ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

コンスタンツェがアッコとの友情で造った魔法ロボ「魔導戦士グランシャリオ」で敵を倒していました - アニメ『リトルウィッチアカデミア』17話「空中大戦争スタンシップ」の感想

スポンサーリンク

毎週月曜日00:00(金曜深夜26:25)より、TOKYO MXにてアニメ『リトルウィッチアカデミア』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ『リトルウィッチアカデミア』

tv.littlewitchacademia.jp

 

 

2017年5月8日の放送は第18話「空中大戦争スタンシップ」でした。この2クール目の5話です。

ちなみに私は1話を録画し忘れてしまい観られていません。

 

 

イントロダクション 

幼いころにシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコはシャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい町、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
魔女学校の中でほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、魔女学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今から始まる‐

こちらが公式Webサイトに書かれているイントロダクションです。

 

 

18話「空中大戦争スタンシップ」

17話の主役は本作のヒロインであるアッコこと「アツコ・カガリ」ではなく、彼女と同じ「ルーナノヴァ魔法学校」で学んでいる機械いじりが大好きな「コンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガー」です。

前回は問題児の「アマンダ・オニール」とアッコがコンビを組んで大暴れしていましたが、今回はコンスタンツェとアッコがコンビを組んで大暴れです。

 

アッコが持つ「シャイニィ・ロッド」、本当の名前は「クラウソラス」は、その杖に秘められている力を発揮するために必要な「七つの言の葉」のうち、四つ目までが解放されています。

「ノット・オーフェ・オーデン・フレトール」と「フェドアリー・アフェルゴ」と「アライ・ア・リーラ」と「マエナブディシブード」の4つです。

1つ目は「ノット・オーフェ・オーデン・フレトール」で、「目指せ理想の場所へ」の意味、このとき「シャイニィ・ロッド」は弓の形をしていました。2つ目は「フェドアリー・アフェルゴ」で、「夢見たものが手に入るんじゃない、一歩ずつ積み重ねたことが手に入るのだ」の意味、このときロッドは斧の形をしていました。3つ目「アライ・ア・リーラ」は「開け心よ、笑おう一緒に」の意味で、ロッドは紐?縄?の形をしていました。4つ目は「マエナブディシブード」で、「成し遂げるには忍耐が大事」の意味、このときロッドはハンドミキサーの形をしていました。

 

 

アッコ&コンスタンツェのコンビ

アッコは七つの言の葉を探していますが、今回は言の葉に大きく絡んだ内容ではなかったと思います。前回から5つ目の言の葉を探していて、学校内で「アーシュラ先生」と呼ばれている「シャイニィ・シャリオ」こと「シャリオ・デュノール」は、5つ目の言の葉は「古い知識や伝統」に関係した言葉だとアッコに伝えています。

今回は、「ワイルドハント」なる彷徨うゴーストたちを12日間で全て捕獲する大会が行われていて、ワイルドハントに参加するワイルドハンターがルーナノヴァのあるブライトンベリーにやって来るという話です。

 

 

コンス回

そのワイルドハントの最終夜に何とコンスタンツェがゲスト参加することになり、彼女は自らが造ったと思われる地下研究室でワイルドハント専用のロボットを造っています。

ロボの材料を集めるために、これまた自作と思われる相棒の小型ロボット「スタンボット」たちを学校中に遣っていて、アッコはひょんなことから(毎度ですが)その1体を壊してしまいます。

 

アッコはお詫びにコンスの研究室まで足を運ぶと、コンスがワイルドハントに参加するためロボを製作していることを知り、手伝いを始めるのですが役に立つどころか製作の邪魔ばかりをしてしまい、追い出されてしまいます。

それでも全く心が折れないアッコはコンスの手伝いを止めようとせず、コンスとスタンボットたちも何度も追い出しますが、いくら追い出されても、というか追い出される度にアッコもムキになって手伝います。

 

 

互いの不得手を補い合う

コンスは話が得意ではないのか話すことができないのか、無口な女の子でアッコに何か主張するときも紙や黒板に文章を書いて差し出しています。「I work alone.」みたいに。aloneに下線が付いていました。独りにさせてと。

そんなコンスですからロボ製作のための部品集めに苦労していました。ネジなどのちょっとしたものであればスタンボットが何と賄えるのですが、例えば「オリハルコンの泡立て器」が欲しくて、学校の調理場にある物をもらおうと働く妖精に交渉をもちかける(会話はスタンボットを通じて)のですが相手にしてもらえず、ネットで買おうにも高価で手が出せません。

困ったところにアッコが泡立て器を借りてきてくれました。アッコが妖精と交渉をして大会まで貸してもらうことに成功したのです。アッコは妖精にワイルドハントのことと大会にコンスが出場することを話したところ、妖精もワイルドハントを楽しみにしていたようで、自分が働く学校の生徒(コンス)が大会に出場して、大会のために自分の仕事道具が必要ならと快く貸してくれたようでした。

コンスは泡立て器がどうして必要なのか何に使うのかといったことを全く伝えられていなかったのですね。話せないのか口下手なのか。

アッコは体力と行動力だけは人一倍ある子なので、コンスの不得手な交渉事や、黄金に羊が成るという「バロメッツの木」を遠くまで採取しに行くことも進んでしてくれました。

アッコは不器用なので機械いじりなどは全くできませんから、そういうことはコンスがやればよいのです。お互いの不得手を補う良いコンビが誕生しています。

 

 

ワイルドハントもクロワの実験(?)の対象に

その後もアッコが部品を集め、コンスが製作をすることに専念することで、とうとうワイルドハント用ロボが完成しました。ロボは船の形をして、どこか「シャイニィ・ロッド」に近いデザインです。

 

こうして迎えたワイルドハント最終夜、コンスとアッコが大会に乗り込みゴーストハントを開始します。2人が造った船は空を飛びます。飛行船です。

マジンガーZが貯水槽の水を割るがごとく川の水を割って出港していた様子はえらく恰好良かったです。

ところが今回も新任教師「クロワ・メリディエス」の手が加わっていました。前回、騎士の像にキューブ状の機械(?)を入れて男子生徒をバーサーカー化させたように、ゴーストにもそのキューブ状の何かを使っています。ゴーストを烏(カラス)のような姿に変えて人を襲わせ、また何体ものゴーストを合体させ烏を巨大化・凶暴化させていました。

惨状を見たコンスとアッコは、飛行船をライディーンやグレンラガン(見たことないですが)のような勇者ロボ的な人型ロボット「魔導戦士グランシャリオ」に変形させて対峙していました。

「熱い魂を魔力に変えて 光る正義の七つ星 信じる心が我らの魔法 魔導戦士グランシャリオ! 見参」と言っていましたか。

実はこのグランシャリオはアッコのアイデアです。究極の魔法メカといったらこんなかなと絵に描いていました。コンスは飛行船(スタンシップ?)のみで完成させるつもりだったようですが、アッコのアイデアを書いた紙を見た彼女は大きなモビベーションを得たようで、アッコのアイデアを実現させています。

スタンボットたちはアッコのアイデアを幼稚とか何とか言って小馬鹿にしていましたね。コンスが造ったロボットたちですけどそのAIの思考は主とは異なるパターンを持っているようです。

 

 

おわりに

パワーが切れてピンチを迎えたグランシャリオに、アーシュラ先生からの呼びかけで他のハンターからたくさんの魔力が届けられ、パワーを充填させたグランシャリオは巨大化したゴーストを倒すことができました。

後日、コンスはアッコに機械で飛ぶ箒(ほうき)をプレゼントしていました。感謝の気持ちですね。アッコが初めて単独(?)で空を飛んでいます。

 

アーシュラ(シャリオ)はクロワがやったことだと看破していて、クロワにその理由を問い質していました。「人間のフューエルスピリットの反応を実験した」とアーシュラは考えています。狙いは何なのかというアーシュラの問いに対して、クロワは「私の目的が何だろうとあなたにはどうすることもできない」と答えています。

シャリオとクロワの2人はかつてルーナノヴァで親友だったはずですが……今は、という。

クロワの狙いはおそらく世界改変魔法「グラントリスケル」を復活させることです。その鍵になっていることが「感情エネルギー」なのでしょう。

クロワはいつもラーメンを食べていますよね。カップ麺ばかり。

 

コンス回ということで、七つの言の葉とは直接は関係のない話でした。しかし、コンスがアッコに心を開いた事実は後の大きな意味を持ってくるはずです。

クロワやダイアナがグラントリスケルを復活させてしまい大騒動に発展し、それをアッコたちの活躍で封じ込めることに成功する物語になると私は考えています。かつてナインオールドウィッチがグラントリスケルを封印したように、「アッコ」と「ロッテ・ヤンソン」、「スーシィ・マンババラン」、「ダイアナ・キャベンディッシュ」、「ハンナ」、「バーバラ」、「アマンダ」、「コンスタンツェ」、「ヤスミンカ・アントネンコ」の9人で封印するのであろうと。

ですから前回のアマンダ回も今回のコンス回も重要になるはずだと思っています。仲間との信頼・友情が7つ目の言の葉の鍵になることは、シャリオが7つ目の言の葉だけを見つけられなかったことと繋がるのでしょう。シャリオとクロワの友情物語でもあるのかなと受け取ることができるかもしれません。

 

dysdis.hatenablog.com