ディスディスブログ

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アレクシス・ケリブの「本当の人間」発言の意味が何か、空にあった街は何かが気になります - アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』7話の感想

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毎週日曜日01:00(土曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』が放送されています。

2018年11月18日の放送は第7話「策・略」でした。

裕太と○○○○が対面!気になる言動が幾つもありました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』

gridman.net

 

twitter.com

 

アニメ『SSSS.GRIDMAN』、2018年11月18日の放送は第7話「策・略」でした。

 

主な登場人物

アニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』の主な登場人物です。

本作の主人公は「響裕太(ひびき・ゆうた)」です。

記憶喪失の状態、両親は出張中。

後述する将は、記憶喪失以前の裕太のことを「普通としか……まぁ、悪い奴ではない」と言っています。

 

グリッドマン」。

後述する六花の家が営むジャンクショップ「絢」の店内に置かれた古いパソコンから裕太に語りかけた存在で、「ハイパーエージェント」と自ら名乗っています。

使命を思い出せと裕太に語りかけ、彼と融合して突如出現した怪獣と戦いました。

 

内海将(うつみ・しょう)」。

裕太の友人でクライメイトの男の子。

特撮、特にウルトラマン好きのようで、その知識を活かして、モニターに映った怪獣を分析し、弱点を見つける役割になりそうです。

 

宝多六花(たからだ・りっか)」。

裕太たちのクラスメイトの女の子。

裕太は六花の家の前で倒れていて、彼女と彼女の母親が彼を家に運んで介抱、六花の家にあるパソコンのモニターに映ったのがグリッドマン。

戦いにおいては、将の分析をパソコンのキーボードに打ち込んでグリッドマンに伝える役目です。

 

グリッドマンの仲間、アシスト・ウェポンが4人います。

サムライ・キャリバー」と「マックス」と「ボラー」と「ヴィット」の4名で、彼らは「新世紀中学生」と呼ばれています。

 

サムライ・キャリバーがパソコンの前でアクセスコードを叫ぶと、あちらの世界へ行き、グリッドマンの装備「電撃大斬剣グリッドマンキャリバー」に変身します。

マックスは自動車のような「バトルトラクトマックス」へと変身し、グリッドマンと合体することでグリッドマンが「剛力合体超人マックスグリッドマン」となります。

ボラーは戦車のような「バスターボラー」へと変身し、グリッドマンと合体することで「武装合体超人バスターグリッドマン」に変身します。武器はミサイルとドリルで、ミサイルは「凝固弾頭弾」など複数の種類があり、弾数は「無限」。

ヴィットは6話終了時点では詳細不明。

 

怪獣少女アノシラス(2代目)」。

裕太に世界の秘密、「街の外には何もない」「怪獣は新条アカネの心から生まれた」「アカネは神」であることを教えてくれた存在です。

自身はアカネから生み出された怪獣ではなく、ツツジ台に昔から存在していたようです。

 

新条アカネ(しんじょう・あかね)」。

裕太たちのクラスメイトの女の子。

将いわく「誰にでも優しい才色兼備・才貌両全の最強女子で、クラス全員に好かれる奇跡みたいな女」だそう。

2話で、怪獣を作っているのはアカネであることが判明しています。外面は良いけど、性格が「かなり」悪い。

 

アレクシス・ケリブ」。

グリッドマンのようにモニターに映っている存在で、アカネが作った模型の怪物を実体化させる能力を持つようです。 

 

臥薪嘗胆怪獣「アンチ」。

アカネがグリッドマンを倒すために作ったオートインテリジェンス怪獣。

人間の少年の姿をしており、アンチはアカネの指示を受けると巨大な怪獣へと変身します。

相手の力をコピーする力、超高速移動、全身から光弾を発する力、両腕から爪を出して攻撃する能力を持っています。

アンチは3話以降、毎回登場しグリッドマンと戦い、そして敗れてます。他の怪獣と違って毎回生き残っています。

 

7話「策・略」

1話「気炎万丈怪獣 グールギラス」、2話「因果応報怪獣 デバダダン」、3話「臥薪嘗胆怪獣 アンチ」、4話「朝雲暮雨怪獣 ゴングリー」、5話「多事多難怪獣 ゴーヤベック」を倒した裕太たち。

6話では「怪獣少女アノシラス(2代目)」と出会って、街の外には何もないこと、アカネが神であることを知らされた裕太は、怪獣少女から聞いたことを将や六花、新世紀中学生たちに話しましたが信じてもらえませんでした。

確かに、街の外には何もない、アカネが神だなどといきなり言われて、ハイそうですかと素直に信じられる方がどうかしていると思います。

ただ、前回裕太を監視していて、遠巻きながら怪獣少女の姿を見たマックスだけは裕太の言っている言葉を端から否定することはありませんでした。

 

作り手がアカネではない

7話は物語では初めてのことが起こっていました。

 

 

それは5話以来2話ぶりに怪獣が街に現れていたのですが、アカネが作った怪獣ではなかったのです。

 

では誰が作ったのか?

アレクシス・ケリブが実体化させたのはこれまでと同様ですが、アレクシスは「アンチくん持ち込み企画の怪獣」とアカネに説明していました。

アンチに作らせた。アンチがアカネの家に入った形跡もありました。足跡が。

 

アンチが作った理由は?

アレクシスはアカネに「アンチくんは君よりグリッドマンを憎んでいるよ?」「憎しみが強いほど強い怪獣が生まれるからねぇ」と言っています。

それが今回、アンチに怪獣を作らせた理由でしょうか。アレクシスはグリッドマンさえ倒せれば、怪獣を作るのは誰でも良いと思っているのかもしれません。

 

「本当の人間」の意味

戦闘は今回もグリッドマンが勝利していました。戦闘後にアレクシスがアカネに気になることを言っていました。

 

「やはりアンチくんでは駄目だったようだねぇ。本当の怪獣を作ることができるのは本当の人間である君だけだぁ」

 

こう言ったのです。

脚本家さんは「本当の人間」と、人間に「本当の」の言葉を飾る必要があるから飾ったはず。

このときのセリフは比較対象が怪獣のアンチでした。ですから「本当の怪獣を作ることができるのは人間である君だけ」でも通じるセリフなのに、どうしてあえて「本当の」をつけて言ったのか? これが非常に気になりました。

 

連想されることは、神であるアカネの他の人たち=街の世界の住人が「本物の人間ではない」ことです。

 

空に別の街が存在

「本物の人間」に関連して、今回の戦闘ではグリッドマンたちが空中戦をしていました。その空に浮かぶ雲の上に「別の街」が存在していたのです。

雲(霧?)を堺に2つの街が鏡写しのように存在しているような、スペースコロニー内部にある街のような、そういう配置でした。

 

おそらくですがこの空にあった別の街は、特撮ドラマ版『電光超人グリッドマン』の物語の舞台ではないでしょうか?

 

本作品を特徴づける要素として、武史が作った怪獣をカーンデジファーがコンピュータワールドで実体化させ、パソコン通信でコンピュータや家庭電化製品に転送、暴れさせてプログラムを破壊し、その結果現実世界が混乱に陥るという、当時普及していなかったインターネットやコンピュータウイルスの登場を先取りした設定が挙げられる[1]。

 

- 電光超人グリッドマン - Wikipedia

電光超人グリッドマンのWikipediaにはこのように書かれています。

引用部の「コンピュータワールド」が7話に登場した、空にあった別の街ではなかろうかと。

 

1話で空に6つの星が散らばっていた様子をアカネが目撃するシーンがありました。

あれは私は空でグリッドマンと怪獣(?)の戦闘が行われたのでは、と思っていましたが、しかし7話を観た後では、戦闘が行われていたのは空は空でも、この別の街「コンピュータワールド」で行われていた、と考えた方がしっくり来ます。

つなげて考えると、アカネの他の街の住人はコンピュータワールドの住人なのではないか説が浮上してくるのではないでしょうか。

 

モブキャラ感

それを裏付ける材料としては、アカネが裕太を誘って、2話で裕太と将と六花の3人で訪ねた中華料理屋「龍亭」で食事をとっていました。

この龍亭は1話でアカネの怪獣に殺された問川さん(でしたっけ)の実家だったはず。

 

店内で、アカネが裕太に「ここの家の子、私の怪獣にお願いして、消してもらったよ」と無神経なことを言いました。余裕で問川の父親である店の主人に聞こえるほどの声の大きさで。

 

 

にもかかわらず、店の主人、言い換えれば怪獣に殺された問川の父親は、全くの無反応で、まるでゲームのモブキャラかのように中華料理屋の主人としての動きしかしないのです。

普通なら店とか客とか関係なく怒るところだと思うのですが……。

 

さらには何とアレクシス・ケリブまで店に来ていました。裕太を自分の側に誘おうとしているアカネに電話で呼ばれて。

アレクシスの外観は、見るからにデジタルな悪魔的な、デジタルな宇宙人的な、怪しげなそれをしているのですが、問川の父親はアレクシスが店に入っても驚く素振りを露程も見せず、これまた中華料理屋の主人としての動きだけを淡々とこなしていました。

 

やはり街の人間たちは「コンピュータワールドで設定された存在」ということなのでしょうか??

アカネの先ほどのセリフのうち「消してもらったよ」の言葉からも、実在していないコンピュータワールドの住人であることが示唆されているようにも窺えます。「殺す」ではなく「消す」と表現した意味がきっとあるはずですから。

 

アレクシス・ケリブは実在している

アレクシスはこれまでコンピュータのモニターにしか現れていませんでしたが、6話の終盤でしたか、そこで初めてモニターではなく実体化していました。

そして今回7話でも彼は龍亭に姿を現して、敵方であるはずの裕太と対面しています。

椅子に腰掛けるときに「重さ」を感じさせましたから、やはり実体として存在しているようです。

 

一方、グリッドマンはモニターから出ることはこれまで一度もありません。

裕太と合体することで初めてコンピュータワールドで実体化し、怪獣たちと戦っています。この点大きな違いがあります。

 

アカネが実体化しているアレクシスに驚く素振りはありませんでした。なのでアカネはこのことを前から知っていたのでしょう。

ではどうして6話までモニターにしか登場しなかったのか? 今のところその答えは全く想像がつかないです。

 

大空合体超人スカイグリッドマン

7話になってようやく、グリッドマンのアシスト・ウェポンが全て出揃いました。

今回はUFOのような存在が街に出現したことで、空中戦が得意なヴィットが担当しています。

 

 

ヴィットがジャンクPCの前でアクセスコード「スカイヴィッター」を唱えると、コンピュータワールドで飛行メカに変身しました。

グリッドマンがスカイヴィッターと合体することで「大空合体超人スカイグリッドマン」となり、腰部と脚部に翼(スラスター)がつき空を飛ぶことができるようになります。『機動戦士ガンダム』でいうところの「Gスカイ」のような。

スカイヴィッター形態では追尾型レーザー「アップレーザーサーカス」と機銃、スカイグリッドマン形態では、煙幕弾の「ラッキースモークスクリーン」を発射していました。

あとライトセイバー的なものも使えましたか。ライトセイバーを使えるならサムライ・キャリバーの存在意義って……。

 

ビー玉

他に気になる点と言えば「ビー玉」です。

今回7話でもアカネが裕太の家に押しかけてきたときに、裕太の目線の先にありました。これまでもちらほら出てきましたか。

布石をたくさん仕掛けている『SSSS.GRIDMAN』スタッフさんのことですから、当然このビー玉にも何らかの意味があるはずです。

皆さんはビー玉の意味が何かわかりましたか?

 

ビー玉に映るものと映らない人や物があって、映るものだけが実在している存在とか?

 

おわりに

今回、グリッドマンの戦闘をジャンクのモニターで観たことで、将や六花、新世紀中学生の他のメンバーたちも、裕太が話していた怪獣少女の言葉を信じつつあるようです。

アレクシスとアカネとが一枚岩ではない様子が見られましたし、また7話ラストではアレクシスがアンチを処分しようと顔面を傷つけていたことから、アカネがアレクシスに見放されたり、逃げたアンチが裕太や六花に助けられて裕太側についたりする可能性が出てきそうな展開でした。

 

『SSSS.GRIDMAN』は1クールでしょうか? 面白いのでもっと見たいような、無駄に引き伸ばされて間延びしても嫌なような、複雑な心境です。

いや本当、毎回のようにあれこれ考察しながら観るのは面白いですね。これほど楽しめている考察系のアニメは『コンクリート・レボルティオ』以来かもしれません。

 

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