の意味での味わいが出てこない感じが、確かにありますよね。

 

マキタさんが語っているときのテレビの画面にも「おじさんの心に染みる曲」と書かれていました。

ほんとそれ、です。

 

子どもが歌っても、子どもがこれは良い歌だと言っても、何の問題もないと思います。

マキタさんには問題があるみたいですが。

でもやはり、この曲の本当の味わいというか本当の怖さというか、それは自分が大人になってから子供の頃を振り返って、マキタさんが感じたようなことを感じたときに一番わかるのではないかと思います。

もう二度と、あの夏には戻れない、と身体全体で理解できたときに聴くとわかる曲。

 

『ぼくのなつやすみ』も、そういうゲームじゃないですか。

だからこそ『少年時代』と響き合うのだと私は感じるのですよね。

 

私が選ぶ井上陽水の6曲

私が陽水さんの曲で6曲を選ぶならどうしましょうか。

といっても私は陽水さんの作品を、シングルもアルバムも1枚も持っていないので、テレビで流れたものだけを取り上げていくことになりますが。

 

A面とB面でそれぞれ3曲。

私は、『いっそセレナーデ』と『少年時代』と『東へ西へ』は入れます。

 

番組のベースにあるのは80年代音楽ということですから、『いっそセレナーデ』は入れたいですね。

その意味で『リバーサイドホテル』も候補に挙がりそうですが今回は入れません。

ちなみに『リバーサイドホテル』は、「イーグルス (Eagles) 」の名曲「ホテルカリフォルニア (Hotel California) 」を意識した曲かなと個人的に思っています。

両方ともホテルのことを歌っていますし、曲の雰囲気も似てますよね。

 

『東へ西へ』は、何がきっかけだか忘れましたけど昔から知っていて、好きな曲の一つです。

なので、今回マキタさんが弾き語りで歌ってくれたことがとても嬉しかったです。

 

『東へ西へ』の歌詞は、社会から取り残されたと感じている当時の陽水さん自身の立場や想いを歌ったものだ、と私は解釈しています。

今の私自身を表しているような曲でもあって、好きでもあるのですが、聴いていて辛くなる曲でもあります。

 

作詞だけ作曲だけ、あるいは楽曲提供でも良いのなら、マキタさんと同様に『ワインレッドの心』は入れたいです。

それと、同じく安全地帯に詞を提供した『恋の予感』も入れたい。

そして、最後の一曲は安全地帯の、陽水さんとのデュエット曲としてリリースした『夏の終りのハーモニー』でしょうか。

こちらも『少年時代』と通ずる何かがある曲ですね。

 

まとめると、A面が『東へ西へ』と『いっそセレナーデ』と『少年時代』、B面が『ワインレッドの心』と『恋の予感』と『夏の終りのハーモニー』が私チョイスの6曲です。

 

ん〜、「斉藤由貴」さんが歌っていた『夢の中へ』も捨てがたい……。

 

おわりに

ということで、『ザ・カセットテープ・ミュージック』の第4回「深淵なる井上陽水の名曲特集」についての記事でした。

 

前回の松田聖子さんの回の感想記事では、感想記事というより全ての内容を紹介していただけの記事になっていました。

いつか全面的に書き換えようかと思っているのですが未だ手を付けていません。

今回の井上陽水さんの回はそういう書き方はしないように心がけました。

 

夏の終りのハーモニー

夏の終りのハーモニー

 

 

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