ディスディスブログ

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アッコが箒に乗れない理由が明らかに!アーシュラ先生の正体がとうとうバレました - アニメ『リトルウィッチアカデミア』22話「シャリオとクロワ」の感想

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毎週月曜日00:00(金曜深夜26:25)より、TOKYO MXにてアニメ『リトルウィッチアカデミア』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ『リトルウィッチアカデミア』

tv.littlewitchacademia.jp

 

2017年6月5日の放送は第22話「シャリオとクロワ」でした。この2クール目の9話です。ちなみに私は第1話を録画し忘れてしまい観られていません。

 

 

イントロダクション 

幼いころにシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコはシャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい町、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
魔女学校の中でほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、魔女学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今から始まる‐

こちらが公式Webサイトに書かれているイントロダクションです。

 

 

22話「シャリオとクロワ」

22話は物語の核心に迫った回になりました。とうとうこの時が来た感。

21話で七つの言の葉のうち6つ目までを解放した本作のヒロインであるアッコこと「アツコ・カガリ」に対して、アッコが学んでいる「ルーナノヴァ魔法学校」の教師でアッコの個別指導もしている「アーシュラ先生」が最後の言の葉を伝えます。

さらにアーシュラ先生はこれまでも何度かアッコに話そうとして話せなかったことを話そうと決意していました。しかし、これまでと同じように今回もアッコに話そうとしたところで邪魔が入ってしまい、打ち明ける機会を逸してしまいます。何を言おうとしていたのか。

 

 

七つの言の葉のおさらい

アッコが持つ「シャイニィ・ロッド」、本当の名前は「クラウソラス」は、その杖に秘められている力を発揮するために「七つの言の葉」を解放させる必要があります。

「今はレイラインとしてわずかに残されているだけ。でも、その力は密かに受け継がれ、9人の魔女『ナインオールドウィッチ』によってアルクトゥルスに封じられた。それこそ世界を改変する魔法『グラントリスケル』」

これは以前アーシュラ先生がアッコに話していた言葉です。世界改変魔法「グラントリスケル」を復活させるために必要なものがクラウソラスで、その封印が七つの言の葉なのでしょう。

21話終了時点で6つ目まで解放されました。「ノット・オーフェ・オーデン・フレトール」と「フェドアリー・アフェルゴ」、「アライ・ア・リーラ」、「マエナブディシブード」、「シビラデューラ・レラディビューラ」、「リュオーン」の6つです。

1つ目の「ノット・オーフェ・オーデン・フレトール」は「目指せ理想の場所へ」の意味で、このとき「シャイニィ・ロッド」は弓の形をしていました。

2つ目の「フェドアリー・アフェルゴ」は「夢見たものが手に入るんじゃない、一歩ずつ積み重ねたことが手に入るのだ」の意味で、このときロッドは斧の形をしていました。

3つ目の「アライ・ア・リーラ」は「開け心よ、笑おう一緒に」の意味で、ロッドは紐?縄?の形をしていました。

4つ目の「マエナブディシブード」は「成し遂げるには忍耐が大事」の意味で、ロッドはハンドミキサーの形をしていました。

5つ目の「シビラデューラ・レラディビューラ」は「伝統と新しい力が交わるとき、まだ見ぬ世界へ扉が開く」の意味で、先が3つに分かれている箒の形をしていました。この箒は「シャイニィ・バレイ」と言っていたと思います。

6つ目の「リュオーン」は「ありがとう」の意味で、『風の谷のナウシカ』の王蟲(オウム)からでた金色の糸のようなものがロッドの石から出てきて、アーシュラ先生を包み、彼女が負った怪我を癒やしていました。

 

 

7つ目の言の葉「ファサンシール・シェアリーラ」

アッコに重要なことを告白し損ねたアーシュラ先生ですが、七つの言の葉の7つ目を伝えることはできました。

ファサンシール・シェアリーラ」と言っていたと思います。

しかし、アーシュラ先生の正体である「シャイニィ・シャリオ」も6つ目までしか解放できておらず、7つ目の言の葉の意味はわかっていません。アーシュラ先生は自分がシャリオであることはアッコにはまだ言えてしません。アッコに告白しようとした内容はそのことを含んだものであるはずです。

ですから、アーシュラ先生はアッコに7つ目の言の葉の言葉そのものを伝えられても、その意味までは伝えられません。アーシュラ先生は「最後の言の葉はあなたの胸の中にある」と言っていました。アッコが自ら見出さなければいけないです。

ヒントめいたものはありました。これまでに散々アッコが言っていた「信じる心があなたの魔法」という言葉です。シャリオカードに書かれていたのでしたか? それなら元々はシャリオの言葉ですね。

後述しますが、これは22話終了時点のアッコにとってとても辛い言葉になっているかと思います。でもこれこそが「ファサンシール・シェアリーラ」の意味に大いに関係していると思います。

 

 

アッコがクロワの目論見を知る

前回でした、あるサッカーの試合で「疑惑のゴール」が発生し、それが問題になっているというニュースがありました。それが今回もまだ糸を引いていて、この疑惑のゴール問題がきっかけに隣国同士のヘイト感情が高まり始め、国全体に不穏な空気が広がっています。代表戦だったのですか。

さらに前のダイアナ回で、アッコは「アンドリュー・ハンブリッジ」たちの乗る車をヒッチハイクしていて、そこに魔女の帽子を忘れていました。アンドリューは帽子を返すために、ルーナノヴァに連絡をして街でアッコと会っています。

街のベンチでアンドリューと会話をしている最中に、アッコは以前から目撃していた怪しげなキューブ状の飛行物体を見つけ、その後を追いました。その先にいたのがルーナノヴァの新任教師「クロワ・メリディエス」でした。

クロワは、このキューブ状の物体は「人々の感情を魔法エネルギーに変えるため」に自分が開発したものだと正直に告白します。いよいよネタバラシ。

「怒りの感情は彼ら自身から出てきたもの、私はそれを少し膨らませて吸い取っているだけ」「(何のため?)『ノワールフューエルスピリット』、人間の強い感情は強力な魔法エネルギーに変換できるの、それを使って私は世界中の人々の心から、怒り、憎しみ、悲しみ、嫉妬、恐れ、不安、そんな感情たちを完璧に吸い取ってしまうつもりなの」

「今、世界中の魔力は減少しつつある。このままではいずれ魔法はこの世から消えてしまう。何かそれに替わるエネルギーを作らなければ。人間の感情を新たなエネルギー源に変えることができたら素晴らしいと思わない?」

そう諭すクロワに対してアッコははっきりと「NO」を突きつけました。

 

 

アッコがアーシュラの正体を知る

クロワはキューブ状の物体を使ってアッコを消しにかかりました。本気のようです。

そこに現れたのはいつものようにアーシュラ先生でした。いつもと異なるのはアーシュラ先生が箒(ほうき)に乗っていないということです。

実は前回、アーシュラ先生はアッコを助けるために、「ワガンディア」の樹の花粉を身に浴びてしまっています。その影響で箒で空を飛ぶ能力を失っているようで、歩いて移動し、最後はドアを箒代わりにして飛んできました。箒でなければ飛べるということみたいです。

役者が揃ったところで、クロワはアーシュラ先生を「シャリオ・デュノール」と呼びました。アッコの目の前で。

「シャリオ・デュノール……シャリオ」と、かなり鈍感なアッコでも流石に気がついたようです。アーシュラ先生こそが子供の頃からずっと憧れていた「シャイニィ・シャリオ」だったということを。

 

 

シャリオの罪

さらにクロワはアッコとシャリオに追い打ちをかけます。

10年前まで、アーシュラこと「シャリオ・ディノール」は「シャイニィ・シャリオ」として活動していて、各地で魔法ショーを繰り広げていました。そのショーの一つに遊びに行って心を奪われた一人が幼い頃のアッコであり、「ダイアナ・キャベンディッシュ」でした。

シャリオは何のために魔法ショーをしていたのか、それは「人の夢見る力を強力な魔力に変える」ためでした。

夢もまた魔法エネルギーに替えることができるということです。魔法シューでシャリオが使った夢見る力を強力な魔力に変える魔法、これを「ドリーム・フューエル・スピリット」とクロワが表現していました。

アッコが魔法で空を飛ぶことができない理由も、10年前にシャリオが唱えたドリームフューエルスピリットによって魔力を奪われたから。ダイアナが幼い頃に魔法を使えなかった回想描写がダイアナ回でありましたが、それもやはりダイアナがショーを観に行って魔法の力を奪われたからのようです。

かつてシャリオが魔法ショーでしていたことは、今、クロワがしていることと何ら変わらないという事実を知ったアッコは愕然とします。子供の頃から今までずっと信じてきたのに……アッコの信念の根幹が揺らごうとしています。シャリオに会いたい、シャリオのような人に夢を与える魔女になりたいという。

また、クロワが10年前にシャリオが月に何かをしたこともバラそうとしていました。確かに以前から月面に大きな十字が記されていることはわかっていましたが、まさかあれがシャリオによるものだったとは……。 

「その子に教えてあげれば? シャリオが表舞台から姿を消すことになったあの日、あなたが月に何をしたか?」とクロワは言っています。

 

 

おわりに

シャリオはドリームフューエルスピリットで魔力を集めて何をしようとしていたのか、どうしてシャリオの名前を捨ててルーナノヴァにやって来たのか、その辺りのことは今回ではわかりませんでした。

ドリームフューエルスピリットによって集めた魔力で何をしようとしていたのかについては、クロワが言ったように月に刻まれた十字と深い関係があるようです。七つの言の葉の最後の一つ「ファサンシール・シェアリーラ」も無関係ではなさそう。

アーシュラ先生がアッコのことを気にかけていたのは、単にアッコがクラウソラスに選ばれたからというだけではなく、自身の罪滅ぼしの意味もあったのですねぇ。

他にもまだ理由はありそうです。何か目的があって魔力を集める必要に駆られた。正当化できる理由があるのでしょうけど、真面目なシャリオは決してそれを言い訳にはしないのですね。その真面目さが今、アッコを苦しめているのですが……。

ただ、今回のシャリオの反応を見るに、10年前の魔法ショーで唱えたドリームフューエルスピリットがアッコたち観客から魔力を奪ってしまうことになるとは、彼女自身がわかっていなかったように感じられました。使った結果がどうなるか、わからずにあの魔法を使ってしまったのでしょう、当時のシャリオは。

それと、魔法ショーで同じく魔力を抜かれたダイアナは幼い頃から訓練をして魔力を取り戻していますし、アッコもまだ箒には乗れないものの変身魔法は使えますから、シャリオのドリームフューエルスピリットによって魔力を奪われたとしても、努力次第では取り戻すことは可能なのでしょう。

クロワは、相変わらず自力で箒に乗れないどころか自らの内から出る魔法すら使えていません。前回のアーシュラ先生のように、彼女もまたワガンディアの花粉を浴びてしまったのでしょうね。学生時代にシャリオと一緒に来たときに。クロワが変わってしまった理由はこの辺にあるのかもしれません。

 

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