平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2016年3月16日放送の冒頭で「アスレジャー」の特集が組まれていました。
目次
最新トレンド「アスレジャー」
2016年3月16日のメインの特集は「イマドキのオソウシキ」でした。受付からお焼香など参列者が一度も車を降りることなくできてしまう「ドライブスルー型のお葬式」や、お通夜や告別式を省いて火葬のみを行う「直葬」などが紹介されていました。
お葬式の前、番組の冒頭で紹介されていた最新のトレンドが「アスレンジャー」なるワードです。ファッションの話ですね。
この「アスレジャー(Athleisure)」とは、Athletics(運動)とLeisure(余暇)とを掛けあわせた新しいファッション用語だそうです。造語ですね。
ヨガ用のウェアやランニング用のスニーカーなど、本格的なスポーツアイテムを日常の着こなしに取り入れるファッションスタイルを指すとのことで。テイラー・スウィフトさんやミランダ・カーさんなど有名セレブの方々が実践していることで、米国アメリカで流行っているスタイルだそうです。
きっかけはNYセレブたちがヨガ帰りにパパラッチされたこと。ヨガウェアの上にコートを来ていて、スポーツウェアも「街着としてカッコいい」と言われるようになっていった、ということが紹介されていました。
「アスレジャー」の着こなし術
「うどうちゃん(有働ちゃん)」というパペットが「でもちょっと待って。リラックスしてスポーツウェアを40代が着たら、ただのコンビニに行くオバチャンになっちゃうじゃーん」と失礼なことを言っていました。
ファッション誌の編集者である軍地彩弓さんが、40代の女性が「アスレジャー」を着こなすポイントを教えてくださっています。
40代アスレジャーのポイントは「ちょいゆる」「光」「毛玉NG!」だそうです。「ちょいゆる」はあえて大きめのサイズを選ぶこと、「光」は顔周りをアクセサリーで光を足すこと、「毛玉NG!」はそのままですね。
大きめサイズに関して軍地さんは、トップにグレーのパーカを選んでいて、パーカは大きめサイズ、パーカの裾を落とすよりウエストを強調してたるませる方が全体のバランスが取れるとのこと。
光に関しては、上記グレーの大きめサイズのパーカに、パールのネックレスを合わせていました。首元にパールを入れるだけでよそ行きの雰囲気を出せるとのこと。
毛玉NGに関しては、タンスに眠っている毛玉の付いたスウェットシャツやスウェットパンツ引っ張りだし、毛玉をそのままにして穿いたら駄目ですよ、ということです。生活感丸出しはNG。
おわりに
スタジオとVTRでレポーターをしていたNHK三輪秀香アナウンサーが、アスレジャーの装いをしていました。でも正直……あまり似合っていなかったです。スウェットパンツが浮いてしまっていたように私には見えました。三輪アナの真面目なキャラクターがアスレジャー・ファッションに合っていないかもしれないです。髪型や髪色など雰囲気を変えればまた印象は異なるのでしょうか。
上にも書いたように、ヨガウェアの上からコートを羽織るようなファッションスタイルみたいですから、なかなか米国のセレブたちの着こなしをそのまま真似ることは難しいと思いますので、軍地さんが教えてくださったように、パーカを合わせる、あまり突飛な色ではないランニングシューズを合わせる、といったところからスタートさせるのがアスレジャー初心者には良さそうに感じられました。
私はアメリカ古着が好きな人間ですから、普段着がカジュアル、いわゆるアメカジな感じの着こなしがほとんどです。お金がないこともあって、服装は若い頃からあまり変わっていません。ですから、若い頃に着ていたスウェットシャツやスウェットパーカ、スウェットパンツ、ジャージなどアスレティックウェアは結構持っています。
……と書くと、ナチュラルなアスレジャーと言えなくもないように感じられますが、上からコートなどをかける今回紹介されたアーバンなアスレジャースタイルとは遠くかけ離れたものですね。そういう方々から見れば汚らしく見えるであろうユーズドスタイルです。