ディスディスブログ

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ユーコは亡くなりそう。しかし何のために東日本大震災を描いたのでしょうか?わからないです - 朝ドラ『半分、青い。』151話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年9月22日放送の151話は、東日本大震災が起こってユーコが……でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』最終週「幸せになりたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年9月24日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第25週(最終週)「幸せになりたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は再び東京、時代は2011年(平成23年)11月。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれ、アラフォーです。

森山涼次と結婚して「森山鈴愛」となり、「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。

が、第18週で涼次と離婚して楡野姓へ戻り、一時は実家に戻っていましたが、25週現在再び東京へ行って、律と2人で「スパロウリズム」という会社を立ち上げています。

 

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、「東美濃(ひがしみの)」という架空の町の、「梟(ふくろう)商店街」という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」です。

24週時点で、晴さんは「胃がん」を患っていて、胃の一部を切除する手術をしたものの、術後の5年生存率は50%と医師に宣告されています。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

祖父「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」も2008年に他界、享年88。

2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。

草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。

また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。

健人は後述する麗子と結婚をしていて、つくし食堂2号店の「センキチカフェ」で働いています。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律は一流企業の「菱松電機」に勤めていましたが、25週から鈴愛と一緒に「スパロウ・リズム」を起業しました。

律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

父は「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」です。

和子は21週の2008年に亡くなっています。

 

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

2人は結婚をしています。

 

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:山田真歩)」です。 

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。

涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。

2008年時点で涼次は監督として有名になりつつあり、2011年には鈴愛と和解しています。

 

鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。

 

東日本大震災

鈴愛と律の会社「スパロウリズム」は、

待望の「そよ風ファン」を完成させ、プレゼンを行いました。

ところがプレゼンの最中に東日本大震災が発生します。

 

ユーコの安否

報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災

東日本大震災は宮城県牡鹿半島沖に発生した

マグニチュード9.0の大地震です。

 

2011年(平成23年)3月11日(金曜日)14時46分18秒(日本時間)[4]、宮城県牡鹿半島の東南東沖130km(北緯38度06.2分、東経142度51.6分、深さ24km)を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生した[5]。地震の規模はモーメントマグニチュード (Mw) 9.0で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震である。

 

東日本大震災 - Wikipedia

東日本大震災のWikipediaにはこのように書かれています。

「最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7」とのこと。

 

震度7というと2018年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」で

厚真町鹿沼でも観測していたかと思います。

 

ドラマに話を戻しますと宮城県というと「ユーコ」です。

ユーコは宮城の病院に勤務している看護師で、

病院は海が見える場所にあると話していました。

 

当然、地震とそれに伴う大津波が関係してくるでしょう。

担当は3階と話していたものの、常に3階にいるとは限らず、

地震と津波の被害に遭った可能性は少なからずあり、

安否が心配されます。

 

鈴愛もユーコのことを心配していますが、

3月14日、地震発生から3日経ってもユーコにかけた

電話はつながりません。

 

宇太郎が晴さんと話していたところでは、

ユーコは仙台の町中に家があるということなので、

もし当日が休みで家にいたなら助かっている可能性もありそう。

 

しかし、ボクテと鈴愛が電話をしていた内容によれば、

ユーコはあの日病院に勤務していたそうで……。

ユーコのご家族とは連絡を取れたけど本人とは……と。

今のところ連絡が取れず。

 

ただ当時は連絡が取れないことも普通にある状況で、

病院からの道路は瓦礫で遮断されていて、

どこかの避難所にいる可能性があると。

 

「ユーコちゃんは絶対大丈夫だから、ね」

 

と、ボクテは鈴愛と自らを励ますように言いました。

 

資金調達はできたものの

「そよ風ファン」のプレゼンは成功したようです。

資金は調達できました。

震災のおかげもあって。

震災(津波)→省エネ→扇風機

の流れで「逆張り」で投資をしようとする動きがある

ということみたいです。

 

逆張りとは、良いときに売り悪いときに買うこと、ですか。

投資の用語?

 

せっかく資金はあっても工場が動けません。

震災の影響で部品調達がままならないから。

 

おもらしとイジメ

花野は小学校ですか、

学校にいるときに地震に遭っていました。

怖すぎたのとホッとしたのとで

おもらしをしたようです。

 

おもらしを小学生時代のブッチャーのような

クラスのいじめっ子に見つかってしまいました。

 

からかういじめっ子に、

花野の友だち(?)の女の子がかばい、

いじめっ子にビンタをしています。

 

あかりちゃん、でしたっけ。

 

おもらしをした床を雑巾で拭いてあげ、

花野を保健室に連れて行ってあげる、

素敵な女の子です。

 

それから花野は学校に行っていません。

鈴愛には何も話さず、律には話しています。

 

鈴愛もブッチャーにイジメられたとき、

晴さんには言わなかったような。

それを思い出せば理由がわかるかもしれません。

わからないかもしれません。

 

おもらしシーンの疑問点

このシーンを見て幾つかの疑問点が浮かびました。

 

まず地震の揺れが収まった後すぐに

女の子と花野だけで保健室に向かったこと。

これは非常に危険な行為でしょう。

 

教師が生徒の安否を確かめる必要があったはずなのに、

教室には教師の姿がなかった。

このことにも違和感があります。

 

花野が保健室で下着を替えたのなら、

その夜にでも鈴愛が気がつくでしょうし……

で、疑問が幾つかありました。

 

何目的で震災を扱ったのか?

何のために震災の話をこのドラマで、

このタイミングで入れたのでしょうか?

 

阪神淡路大震災には触れなかったのに。

 

律と鈴愛の仲を進展させたいがために入れた

としか、今のところ思えないです。

 

あるいは鈴愛が「そよ風ファン」で成功する前の

障害くらいにしかなっていない。

 

dysdis.hatenablog.com

 

2人の恋の進展させ、決着をつけさせるために、

ユーコに結婚と宮城への引っ越しをさせ、

震災に遭わせ、安否不明の状況に追いやった。

 

『半分、青い。』は岐阜と東京が舞台の物語なので、

ヒロインたちが直接津波の被害を受けることはありません。

ではどうするか?

身近な存在に……という思考が透けて見えます。

 

このままの流れだとユーコは亡くなりそうです。

そうすれば鈴愛は落ち込むでしょう。

そんな鈴愛を律は支えるでしょう。

そこで…………と。

 

さすがにここまで安易で短絡な展開はないでしょうか。

私の予想など外れて欲しいです。

 

おわりに

震災の話から逃げずに向き合う的なことを、

脚本家の「北川悦吏子」さんが『NHK あさイチ』で

仰っていませんでしたっけ。

人間が試されるとも言っていたような。

 

その結果がこれかい、というのが正直な感想です。

デリケートなことのはずなのに、

律と鈴愛をくっ付ける装置にしかなっていない現状。

 

私の考え通りに進行してしまうなら、これはもう……。

 

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