ディスディスブログ

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無名の兄様、狩方衆「美馬」が登場。無名の本名は穂積でした - アニメ『甲鉄城のカバネリ』7話「天に願う」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜24:55)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ『甲鉄城のカバネリ』が放送されています。

 

kabaneri.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

2016年5月27日の放送は第7話「天に願う」です。

 

 

イントロダクション

世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜で覆われた心臓を撃ち抜かれないかぎり滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。
極東の島国である日ノ本の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは装甲蒸気機関車(通称、駿城-はやじろ-)のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。
製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。
そんなある日、前線をくぐり抜けて駿城の一つ甲鉄城が顕金駅にやってくる。車両の清掃整備に駆りだされた生駒は、義務であるカバネ検閲を免除される不思議な少女を目撃する。
その夜、生駒が無名と名乗る昼間の少女と再会するなか、顕金駅に駿城が暴走しながら突入してきた。乗務員は全滅し、全てカバネに変わっていたのだ。
顕金駅に溢れ出るカバネたち。パニックに襲われる人々の波に逆らうようにして、生駒は走る。今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!
--こうして、本当に輝く男になるための生駒の戦いが始まるのだった。

 

というイントロダクションです。ゾンビ的な存在「カバネ」と戦う物語のようです。蒸気機関などが存在しある意味では現在のリアルを超越しているような描写もあるようですから、ジャンルはいわゆるスチームパンクでしょうか。カバネはタヒなない「屍」ということで「シカバネ-シ=カバネ」なのだと理解しています。合っているかはわかりません。

 

 

7話「天に願う」

カバネに襲われた顕金駅(あらがねえき)を脱出した甲鉄城「駿城(はやしろ)」は、幕府の要害「金剛郭」を目指しています。食糧などを補給することになっていた途中駅の八代(やしろ)駅がカバネに滅ぼされており、大量のカバネとカバネの集合体である「黒煙(くろけぶり)」の脅威に晒されました。駿城は「ヨンパチ式チンジュ砲(四八式鎮守砲?)」を武装して黒煙というか融合群体というかを倒しています。

 

 

7話は、駿城が顕金駅を脱出してから初めてとなる普通に人が暮らす駅にたどり着きました。駅名は「倭文駅」です。主人公の生駒(いこま)たちは買い出しに出かけ、顕金駅を治める四方川家の実質的当代になった菖蒲(あやめ)は食糧を得るための交渉をしています。Twitterにあるように戦闘のない日常回でした。

 

 

無名の本名はホヅミ?

7話でヒロインで生駒と同じカバネリの無名(むめい)が、神社の境内で生駒と会話をしている中で、自らの本名を語っているシーンがありました。

7話の時節は七夕、無名は七夕を知りませんでしたが、笹の葉を見たときに眠っていた記憶が蘇っていたようでした。無名は生駒に「七夕やったことあったよ、忘れてたんだ」と話を切り出しています。そこで「お母さんがね、飾り付けしながら、“ホヅミ、今日は晴れてよかったね。天の川見えるよ”って」と言っています。

ホヅミは兄様に会うまでの自分の名前だと。ホヅミの漢字はわからないようですけど、生駒は目の前にあった敷石に「穂積」と書いていました。「おかあさんがお前に“たらふくお米が食べられますように”って付けてくれたんだろうな」と生駒。

また、生駒は「その兄様がお前にホヅミという名前を捨てさせて弱い奴は死ぬしかないと教えたのか?」と心の中で無名に語りかけていました。

 

 

生駒の願い

 

作品の時節は七夕のようで、駿城の皆は倭文駅で笹を手に入れ、皆で短冊に願い事を書いていました。

生駒は神社の境内で無名と会話していたときにある願いというか誓いを立てていました。それは「俺はお前を人間に戻す。そしてお前のお母さんが願ったみたいにいっぱい米を食え」ということです。コメを作るということは田んぼが必要で、それはつまりカバネが世の中からいなくなることと同義だそうです。

生駒は短冊には「カバネを滅ぼして、田んぼも駅も全部取り戻す」と書いたようです。駿城の皆の前で宣言していました。最初は皆、半ば呆れ顔でそれを聞いていましたが、

 

 

新キャラ「美馬」の登場

 

7話の終盤になって新キャラクターが登場しています。新キャラの名前は「美馬(びば)」です。CV宮野真守さん。「狩方衆(かりかたしゅう)の総長を務めています。無名から「兄様(あにさま)」と呼ばれていました。本当の兄妹なのでしょうか? さらに美馬は、公式WebサイトのCHARACTERページによれば「将軍の長男だが、今は勘当されている」とのことです。

美馬の外見などを見ていると何やらFF7のセフィロス的な匂いを感じます。

「狩方衆」とは駅の外でカバネと戦うために組織された独立部隊だそうです。「カバネ相手に連戦連勝、彼らが通った場所はカバネが一掃され、再び人の手に戻るってさ」と作中で説明がありました。

 

 

おわりに

菖蒲を守る侍の来栖(くるす)が顔を赤らめるシーンが2度ほどありました。いずれも菖蒲が絡んでいますから……そういうことなのでしょう。来栖は短冊にどのような願いを書いたのでしょうか? 菖蒲が絡んでいることは間違いがないでしょうけれども。

「兄様」こと美馬たち狩方衆は非常に怪しいですね。本当にカバネを狩っているのでしょうか? 外で倒している様子を誰か一般人が本当に見ているのでしょうか? 自作自演というか、むしろカバネを作り出している側の人たちなのではないかと、私は疑っています。そもそもカバネの発生は、英国の産業革命と同時期だと公式Webサイトを読んだことがあるため、日本でのカバネの発生にも何かそういった技術の発展と関係があるのだと思われます。例えば甲鉄城の動力であるマクラキー機関なんてとても怪しいです。特に怪しいのがマクラキー機関の説明テキストの一部「蒸気圧縮に画期的なアイデアを取り入れた」です。何も説明していないのと同じですけど、何か隠されていそうです。

マクラキー機関に何か秘密があるのだとすれば、甲鉄城を運営し駅を設置した幕府が作為的に絡んでいることを意味します。それはカバネ、というか心臓皮膜に絡んだ何かでしょうし、となるとカバネを倒すために組織された狩方衆にも何か裏がある予感しかしません。

 

 

正体を知っている人が言う台詞じゃないですかぁ……。正体ってことは狩方衆は表向きの顔で、その裏で……という。

 

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