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「てん」の母「しず」を演じる鈴木保奈美さんが可愛すぎました。籐吉の最期は近いのでしょうか? - 朝ドラ『わろてんか』88,89話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年1月18日放送の89話は鈴木保奈美さん演じる「しず」が可愛すぎました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第16週「笑いの新時代」

www.nhk.or.jp

 

2018年1月15日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第16週「笑いの新時代」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は先週の大正12年(1923年)9月から昭和4年(1929年)の冬に移っています。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」との間にできた子ども、「隼也(しゅんや)」がいます。男の子で年齢15歳、中学生です。

籐吉と「てん」は大阪に寄席小屋「風鳥亭(ふうちょうてい)」を出す「北村笑店(きたむら・しょうてん)」を経営していて、第16週現在は東京進出も叶っているようです。「てん」は北村笑店御の寮人さん(ごりょんさん)、女将さんです。

それぞれの役職は、藤吉が代表取締役兼総席主で「てん」が取締役経理、「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が大番頭(総支配人)、「トキ(演:徳永えり)」が「てん」の経理を手伝っています。

他には、「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」などの従業員と、藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」や「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」、「万丈目 歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」、「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」、「アサリ(演:前野朋哉)」を始めとする大勢の芸人を抱えています。

昭和9年時は、日本にはラジオが普及していて、ラジオ体操が流行っていたのだそう。籐吉たちも路地へ出て皆でラジオ体操をしてから仕事に取り掛かっています。

 

 

団吾が反旗を翻す

落語会の風雲児「月の井団吾(つきのい・だんご、演:波岡一喜)」が北村笑店に反旗を翻しました。

ラジオの登場で新時代の到来を感じ取った団吾は、ラジオからの出演オファーを受け取りラジオ出演をすることにし、89話終盤に脳卒中で倒れて病院に入院している籐吉の元を訪れ、宣言しました。明日夜8時から落語をするからラジオを聴けと。

籐吉は、団吾がラジオに取られれば寄席に客が来なくなると大いな危惧を抱いていて、何とか引き留めようとしていましたが、団吾は既に意思を固めているようで、聞く耳を持ってはくれませんでした。

籐吉は脳卒中による後遺症から、身体が思うように動かせず、追いかけることもできません。

団吾は、籐吉のように病院で過ごす人にも山奥で暮らす人にもラジオなら笑いを届けられることに、大きな魅力と新たな可能性を感じています。

88話で、団吾のラジオ出演に反対する大番頭の風太が、北村笑店に多額の借金を抱えている団吾に対して、ラジオに出るなら借金を返してからにしろと強引に出演をしないよう迫ったことで、かえって団吾を硬化させてしまったようです。

風太は落語よりも万歳(漫才)を推していて、寄席でも落語を減らし万歳を多く取り入れようとしていました。そんな風太のことを団吾は気に食わない、そういうところもあったようです。

90話以降、風太はどうするのかというところです。風太たち北村笑店はおそらくラジオ局に入ろうとする団吾を抑えようとするのでしょうね。当然、団吾やラジオ局は風太たちの動きを読んでいるはずですから、素直にラジオ局に向かうとは考えづらいですけどね……。

 

 

好いたお人とする苦労は苦労のうちに入りまへん

「好いたお人とする苦労は苦労のうちに入りまへん」

これは「てん」の母「藤岡しず(ふじおか・しず、演:鈴木保奈美)」が、籐吉の病室に見舞いに来たときに籐吉に言った言葉です。

さすがうちの人、つまり「藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ、演:遠藤憲一)」が娘(てん)のお婿さんとして認めたお人だと褒めた言葉に対して、籐吉が苦労ばかりかけていると返事をしました。その籐吉の言葉を受けて「しず」さんが言ったセリフです。

隼也が反抗期にいて籐吉と喧嘩をしていますが、そのことについても「しず」は「親が子のことで悩むんは当たり前。その苦労こそが幸せです。そやから、これからも親子3人でどんどん苦労して、どんどん笑ろうてくれやす」と言い、籐吉たちを励ましていました。

今日2018年1月18日放送分のNHK『あさイチ』のオープニングトークで「有働由美子(うどう・ゆみこ)」アナウンサーが「しず」の言葉に感心していました。確かにこの言葉はお父さんお母さん世代にとても励みになるかもしれないです。私は結婚もしていないですし子供もいませんけど。

このシーンの、「どんどん」のところの鈴木保奈美さんの話し方や手の振りがとても可愛かったんですよね。88,89話の出演者で一番可愛かったですよ、保奈美さん。

「籐吉さんと『てん』の花は、まだまだこれから大きう咲きますやろ。その大輪の花をお父はんと私に見せてもらえますやろか」

ここで改めて籐吉と「てん」に夫婦2人、隼也と親子3人で力を合わせて生きていって欲しいという「しず」さんの大きく優しい言葉による激励でした。指きりげんまんまでして。「しず」さん可愛い。

 

 

おわりに

籐吉を激励したのは「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」も同じでした。

病室で弱音を吐いた籐吉に、「そんなことを二度と言うな」「必ず歩け、這ってでも歩け」「『おてんさん』を悲しませるな」とこちらは「しず」さんよりも強い口調で叱咤激励の言葉をかけていました。

栞としては籐吉は親友でもありライバルでもあります。そういう関係も素晴らしいものです。

この流れですと、今すぐという訳ではないにしても、籐吉は近々お役御免となりそうですね。もう一度大きな痛みが襲ってきたら、そのときがそのときでしょう。そういう流れです、これは。

 

団吾に関しては、風鳥亭に引き入れてから、籐吉や「てん」との関わりを作中で一切触れていないじゃないですか。

それなのにここへ来て再びポンと出てこられても、視聴者としては正直大して思い入れのない人物になっているからどうでもいい、というと言い過ぎかもしれませんけど、特別な感情はないですよね……。

エピソードに深み持たせないと、こういうシーンで上っ面な表現になってしまうのだなぁ、と今週は特に観ていて思います。

 

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