NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月1日放送の53話は中村雅俊さんのアコースティックライブ回でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第9週「会いたい!」
2018年5月28日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第9週「会いたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1990年(平成2年)です。
本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第9週現在18歳か19歳、高校を卒業しています。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町の梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は1990年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。
ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。
律は、上京後住んでいるマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。
キスをしたのかしなかったのか?
前回52話ラスト、鈴愛が朝井と初デートとなる花火デートをしていて、朝井から頬にキスをされ、続けて唇に……というところで終わっていました。
続きが気になる、キスをしたのかしなかったのか?
NHK『あさイチ』の「博多華丸(はかた・はなまる)」さんは「でも(口には)しないんじゃないですか。しそうでしないのが朝ドラと韓流ドラマですよ」と言っていました。
私もキスをしないのではないか、と前回の感想記事で書きました。
結論は「キスをしなかった」です。
「しなかった」というか「できなかった」です。
キスをしようと顔を近づけてきた朝井の着ていたカーディガンの裾に、花火をしていた火が移ってしまい、焦げ臭い臭いが立ち込めてきて……
「正人くん、燃える!燃えとる!!」
と臭いに気がついた鈴愛が叫び、正人のカーディガンに火が付きつつあるのを認め、彼から服を脱がしてそれを地面に置いて、足で踏みつけて火を消していました……。
カーディガンに火がつかなければキスをしていたのに……と。
キスをしないのは予想どおりでしたね。
晴子が東京にやって来た
鈴愛の母の晴子さんが東京にやって来ました。
鈴愛が迎えに行き、「オフィス・ティンカーベル」へと連れていき、秋風を始めとするスタジオのメンバー全員と挨拶をしていました。
ボクテとユーコは初対面ですか。
その後、初めて来たときの鈴愛がされていたように、菱本さんの案内でスタジオを見て回り、そして鈴愛たちが下宿している「秋風ハウス」へと行きました。
秋風邸の豪華さとは裏腹に、戦後の日本をそのまま残したような、一言で言えばボロい家だった秋風ハウス、その落差に晴子さんは驚いていて、秋風は油断のできない人だと認識したようです。
秋風ハウスは確かにボロい、でも風呂もトイレも台所もあって住めば都やと言う鈴愛。
そんな鈴愛のために、晴子さんは掃除道具一式を岐阜から持ってきていて、娘が仕事をしている間に家の掃除をしてしまおうとしていました。
おそらくですけど、晴子さんは鈴愛の部屋だけでは満足せず・飽き足らず、秋風ハウス全体を掃除してしまうでしょう。
鈴愛にとって良いことでもボクテやユーコにとって良いことかは……いや、掃除してくれるだけありがたいですね。たぶん。
秋風は晴子が好き?
秋風は晴子さんが家に来ると知ってでしょうか、正装の着物を着て晴子さんを迎えていました。
襟元の乱れに気がついてそれを正してやる菱本さんに、ボクテとユーコは色めき立っていましたけど……?
でも晴子さんが来ると知って秋風が正装をしたという点が気になりますね。
もしかして秋風は晴子さんのことが好きなのでしょうか?
だから自分にガンが再発し先が短いと感じたときに、一目見ようと「つくし食堂」まで足を運んだのでしょうか??
仙吉が生歌を披露
鈴愛の実家、岐阜の梟町の「つくし食堂」では、晴子さんがいないことで男性陣が各々、羽根を伸ばしています。
鈴愛の父・宇太郎は「喫茶ともしび」で、律の父・弥一さんと菜生の父・五郎と3人でお酒を飲んでいます。
店が売れていないのに羽根を伸ばしている場合か! というツッコミが日本中から来ていることでしょう。
祖父・仙吉は弟・草太と一緒に居て、ギターを弾いて歌を歌っていました。
「ガロ」の「学生街の喫茶店」を弾いて歌っていました。
世代的にはフォークソングが隆盛した1970年前後の時代とは全く合っていないですけど、仙吉さんは年甲斐もなく(と自分で言っていた)フォークソングがお好きなようです。
フォークソング=ベトナム戦争のイメージはありますね。
仙吉さんの青春時代は戦時中で、軍歌ばかりが流れていた時代だったようです。
戦争当時、仙吉さんは満州へと出征していて、そちらで終戦を迎え、何とか日本へ帰国した後に、鈴愛の祖母・廉子さんとお見合いをした、と廉子さんが空から言っていました。
学生街の喫茶店の他、「サザン・オールスターズ」の「真夏の果実」も歌っていました。
サザンも好きみたいです。
こういう歌が自分の青春時代にあったら良かったなと、廉子さんに歌ってやれたのにと。
真夏の果実は1990年7月リリースみたいで……そんな昔でしたっけ……真夏の果実は最近の曲だと思いこんでいました。
いや……でも晴子さんは確か6月末に東京に行くと、電話で鈴愛に言っていませんでしたっけ?
それならまだ「真夏の果実」はリリースされていないのでは??
ま、いっか。
それはともかくとして、中村雅俊さん好きな方からすると53話は神回でしたね。
おわりに
今回はとても大人しい回でしたね。
動きが少なかったですし、ちょっと箸休め的な回の印象で、これもまた良し。
「嵐の前の静けさ」かも……?
律と「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」のその後、鈴愛と朝井のその後、その辺りが明日以降本格的に描かれることを期待しています。
楽しみです。