ディスディスブログ

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裕太の前に現れた少女の名前は?特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』とのつながりがありました - アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』6話の感想

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毎週日曜日01:00(土曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』が放送されています。

2018年11月11日の放送は第6話「接・触」でした。

世界観が明らかになっています。新キャラも登場。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』

gridman.net

 

twitter.com

 

アニメ『SSSS.GRIDMAN』、2018年11月11日の放送は第6話「接・触」でした。

 

主な登場人物

アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』の主な登場人物です。

本作の主人公は「響裕太(ひびき・ゆうた)」です。

記憶喪失の状態、両親は出張中。

後述する将は、記憶喪失以前の裕太のことを「普通としか……まぁ、悪い奴ではない」と言っています。

 

グリッドマン」。

後述する六花の家が営むジャンクショップ「絢」の店内に置かれた古いパソコンから裕太に語りかけた存在で、「ハイパーエージェント」と自ら名乗っています。

使命を思い出せと裕太に語りかけ、彼と融合して突如出現した怪獣と戦いました。

 

内海将(うつみ・しょう)」。

裕太の友人でクライメイトの男の子。

特撮、特にウルトラマン好きのようで、その知識を活かして、モニターに映った怪獣を分析し、弱点を見つける役割になりそうです。

 

宝多六花(たからだ・りっか)」。

裕太たちのクラスメイトの女の子。

裕太は六花の家の前で倒れていて、彼女と彼女の母親が彼を家に運んで介抱、六花の家にあるパソコンのモニターに映ったのがグリッドマン。

戦いにおいては、将の分析をパソコンのキーボードに打ち込んでグリッドマンに伝える役目です。

 

グリッドマンの仲間、アシスト・ウェポンが4人います。

サムライ・キャリバー」と「マックス」と「ボラー」と「ヴィット」の4名で、彼らは「新世紀中学生」と呼ばれています。

 

サムライ・キャリバーがパソコンの前でアクセスコードを叫ぶと、あちらの世界へ行き、グリッドマンの装備「電撃大斬剣グリッドマンキャリバー」に変身します。

マックスは自動車のような「バトルトラクトマックス」へと変身し、グリッドマンと合体することでグリッドマンが「剛力合体超人マックスグリッドマン」となります。

ボラーは戦車のような「バスターボラー」へと変身し、グリッドマンと合体することで「武装合体超人バスターグリッドマン」に変身します。武器はミサイルとドリルで、ミサイルは「凝固弾頭弾」など複数の種類があり、弾数は「無限」。

ヴィットは5話終了時点では不明。

 

新条アカネ(しんじょう・あかね)」。

裕太たちのクラスメイトの女の子。

将いわく「誰にでも優しい才色兼備・才貌両全の最強女子で、クラス全員に好かれる奇跡みたいな女」だそう。

2話で、怪獣を作っているのはアカネであることが判明しています。外面は良いけど、性格が「かなり」悪い。

 

アレクシス・ケリブ」。

グリッドマンのようにモニターに映っている存在で、アカネが作った模型の怪物を実体化させる能力を持つようです。 

 

臥薪嘗胆怪獣「アンチ」。

アカネがグリッドマンを倒すために作ったオートインテリジェンス怪獣。

人間の少年の姿をしており、アンチはアカネの指示を受けると巨大な怪獣へと変身します。

相手の力をコピーする力、超高速移動、全身から光弾を発する力、両腕から爪を出して攻撃する能力を持っています。

アンチは3話以降、毎回登場しグリッドマンと戦い、そして敗れてます。他の怪獣と違って毎回生き残っています。

 

6話「接・触」

1話「気炎万丈怪獣 グールギラス」、2話「因果応報怪獣 デバダダン」、3話「臥薪嘗胆怪獣 アンチ」、4話「朝雲暮雨怪獣 ゴングリー」、5話「多事多難怪獣 ゴーヤベック」を倒した裕太たち。

6話ではアカネが作った怪獣とグリッドマンとの戦闘シーンはありませんでした。その代わりこの『SSSS.GRIDMAN』世界設定がわかる超重要な回になっています。

裕太にある女の子が、六花が○○○と、将に○○○が、それぞれ「接触」していました。

 

この世界は誰のもの?

前回、5話で裕太たちの住んでいる街が大きな「箱庭」のようなものであることが示唆されていました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

その点、前回の感想記事に書いています。今回6話でそれが裏付けられました。

 

5話で接近したアカネの言葉が気になる裕太は、将や六花に相談しようとしたのですが、将は家の法事のため学校を休み、学校では話しかけにくい六花には相談できずにいると、裕太の前にある少女が現れます。

 

その少女は自分のことを怪獣だと言い、信じない裕太に対して眼の前で巨大化して見せます。

巨大化したことを受けて怪獣だと信じた裕太は、少女の誘いを受けてデートをしています。少女のおごりで公園でパンを食べ、そしてその後少女が電車に乗って街の外を見よう、何もないからと言ってくるのでその誘いにも乗りました。

 

街の外、何もない。←important !!

 

前回、校外学習のため電車で山間部に向かいました。電車に乗って川を渡り、次第に霧が出てくると裕太も将も、新世紀中学生たちも皆眠っていて、現地に着いたときに目を覚ましていました。帰りも同様。

そのとき見たはずの川なんて存在しない、と少女は言います。それどころか「街の外には何もない」とまで言いました。

 

霧も、人が街の外に出ると霧が発生して皆眠らされていることがわかりました。しかし今回は、少女が裕太の耳にイヤホンをつけて音楽を聴かせたことで眠らずに済みました。音楽には音の精霊が隠れているから催眠から免れることができたようです。

この「精霊」も覚えておいた方が良さそうな単語。

 

「何でこの街だけに怪獣が現れてると思う? 今までこの街に現れた怪獣は全部一人の人間から生まれたの。独りぼっちの人間の心から」

「それが新条アカネ

「新条アカネは怪獣を使って、街を壊して街を直す。何度もそれを繰り返してきた。私はずっと前からここで見てた」

 

少女は裕太にこの世界の核心を述べました。

どうしてそんなことをするのかいうと「気に入らないから」だそう。アカネが。

アカネにとってこの街が世界の全てで、怪獣を作っているうちにアカネの心が、この街自体が、怪獣みたいになっちゃったと少女は言います。

今まで怪獣の犠牲になった人たちも、アカネが気に入らなかったから怪獣を使ってスクラップ・アンド・ビルドをした結果いなくなったと。

 

「仕方ないよ。新条アカネはこの世界を作った、君たちにとっての神様なんだから」

 

神様を利用した危険人物とは誰か?

そして少女はもう一つ重要な示唆を裕太に与えています。

 

「彼女は歪みすぎているんだ。だからきっとその心を利用された。外から来たとても危険な人に」

 

その危険人物とはアレクシス・ケリブのことで間違いないでしょう。アレクシスをも操る存在が背後にいるかもしれませんが。

6話ラストではアレクシスがPCモニターの外側に存在することが出来ていました。今まではグリッドマンのようにモニター内にしか存在していなかったのに……。

裕太たちはまだアレクシスの名前すら知りません。

裕太はその「外から来たとても危険な人」のことを宇宙人かと考えています。当たっているのではないかと思うのですがどうでしょう。

 

少女の名は?

少女は自分から名前を名乗ることなく裕太と別れています。

エンドクレジットを見ると、少女の名前は「怪獣少女アノシラス(2代目)」と書かれていました。CV「高橋花林」さん。

 

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電光超人グリッドマン - Wikipediaを拝読すると、「電子アニマル アノシラス」「音波怪獣アノシラス」といった文言が並び、また「ユニゾン」なる存在とアノシラスの力でグリッドマンが「電光雷撃剣グリッドマンソード」を使えるようになった、とありました。

つまり、『電光超人グリッドマン』に出てきた怪獣アノシラスが初代で、今回『SSSS.GRIDMAN』6話に登場した怪獣少女が2代目にあたるのでしょう。設定的に特撮とアニメとで繋がった世界だということ。

上に貼った初代の画像を見ると、頭部の後方に甲羅が何重かになっている様子を窺えます。アニメの怪獣少女もオマージュでしょうか、パーカのフードが二重になっていました。

 

裕太から、怪獣少女が怪獣ならどうしてアカネの味方をしないのかと問われた怪獣少女は、「私は新条アカネから生まれた訳じゃない。私は元からここにいる怪獣だよ。ツツジ台が生まれるずっと前から」と答えています。

また「お礼というか恩返しというか。私の先代がお世話になったんだよ。君に」と言っています。特撮でのアノシラスがグリッドマンに世話になったから、2代目の自分が裕太に先代が世話になった恩返しをしてくれた、ということですね。可愛い。

 

裕太とグリッドマン

この怪獣少女が裕太に言った「先代がお世話になったんだよ、君に」のセリフもかなり重要と思います。

 

観ていないので正確にはわかりませんけど、テレビドラマ『電光超人グリッドマン』における初代アノシラスは、おそらくグリッドマンに助けられた怪獣です。その2代目である怪獣少女が裕太に対して「君に助けられた」と言ったのですから、まず間違いないでしょう。

 

このセリフから推測されることは、裕太とグリッドマンは元は同一人物である、ということです。同一人物だったけど何者かによって分離された。

前回、裕太が電車の中で見た夢には、グリッドマンが槍に胴体を貫かれ、その直後に6つの星が散らばった描写がありました。あれはやはり、という。

その夢の描写は1話でも描かれていて……あのときに裕太とグリッドマンが戦いに敗れ(?)てその相手に裕太と分離させられ、両者とも記憶をなくした……?

 

六花とアンチ

六花はアンチと接触をしていました。六花がお腹を空かせたアンチを見つけ、パンをご馳走してやり、また身体が臭いことから家に連れていき風呂にも入れてやりました。

 

アンチは今回、神様に裕太がグリッドマンだから殺せと命令を受け、裕太に襲いかかりました。

しかしマックスとサムライ・キャリバーに阻まれています。どう見ても裕太は人間だ、裕太を殺したら永遠にグリッドマンを倒せないぞとマックスに言われ、混乱をして退散していました。

グリッドマンは見つからなかったと神様に報告をしたアンチ、やはり今回も神様からスマホを投げつけられていて。

これはほぼ間違いなくアンチが裕太たちの味方になるフラグが立っています。裕太たちの、というか六花の味方ですね。

 

将と神様

将には神様が近づきました。神様は前々回のカラオケ回で六花に、前回裕太に近づいていたので、最後は将ということですか。

将は神様から裕太のことについて聞かれていました。将はアカネのことが好きなので、もしかしたらグリッドマンのことを話してしまうかな〜と私は観ていて思っていたのですが、将は仲間を裏切ることはありませんでした。偉い。

将は仲間を裏切りたくない思いもあったでしょうけど、「俺は新条さんを巻き込むことなんかできない」と言っていたので、誰より好きなアカネのことを想って言わなかったのですね。

実際にはアカネが騒動を起こしている張本人なのですが……それでも将は偉いです。

 

おわりに

いやいや、アニメと『電光超人グリッドマン』をこういう形でつなげてくるとは……面白いですね。

 

今回、アカネは神様ということが判明した訳ですけど、これからの彼女は悲惨なことになる予感しかしないですね。これまでの彼女はアレクシスにおだてられ乗せられてやりたい放題でしたが、アレクシスから見捨てられる運命しか見えてきません。

私の想像力がないだけかも。

六花とアンチがそんなアカネを救ってあげられると良いのですが。おそらく六花とアカネは幼馴染だったのでしょうし、今回も六花がアカネのために定期入れか何かを買ってあげている様子がありましたから、大丈夫でしょう。たぶん。

将もね、見直しました、本当。

 

特撮の方のグリッドマンを観てみたいです。どういう因果でグリッドマンが初代のアノシラスと出会ったのかを。

 

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