毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年6月8日の放送は「そらまめ」の特集でした。
初夏だ!そらまめパラダイス
『ガッテン!』の2016年6月8日の放送は「初夏だ!そらまめパラダイス」として「そらまめ(蚕豆、空豆)」を特集していました。
「ソラマメ」は今が旬だそう。私は普段あまり食べることがない食材です。塩ゆでされたソラマメは大相撲夏場所(5月場所)の風物詩・名物だそうで、会場でもソラマメを食べながら大相撲を観戦している観客が大勢いました。
ガッテン!でも紹介されていましたが、ソラマメを食べるときに皮まで食べますか?食べませんか? スタジオは小野文惠アナウンサー以外は皆さんが皮を食べないそうです。立川志の輔さんも、清水ミチコさんも、ビビる大木さん、山根千佳さんも皮は食べないということでした。夏場所の会場で観客の方がソラマメを食べるときに皮を食べるか食べないか調べたところ、比率でいうと4対6ほどでしょうか、皮を食べる方より食べない方の方が多かったですね。私は皮も食べます。
ソラマメの皮は、甘味成分が豆の1.5倍、抗酸化作用のあるポリフェノールが豆の11倍も多く含まれているそうです。皮も一緒に食べた方がより甘味を感じられるし、より健康に良いということだそう。志の輔さんはそれでも皮は食べないと仰っていました。まぁ誰も食べろと無理強いしていないので、食べる食べないはご自身の自由なのですが。
「しっとり豆」と「ホクホク豆」の見分け方
ソラマメは実は2種類あるそうです。それが見出しにもある「しっとり豆」と「ホクホク豆」です。その違いはスーパーなどの店頭で表示されている訳ではなく、2つの違いを知らずに購入すると、同じ茹で時間でも毎回違った食感になってしまい、安定した茹で上がりを保てないのだそうです。
まず「しっとり豆」は、豆に付いているへその緒(があるのだそうです)から、栄養を吸い込んでいる最中のソラマメで、糖分と水分が豊富に含まれ瑞々しいタイプです。次に「ホクホク豆」は、へその緒からの栄養補給が終わって、発芽をするために糖分がデンプンに変わっているタイプです。ジャガイモ的な食感。つまり、2種類あると書きましたが、これは品種が異なるのではなく、収穫時期が異なるのです。
ではここからが「しっとり豆」と「ホクホク豆」を見分ける方法です。
「しっとり豆」は、豆果(サヤ)の表面が新鮮な緑色をしていて、豆果の側面の筋が緑色で、豆果の(豆の)くびれが少ないこと。豆果を剥いた状態ではへその緒との接合部分が緑色をしていること。これが目印です。
「ホクホク豆」は、豆果の表面が色あせたり茶色だったりしていて、豆果の側面の筋が錆びたような茶色、豆果のくびれが大きいこと。豆果を剥いた状態ではへその緒との接合部分が黒色をしていること。これが目印です。
しっとりしたソラマメかホクホクしたソラマメか、どちらを食べたいかで選ぶと良いでしょう。ちなみに、ソラマメの茹で時間は、「しっとり豆」が1分-2分半で「ホクホク豆」が3分だそうです。いずれもお湯が沸騰してから豆を投入し、蓋をするとのことです。
おわりに
『ガッテン!』では、皮の美味しく食べる食べ方として「地獄蒸し」や「香ばし天国」なる調理方法が紹介されていたり、栄養がたくさん含まれている豆果(サヤ)の「ワタ」の美味しい食べ方「そらまめくんの肉豆腐ベッド」が紹介されたりしていました。「そらまめくんの肉豆腐ベッド」はピーマンの肉詰めのようでしたね。ピーマンの代わりをソラマメのサヤが務めてくれる感じで。
それにしても、まさか収穫時期によって味わいが変わるとは思ってもみませんでした。それはお店で教えてくれても良かったんじゃ……と思った方は私だけではないはずです。といっても私は普段あまりソラマメを食べることはないので影響は少ないですけど。エダマメ(枝豆)の方が圧倒的に食べる機会は多いです。
でもせっかく情報を知ったので、一度ではなく何度か試してみたいです。冷凍ではなく。サヤ付きのソラマメを、しっとりとホクホクの両方とも食べて、サヤも食べてみたいです。サヤは食べたことがないと思いますし。