ディスディスブログ

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東柳家が千代との縁談を断る? 宜ちゃんが啓介を凌雲閣に吊るすと物騒な事を言っていました - 朝ドラ『あさが来た』141話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年3月16日放送の141話で、千代が失恋をしていました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

 

東柳啓介が千代との縁談を断る!

ヒロインの白岡あさ(波留)の一人娘である千代(小芝風花)は、初恋の相手の華族の家の次男坊、東柳啓介(ひがしやなぎけいすけ、工藤阿須加)との縁談を進めるため、見合いの話が持ち上がっています。白岡家の大奥様、あさの義母、千代の祖母にあたる白岡よの(風吹ジュン)が千代の花嫁姿を見たいと強く望んでいることもあって、見合い話がトントン拍子に進むものと思われました。

しかし、前回140話に、あさと夫の新次郎(玉木宏)に千代の件を仲介してもらうよう頼まれた大隈綾子(松坂慶子)へ、当の東柳家から返信の書簡が届き、それを読んだ綾子さんは表情を曇らせていました。今回141話では綾子さんの表情が曇った理由が明らかになっています。

それは、東柳家から縁談の申し出を辞退するとの返事があった、というものでした。

事前には、東柳家も縁談の話を喜んでいるとの情報が白岡家には届いていたので、今回の辞退の報に白岡家はたいそう驚いてます。

東柳家としては白岡家との縁談には賛成でしたが、当の啓介本人が婿養子にはなる気はない、という意思を示したようです。大学の教授が政府で働けるよう、内務省の参事官に紹介状を書いてしまっていたし、啓介もそちらで働きたい、と。

もちろん最もショックを受けたのは千代です。辞退の報を聞くと大泣きをしていました。ひとしきり泣いた後、スッキリしたのか、千代は田村宣(吉岡里帆)と二人、部屋の中で何やら物騒な話をして盛り上がっています。

 

「そないな木偶の坊の憎むべきエリート(啓介のこと)、忘れてしもうたらええのや」

「そやけどな、もし千代ちゃんがほんまは諦められへん言うのやったら、うち今から東京へ行ってあのエリート、凌雲閣(りょううんかく)の上から吊るして放したってええのやで」

 

宜ちゃんの言葉に千代も結構乗っていましたが、宜ちゃんは千代ちゃんを励まそうとしての言葉ですし、千代も悲しいとか悔しいとかそういう気持ちを押しとどめようとしていたり気を紛らわしたかったりしたったのでしょう。良い友情です。

 

「放す(ほかす)」とは?

宜ちゃんが言った「ほかしたって」とは漢字にすると「放したって」となるようです。「放す(ほかす)」とは「捨てる」とか「放っておく」とかの意味のようです。

私は首都圏の人間ですので普段は使わない言葉です。大阪など近畿地方では一般的に使われる言葉なのでしょうか。

 

東京・浅草「凌雲閣」とは?

凌雲閣(りょううんかく)は、明治期から大正末期まで東京・浅草にあった12階建ての塔。名称は「雲を凌ぐほど高い」ことを意味する。12階建てだったので「浅草十二階」とも呼ばれた[1]。関東大震災で半壊し、解体された。

凌雲閣 - Wikipedia

 

凌雲閣(りょううんかく)のWikipediaから一部抜粋しました。明治時代に12階建ての建物というのは相当に高かったでしょうね。基本設計者はウィリアム・K・バルトン(バートン)。凌雲閣は開館が1890年11月11日で、1923年9月1日の関東大震災によって半壊、同23日に解体されたとのこと。1914年にはエレベーターも設置されたということで、つまりそれまでは階段で12階を上り降りしていたということですか……。

啓介を、その凌雲閣のどこから吊るしてやろうかと、千代と宜が楽しそうに話していました。

 

 

おわりに

新次郎とよのさんが千代のために動き出しそうです。具体的にどうなるのかは明日以降のお楽しみ。

それにしても千代は宜ちゃんという親友がいてよかったですね。宜ちゃんは、女子の大学校設立のための決起集会後、有名人になった結果、成澤泉(瀬戸康史)が激しい妬みややっかみを受けていることに、激しく憤りを表していましたし、なかなかに熱い女性です。

もしかしたら成澤先生と宜ちゃんが結婚するとかそういう話にもなってくるのでしょうか? 何かそういう想像をさせる描写がちらほら見受けられます。史実的にはどうなのかわかりませんけど。

気になるのは、あさの姉である眉山はつ(宮崎あおい)です。はつたちが営んでいる和歌山のみかん農業が上手いこといっていないみたいです。はつや惣兵衛(柄本佑)たちの年齢的にもそろそろ厳しくなってきて、次男の養之助(西畑大吾)が軍隊に召集され、長男の藍之助(森下大地)が大阪から和歌山に戻って仕事をしてくれていますが、人手が足りてない様子です。しかし、和歌山の話は、物語のメインではないと思いますから、あまり引っ張らなくても良い気もします。

 

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