毎週平日の06:55-07:00に放送されているEテレのミニ番組『0655(ぜろろくごーごー)』で、新年度の2016年4月4日の放送分からでしょうか、新曲「さらば、高円寺」が流れていますが、これが名曲です。
新曲「さらば、高円寺」が名曲
2016年4月度の新曲は「0655 ご当地再発見!ソング」、「さらば、高円寺」です。ご当地再発見!ソングは今後も展開されていきそうですね。楽しみ。
- 「さらば、高円寺」
- うた: ロス・プリモス
- 企画・作詞: うえ田みお
- 作曲: 近藤研二
- 撮影: 林大智
- 主演・監督: 森博章
- 美代子役: 池澤あやか
- 撮影協力: 宿鳳山高円寺
このようなメンバーになっています。0655の公式Webサイトを見ると曲タイトルが「さらば高円寺」と、さらばと高円寺の間に「、(読点)」が付いていないですが、これはWebサイト側の脱字と思われます。気にしない。
「さらば、高円寺」を歌っているのはロス・プリモス
この「さらば、高円寺」の曲を歌っているのは、何と「ロス・プリモス」さんです。ムード歌謡を代表するグループです。「ラブユー東京」が特に有名ですね。当時は「黒沢明とロス・プリモス」でしたか。
私は全くロス・プリモスなどムード歌謡全盛期の世代ではないです。生まれてもいません。でも懐メロ系の歌番組ではロス・プリモスは必ずと言っていいほど流れてきますよね。『音楽のある風景』などでも流れてきそうですし。
「ロス・プリモス」の意味は?
「ロス・プリモス」とはどういう意味なのでしょうか?
ロス・プリモスをアルファベットに直すと、おそらく「Los Primos」になろうかと思います。ロスはスペイン語の男性複数名詞に対して使う定冠詞ですよね、英語でいう「the」。「Primos」がわからなかったため、Google翻訳に「Los Primos」とかけてみたところ、「The Cousins」と出ました。日本語に訳すと「従兄弟(いとこ)」です。
Google翻訳に限らずWebでスペイン語など英語以外の外国語を日本語に訳すときは、一旦英語に訳してから、更に訳した英語を日本語に訳し直すと良いですね。私はそうしています。スペイン語から直接日本語に訳してしまうと、納得のいく訳文にならないことが多いです。
話をロス・プリモスに戻します。ロス・プリモスのメンバーが従兄弟同士かどうかは、Wikipediaや公式Webサイトを調べてもそういった文言は出てきません。おそらく血縁関係はないです。ここからは私の考えですけど、「Primos」の単数「Primo」は英語で「First」「Prime」「Top」といった意味になるみたいなので、そちらの意味かなと思います。俺達が一番すげぇんだぜズ、という。
宿鳳山高円寺
「さらば、高円寺」は、主人公の男性が高円寺南口にある喫茶店で女性に振られて、その後ショックから街を彷徨うのですが、彷徨っているうちに高円寺にたどり着く、という歌です。高円寺ってお寺が本当にあるんだ、という歌ですね。
高円寺(こうえんじ)は、東京都杉並区高円寺南4丁目にある曹洞宗の寺院である。山号は宿鳳山(しゅくほうざん)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%86%86%E5%AF%BA_(%E6%9D%89%E4%B8%A6%E5%8C%BA)
高円寺(杉並区)のWikipediaにはこのように書かれています。曹洞宗のお寺さんなんですね。「弘治元年(1555年)、中野成願寺三世建室宗正により開山された」、「本尊は観音菩薩像で、他に室町期の作とされる阿弥陀如来坐像も安置されている」とも書かれています。16世紀に建立されたという歴史のあるお寺さんのようです。
おわりに
良い曲なんですよ、これがまた。ムード歌謡になっています。小中学生や高校生、大学生が聴いてどう思うかはわからないですけど、大人、それも年齢がいった方ほど懐かしさを感じられ、良い曲と思えるのではないでしょうか。世代ではない私が聴いても良曲に聴こえます。
私にとって高円寺というと古着屋さんの街です。それかラーメン屋。私は古着が好きなので若いころは何度か行っていました。住んでいるところからは遠かったため何度もは行けなかったですけど。
街の高円寺へ行くにはJR中央線か総武線の各駅停車に乗って「高円寺」駅まで行くか、東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅まで行くか、でしょうか。どちらも新宿から10分もかからずに行けた気がします。