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新カバネ「ワザトリ」登場。戦い方を覚えたカバネに来栖が刀で腹を貫かれ… - アニメ『甲鉄城のカバネリ』4話「流れる血潮」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜24:55)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ『甲鉄城のカバネリ』が放送されています。

 

kabaneri.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

2016年5月6日の放送は第4話「流れる血潮」です。

 

 

イントロダクション

世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜で覆われた心臓を撃ち抜かれないかぎり滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。
極東の島国である日ノ本の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは装甲蒸気機関車(通称、駿城-はやじろ-)のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。
製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。
そんなある日、前線をくぐり抜けて駿城の一つ甲鉄城が顕金駅にやってくる。車両の清掃整備に駆りだされた生駒は、義務であるカバネ検閲を免除される不思議な少女を目撃する。
その夜、生駒が無名と名乗る昼間の少女と再会するなか、顕金駅に駿城が暴走しながら突入してきた。乗務員は全滅し、全てカバネに変わっていたのだ。
顕金駅に溢れ出るカバネたち。パニックに襲われる人々の波に逆らうようにして、生駒は走る。今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!
--こうして、本当に輝く男になるための生駒の戦いが始まるのだった。

 

というイントロダクションです。ゾンビ的な存在「カバネ」と戦う物語のようです。蒸気機関などが存在しある意味では現在のリアルを超越しているような描写もあるようですから、ジャンルはいわゆるスチームパンクでしょうか。カバネはタヒなない「屍」ということで「シカバネ-シ=カバネ」なのだと理解しています。合っているかはわかりません。

 

 

4話「流れる血潮」

顕金駅(あらがねえき)を脱出した甲鉄城「駿城」は、幕府の要害「金剛郭」を目指しています。3話では人とカバネの間にある存在「カバネリ」である主人公の生駒(いこま)とヒロイン(?)の無名(むめい)が、人間の血を必要としていることが明らかになり、駿城の人たちが大きく動揺していました。

生駒は、血の欠如からか、自身の制御が効かなくなり(半人半カバネの生駒の、カバネ部分が人間部分より強くなった?)、四方川家の当主となった菖蒲(あやめ)に襲いかかっていました。菖蒲は生駒に噛みつかれる直前に、菖蒲の身辺警護をする侍の来栖(くるす)に助けられて無事です。

生駒は来栖に殴りつけられたことで正気を取り戻しましたが、やはり危険だということで、無名とともに駿城の最終車両に隔離されてしまいました。隔離されたのは生駒と無名だけでなく、生駒の友達の蒸気鍛冶の逞生(たくみ)と鰍(かじか)と巣刈(すかり)もです。カバネリを味方しているというのが理由。

4話は、走る駿城にカバネが飛び移ってきての戦闘になりました。菖蒲の代わりに駿城の指揮を執ることになった……あの男性の名前は何というのでしたか忘れましたが、その中年男性の指示によって、駿城は危険な山間部を走ることにし、その道中でトンネルの入口に待ち構えていたカバネたちが大量に車両の上に飛び乗ってきて、車内にまで侵入しています。

戦力になるはずの生駒たちは最終車両にいて、先頭の機関部やその近くにいると思われる菖蒲たちは、生駒と無名という戦力なしで大量のカバネと戦わなければならなくなりました。一般人にも、菖蒲を警護する侍にも犠牲が出ています。

 

 

カバネの新種「ワザトリ」

 

このツイートにあるように、今回カバネの新バージョン「ワザトリ」が登場しています。画像のように刀を持っていて、剣術も使えるようです。二刀流。

これまでのカバネはただのゾンビです。身体的な増強はあるようですが、基本的には考えもなしに人間の生き血を求めて彷徨い、人間を見つけては襲うだけのシンプルな行動しか取ってきませんでした。

しかし、ワザトリはそうではなく、特殊能力を持ったカバネです。無名は「戦を重ねて戦い方を覚えて……手強いよ」と言っています。元から特殊能力を持っているのではなく、経験から刀の使い方を覚えたということのようです。

今後は剣術だけでなく他の技能を持ったワザトリが登場するのであろうと思われます。中には頭脳派もいるのでしょうか? 知能的にはあまり高い個体は見られないですけど、出てきそうな感じはあります。

 

 

菖蒲が血の契約

駿城がワザトリたちに襲われたことを察知した生駒と無名は、最終車両から抜け出し倒しに向かいます。血の足りない無名はすぐに時間切れを起こしてある程度カバネを倒したところで眠りについてしまい、生駒独りでワザトリたちと戦うことに。ところが、その生駒も血の不足から動けなくなってしまいます。

生駒の血が足りないと気づいた菖蒲は小刀を取り出し自らの手首をカットし、生駒にその血を与えていました。「これは契約です。私の血と引き換えに、生駒、戦いなさい!」と。

菖蒲の血を得て心臓に力がみなぎった生駒は、刀を持ったワザトリを物ともせず、ワザトリの心臓皮膜に「ツラヌキ筒」を打ち抜き倒しました。

 

 

おわりに

 

今回の戦いと菖蒲の行動を見て、駿城の乗組員たちの多くは生駒と無名のカバネリを受け入れることに決めました。さすがに菖蒲がカバネリを認めていますし、生駒たちがいなかったら今回は確実に全滅していたでしょうから、家臣の者達も受け入れない訳にもいかないでしょう。

問題は血でして、2人を養っていくためには人間の生き血が必要です、菖蒲は今後も生駒たちのために血を提供するつもりのようでしたが、さすがに2人(2体?)のカバネを菖蒲1人だけで賄うのは無理があります。そこで逞生と鰍と巣刈も血の提供を申し出て、さらに侍の吉備土と駿城の運転士である侑那(ゆきな)、そして来栖までもが手を上げて血の提供を申し出ていました。

4話になって、生駒と無名の心の距離が近づいていて、少し疑問に感じました。3話までの生駒と無名の関係はどちらかというと無名が生駒たちを上から見ているようなノリを感じさせましたが、4話では対等でむしろ生駒が無名を引っ張るような様子も見られました。3話と4話の間に何があったのでしょう。

生駒と無名のカバネリの2人の関係だけでなく、カバネリの2人と逞生と鰍と巣刈が急に接近していたようにも感じられました。特に巣刈の接近ぶりには驚きもあります。これまでほとんど関わっていなかったような……。私が1話分見落としているのかと思うくらいです。

 

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