ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

栃木出身の13歳の女の子とは誰でしょう? 鈴愛役の永野芽郁さんの演技が素晴らしい回でした - 朝ドラ『半分、青い。』26話の感想

スポンサーリンク

NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月1日放送の26話では鈴愛が晴子さんを始めとする家族と喧嘩中です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

スポンサーリンク

 

『半分、青い。』第5週「東京、行きたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年4月30日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第5週「東京、行きたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という、おそらく実在しない町です。

時代は1989年(平成元年)です。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第5週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街の「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が鈴愛の年子の弟「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」、祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」です。

1980年時点で廉子さんは既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」です。

律の実家は写真店「萩尾写真店(?)」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」等がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家はふくろう商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

鈴愛が暴れるので「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」もちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは今後鈴愛が世話になるであろう、東京にある漫画スタジオ「ティンカーベル」が登場しています。

スタジオには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、アシスタント陣に「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、ユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」、ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」などがいます。

 

 

鈴愛と晴子の親子喧嘩

漫画家、秋風羽織から弟子にならないかと誘われ、なりますと即答した鈴愛でしたが、家族にそのことをなかなか言えないでいました。

しかし25話の終盤に居たたまれなくなってか、ラスボスの母・晴子に対して自分の思いを伝えてしまいました。

25話で律と相談し、ラスボスである晴子さんを説得するためにはまず外堀を埋めることから始めようとしていたのですが……。

親子喧嘩の中で「おしゃれ木田原」にせっかく作った、農協の入社式に来ていく予定のオーダーメイドのスーツも、鈴愛と晴子が引っ張り合うものですから、袖が破けてしまい……。

それからというもの、晴子さんは鈴愛に対して一切口を利いてくれなくなり、重苦しい空気が楡野家に漂っています。冷戦状態。

 

 

宇太郎と菱本の喧嘩

そんなある日、秋風の右腕的な存在である菱本から楡野家に電話がかかり、鈴愛の父・宇太郎が出ました。

菱本は鈴愛からの連絡が来ないことから電話をかけたようです。

それに対して宇太郎がキレました。そんな宇太郎に対して菱本も負けじと応戦していました。

 

娘をそそのかしておいて、親に挨拶も何もないのかというのが宇太郎主張です。

宇太郎からすると、大事な一人娘に対して秋風たちが東京や漫画家になる夢をちらつかせて奪い取ったような感覚なのかも知れません。

親にとっては子はいつまでも子だと言いますし、これはこれでとてもわかる感情です。

 

一方、菱本はそもそも鈴愛を引き入れることについて乗り気ではない上に、いきなり宇太郎に怒られたのです。

菱本は、秋風から漫画家にしてやるとは一言も言っていない(弟子にならないかと言っただけ)し、鈴愛はもう18歳で、高校卒業をして卒業後の進路を決める時期、つまりもう大人なのだから、こちらからその許可を頂くために電話をすることはかえって失礼だと判断した、という主張だったでしょうか。

菱本がキレてしまう気持ちもわかります。

彼女の主張も、理屈自体は間違っていないどころか正論です。でも親の立場になって菱本の言葉を受け入れられるかどうかはまた別の話で。

 

菱本がキレた一番の理由は、宇太郎が秋風羽織のことを「秋風なんとか」と言ったこと、みたいですけれども。

宇太郎は「ちばてつや」さんや「手塚治虫」さんなど少年漫画のことなら詳しいでしょうけど、少女漫画は疎いみたいです。

 

電話越しに大喧嘩をした結果、菱本からこの話は「破談」だと言われてしまっています。

鈴愛の知らないところでそんなことになったら……。

宇太郎は、菱本から電話が切られたときに「やってまった」と思っていて、「もしもし」と既に切れている電話に話しかけていたことから、娘の上京を心から反対しているものではないと思います。

宇太郎は、巣立つ子に対して親の意地のようなものが出たのかもしれないですね。最後の意地。

 

 

少数精鋭の「秋風塾」

今回明らかになったことは「秋風塾」の存在です。

先述した宇太郎と菱本の喧嘩の中で、菱本はこう言っていました。

 

「うちの秋風羽織が少数精鋭で全国から募り『秋風塾』をやる。それにつけては住むところと食べることのお世話をする。そのかわりに秋風のアシスタント業務行ってもらう毎月お給金も払う」

 

ユーコやボクテといった人たちも秋風塾の塾生なのでしょうか。たぶんそうですね。

 

 

栃木出身の13歳の女の子とは誰か?

また菱本は宇太郎に「原宿に買い物に来た右も左も分からない栃木の13歳の女の子をアイドルとしてデビューしないかとスカウトした訳ではありません」とも言っています。

この「栃木の13歳の女の子」とは誰のことでしょうか?

誰か実際モデルとなったアイドルさんがいたはずです。

1989年当時、巷で有名になっている話のようですから、もっと古い時代のアイドル、89年当時はアイドルではないかもしれない栃木県出身の女性タレント、ですよね。

ん〜、わからん。

 

栃木県出身の人物一覧 - Wikipediaのページを見てみると、「森昌子(もり・まさこ)」さんの名前がありました。

「山口百恵」さん「桜田淳子」さんと共に「花の中三トリオ」と呼ばれていた方。

しかし、森昌子 - Wikipediaのページを見てもそれらしきエピソードは書かれていませんね。

時代的には可能性はありそうです。

 

 

鈴愛と家族の喧嘩

夜、家族で食卓を囲んで晩御飯を食べているとき、宇太郎から鈴愛に破談になったことを話しました。

鈴愛は真顔になって「冗談じゃない。やって良いことと悪いことがある」「子どもの夢を潰しておいて何がお父ちゃんや」と怒り始めます。

怒りから親に対して酷い口を利いてしまい、自分は大人だと言い張る鈴愛に、晴子さんはとうとうあのことを言ってしまいました。

本当は就職試験は全て駄目だった、自分の力で受かったと思ってる農協も祖父・仙吉が農協に働く旧友に口添えをしてくれたからなのだと。

真実を知った鈴愛は、お祖父ちゃんもグルかと言い、弟・草太も知っていたのかと問います。

草太は聞いてはいなかったけど、そういうことじゃないかと思っていたと白状。

家族全員から嘘を突かれたと感じた鈴愛は「この家は嘘つき家族や!!」と叫びました。

皆、自分の力で受かった訳ではないと心の中で私のことを笑っていたのだと。

 

家を飛び出した鈴愛、律の家に行ってマグマ大使の笛を吹こうとしましたが……吹きませんでした。

その前にブッチャーから言われていたのですね。

受験を間近に控えた律に対して気苦労をかけないようにしようと。

 

 

26話で登場した89年当時の出来事

今回1989年当時ネタはあまりなかったように思います。

「喫茶ともしび」で流れていたBGMが何だったのか、ですね。

ちょっと聞き取れなかったです。

また聞いてみてわかったら書きます。

 

ロンリー・チャップリン

「ロンリー・チャップリン」でしょうか?

 

 

おわりに

26話は素晴らしい回になりました。観ていて心が苦しくほどに。

鈴愛役の永野芽郁さんの演技が特に良かったですね。

鈴愛の立場、親の立場、家族の立場、それぞれの思いがあるので、なかなか一つの正解というものは出ないかもしれません。

家族皆、鈴愛のことを思って出た気遣いなのですけど、今の鈴愛には同情とか憐れみとかに見えてしまうと……う〜ん。

家族にそういう部分が全くないかというと……だから言い返せなかったのでしょうし。

 

菱本と宇太郎の喧嘩もなかなか見ごたえがありましたが、私は菱本さんの物言いがあまり好きではなかったこともあって、少々不快に映りました。

不快に映れば映るほど、後に鈴愛が上京して菱本と仲が良くなったときの感慨も深まるでしょう。

宇太郎との喧嘩は、言っていることは菱本さんの方が正論で、それが余計に宇太郎を苛つかせてしまったように見えました。

 

あちらもこちらも売り言葉に買い言葉、いずれ和解すると思いますが。

 

スポンサーリンク