「豆苗(とうみょう)」がスーパーにありません。
いや、私が買いに行く時間が遅いからということもあるのですが、以前は夕方や夜にスーパーに買いに行っても豆苗は置いてあったのです。
それが今はないです。
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NHK『ガッテン!』の放送から豆苗がない
毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2017年1月17日の放送は「動脈硬化&認知症からカラダを守れ!」として、「葉酸(ようさん)」について特集していました。
おそらくこの放送から豆苗がスーパーから消えています。先ほども書いたように、私が買いに行く時間が遅いから豆苗が置かれていないのであって、たぶん朝一で買いに行けば置いてあると思います。
葉酸の力
葉酸(ようさん、英: folate)はビタミンB群の一種。ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばる。水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。
葉酸のWikipediaにはこのように書かれています。ビタミンの一種なのですね。
ビタミンMのMはモンキーのMだと『ガッテン!』では言っていました。
実験で猿から見つかったとか何とか言っていた気がしますが、既に録画データを削除してしまっているため記憶が定かではありません。
葉酸というと、赤ちゃんの成長のために妊婦さんが摂取するイメージとスタジオゲストの「眞鍋かをり(まなべ・かをり)」さんが仰っていました。
実際その通りで、妊娠中や妊娠計画中から産婦人科の先生から葉酸を摂取するよう勧められるようです。
葉酸は、赤ちゃんの身体の組織を作るときに役立つそうです(DNA生合成と言っていたような)がそれだけなく、妊娠している女性に関わらず、妊娠していない女性や私のような男性にも重要な働きがあるということでした。
それは「ホモシステイン」という名前のアミノ酸を減らす働きです。
ホモシステインは活性酸素を発生させます。活性酸素が脳や骨や血管で発生して脳の萎縮、骨粗しょう症、動脈硬化などの原因になります。
葉酸はそのホモシステインを減らすのではないかと言われているようです。
最近は葉酸がアルツハイマー病の発症を軽減させたり、心筋梗塞の危険を減らしたりするのではないかと言われているみたいです。
研究が進められている段階みたいでしたから、葉酸だけが影響しているかはまだはっきりわかっていないのかもしれません。
葉酸が含まれる食材
2015年版の日本人の食事摂取基準では、妊婦を除く18歳以上男女の葉酸の推奨量は「1日240μg(マイクログラム)」です。
葉酸240μgは、生のブロッコリーなら約1/2個、生のホウレンソウなら約1/2束だそう。
葉酸は葉物野菜に豊富に含まれています。「ホウレンソウ」や「ブロッコリー」「枝豆」などです。
葉物野菜の他にも、「豆苗」や「納豆」「海苔(のり)」「お茶」などにも葉酸が多く含まれています。
ここに冒頭で書いた「豆苗」が登場するのですね。
野菜の高騰
上記ニュースにあるように、2018年1月は野菜が高騰しています。
2017年秋の天候不順が影響していることでキャベツやレタス、ホウレンソウ、小松菜といった葉物野菜を始め、ブロッコリーなど野菜は軒並み高値です。少し前はキャベツが一玉400円ほどしましたからね……数日前も300円ほどでした。高くて買えません。
野菜の高騰によって人気が上がっている食材が納豆であったり豆苗であったりするようです。
確かに納豆はタレや辛子がついていないものなどは1パック40円くらいで売られているものがありますし、豆苗も1パック100円ほどですからお手頃価格です。
だからこそ私のような人間にはありがたい食品で、私は以前から豆苗を買ってたべていました。それが……今はありません。
その原因の一つがおそらく先ほど紹介した『ガッテン!』で、葉酸が豊富に含まれている食材の一つに「豆苗」が紹介されたことで人気が爆発したのでしょう。
↓葉酸はサプリメントもあります。
おわりに
私が朝一で買いに行けば良い話なんですけどね。
でも以前は夕方に買いに行ってもほぼ間違いなく陳列されていたのに、近頃は全く見かけないですから、やはりテレビの力は強いな〜という思いを新たにしました。
いえ、人がたくさんいる時間帯にスーパーに行きたくないんです……怖い。
なので流行が治まるまでは納豆に海苔をかけて食べます。
そうそう、葉酸は茹でると溶け出てしまい、効果が半減すると言っていました。水溶性なのですね。調理する際は蒸したり炒めたりしましょう。