ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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マンボやドドンパなどニューリズム満載。Eテレ『ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ DIG 深掘り進化論』第4回「踊る昭和歌謡の謎」が放送されました

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Eテレ『ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ DIG 深掘り進化論』が昨日2015年10月23日金曜日に第4回が放送されました。

 

www.nhk.or.jp

 

実は第3回はブログにしていません。第1,2回はしています。視聴していたのですが録画を忘れたため見返せなかったので記事にするのを止めました。なので今回は1回抜けての第2シーズン第4回です。

第4回のテーマは「踊る昭和歌謡の謎」です。第4回の講師は輪島裕介さん、大阪大学准教授で大衆音楽研究を専門に研究されているそうです。

踊ることに焦点を当てているところがとても新しい今回の特集でした。かつてニッポンは踊りまくっていたそうです。1950年代から1960年代にかけてのマンボにドドンパ、ツイストといった「ニューリズム」の爆発的な流行が、大衆に新しい音楽と踊りを伝えていたみたいですね。その基点は1955年の「マンボ No.5」にありました。ペレス・プラード (Pérez Prado) ですね。でもいつしか「ニューリズム」は勢いを失っていき、しかし近年、再び「ニューリズム的な音楽の在り方」が戻ってきた……! みたいな講義でした。なるほど、ニコニコ動画などの踊ってみたとか、アイドルファンの踊りみたいなものは、確かにそう捉えると興味深いです。音楽の楽しみ方として、聴き込むだけが楽しみ方ではないんだよ、という。

私は50-60'sの音楽は聴いたことはもちろんありますけど、機会はそれほど多くありません。60's後半から始まるヒッピームーブメントへの興味の方が、それ以前の文化よりも断然強いので、音楽もスカ (Ska) などの例外はありますけどメインは60's後半からのもので、今回取り上げられたニューリズムのものは馴染みは薄いですね。古着も好きですが、やはりその辺から後の方が圧倒的に好きです。

番組を観ていて気になった点は、ハリー・ベラフォンテ (Harry Belafonte) の「バナナ・ボート・ソング (The Banana Boat Song) 」をカリプソ (Calypso) だと説明していたことですね。印象だとメント (Mento) 、つまりジャマイカ系というか黒人系だと思うのですが。私も自信がないのであれですけど、バナナ・ボート - Wikipediaにはメントと書かれています。日本では「バナナ・ボート」として浜村美智子さんが歌っていました。1957年(昭和32年)。

あと「DODOM-PA AT THE ARROW」アロー・ラテン・グループ アロー・ジャズ・オーケストラ (歌)アイ・ジョージ 坂本スミ子 古谷充(1961年)と書かれていたレコードのジャケットが異様に格好良かったです。「アローでドドンパ」。あのジャケはどなたがデザインしたのでしょうか。欲しいです。

見忘れた方、知らなかった方でこの辺の音楽に興味のある方はぜひ、いつか放送される再放送をご覧になってください。まだ再放送はしていないと思いますけど、NHKならやってくれるはずです。

 

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きよしのドドンパ

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